もひとつオマケだ ガバチョノバ カモネギ カモネギ

 4月に地下アイドルライブ遠征と熊本帰省とを兼ねて来福するというオツカル様から「付き合え!」という@ツイートが来て一も二もなく諾々のお返事。「一緒に里咲絵恋宍戸留美ライブ観ようぜ!」って@ツイートを「絵恋」さんご本人が「いいね!」するというような密度には多少引いてますけどね。しかし、宍戸留美って、めちゃ大御所じゃない?
 ……思い起こせば、大学時代に誘われて高田馬場の小さなライブハウスに小湊美和さんを観に行ったことがありました(とても歌が上手くて驚きました)。あれが、アラフォーになったオツカル様が地下アイドルにどハマリする遠い遠い昔のフラグだったのかも知れませんね。

 本日は生徒半ドンで私は授業無しのデスクワーク、午後から高1学年保護者会でお父様お母様に高2(文理分け)以降の学校生活(というか入試勉強生活)の概説をするというイベント。1時間の概説は全て学年主任地理先生が担当なので他の担任団は受け付け業務のみ。学年保護者会が終了の後、各クラスに分かれて茶話会(クラス担任と保護者の方々との懇談)が行われたのですが、私の挨拶の後で壇上に立たれた副担任英語先生(56回生・62回生)の挨拶が最高にロックで痺れました。だって、高校共学初年度56回生の学年主任が、中学共学初年度67回生の保護者を前に、56回生女子全員が28の歳で全員未婚だと置いた上で「F校高学歴の女子に結婚は無理、況して医者にさせたいなら孫は諦めましょう!」と言い放ったんですから。

 夜は、仲良し中3英語先生と「もりき」で鴨コース。今年の猟期が15日で終わりなので、冷凍ではない鴨が食べられるのは今日明日あたりが最後のチャンス、ということで。一年に一度一緒に鴨(鴨刺し・鴨焼き・鴨つみれ鍋)を食べるのが恒例行事なのです。

抱き上げて 時間ごと 体ごと

 平井堅のニューシングルにはその名もずばり「YUMING」という曲が収録されるとのこと(これは買おうかな……「Fake Star」以来です)。その名もずばりのオマージュと言えば40年以上前にシュガーベイブがやっていますね。40年隔てた2組のトップアーティストから賛歌を捧げられて、そのどちらの時も自身のキャリア・ハイだってのは、やっぱり奇蹟ですよねぇ(あ、ユーミン、今、キャリア・ハイですよ)。

 朝から、雨。今夜はFKC(F校カラオケ倶楽部)の定例会で外出をするので出来れば晴れて欲しかったんですけれども、この雨は昨日から覚悟が出来ていました。
 昨日。
 授業から職員室に戻ってこられた英語パイセンが「流石に今日は反省したわぁ」との弁を口に出され、私が「やばっ、雨降る」と思うか思わざるかの時には既に窓の外、一天俄に掻き曇り……。

 「流石に横暴だったと反省した」と仰有るパイセンのその「反省」がコレは久々に面白かったしそら反省もするやろ、となって。
 内進組授業にて、とある問題を3人に指名したら連続で「分かりません」と返って来てパイセン全ギレ、「考えとけって前の授業で言ったろーが!」 教室内が静かにざわついた後、某くんが怖ず怖ずと手を挙げて「先生、それ、言ってません……」 パイセン返して「私は毎回5クラスで同じこと言ってるのよ。1回忘れたからって私が悪いっていうわけ?」
 横暴が過ぎるも、教室がひれ伏して終わったそう。いや~、笑った笑った。コントやないか。

 一点真面目に言うと、辞書を引いて予習できる科目(英語・古典)に関して授業で質問された時に「分かりません」と答えるのは、問答無用で勉強不足の証拠だからそれは反省した方が良いですね。頭が良いか悪いかというのとは別の次元です。
 私は高3の時、寮で5時起きして7時まで、英語教材の長文は全訳してから授業に臨むようにしていました。授業は「分からなかった部分の虫食いを埋める」ものではなくて、「教材に関連した知らない知識があったら拾う」ものにした方が便が良いと思ったからです。
 F校は「授業が命」だそうですが、命懸けで臨まないといけないらしい場では、出来るだけ楽な体勢で居られる準備をしておいた方が賢くないですか? ……とまぁ、F校の「授業が命」は、本来教員が命懸けで仕事をしろという職員室内の格言であったということは忘れてはいけませんけれども(あれを職員室から生徒向けの言葉として方向転換させた先生は、誰だか知りませんが相当の策士だと思います。是非は言いません)。

 終業後はお遊びの時間で、アラフォー3人(先輩男、先輩女、私)が結成しているFKC(F校カラオケ倶楽部)の定例会です。先ずはK市郊外にある地鶏の店「K」にて鶏すき、ビールと熱燗で身体を温め。その後、タクシーで市内のシダックスに飛び込み日付が変わるまでカラオケ三昧。
 先輩男子は歌唱力担当、先輩女子も歌唱力担当、私はレパートリー担当(最も新参者の会員)、という構成で、半期に一度の大型例会がある以外は、個別にカラオケのある店に行って歌ったり、他の先生方との飲み会で場を盛り上げそうな歌(要するに、ベテランの先生が喜びそうな歌)を歌ったり、という地味な活動。要は単なる歌好き。
 先輩男子は「前前前世」、先輩女子は『アナ雪』と2010年代を意識したパフォーマンスを披露しますが、私はレパートリー担当なんで全く意識せず懐メロ色々、ですし先輩2人だって時間が経ったらメッキが剥げて青春時代20世紀に帰ってくるということは分かってますから。私は何を歌ったかなぁ、思い出すままに、サザンオールスターズ「汚れた台所」、森山直太朗「風唄」、中森明菜セカンド・ラブ」、MOON CHILD「ESCAPE」、高橋優「陽はまた昇る」、いしだあゆみブルーライト・ヨコハマ」……中森明菜いしだあゆみとはオツカル様の前でも披露してない「新ネタ」です。

ベララルラ やらなきゃならない その時は

 ちくま文庫編集部編『満腹どんぶりアンソロジー お~い、丼』読了、★★★。吉本隆明氏の晩年のエッセイの文体が、思いの外娘のばなな氏のそれに似ていたことに(順序は逆ですが)「血」を感じました。アンソロジーの醍醐味はこういう所にもありますね。

 A組の某生徒から「先生、どうしたら勉強したいという気持ちになれますか?」と質問されて、「勉強したら」と答えたら片づかない顔をされました。知る喜びなんて、知らなきゃ得られないに決まってるじゃないですか。差は開く一方ですよ。
 夜、誘っていただいて数学先生(高1A担当・関西)と居酒屋「W」に(関西先生は私と違って下戸です)。
 私「先生、どうしたら勉強したいという気持ちになれますか?」
 数「そんなん、勉強したらに決まっとるやないか」

モーゼとかいうやつもパッカーン

 5時学校入りでデスクワーク、本日は高1現代文が5コマ、午前中に行われる高3二次対策テスト会の採点が昼過ぎに来る、ということで予定はぎっちり、スケジュール管理的なものが不要だから逆に楽だわ、と開き直るしかない一日です。朝5時の仕事始めに失神して、17時の掃除終了後に我に返る感じ。

 夜は、56回生担任(化学)、副担任(私)、卒業生Sくん、の3人で肉料理屋「I」で飲み会。
 Sくんは京大で9年物理を修め、共著論文が「NEWTON」に載るような研究をやってるんだからそら大学教授まっしぐらだろう、と思っていたら丸の内の某証券会社に一本釣りされて春から就職とのこと。経済工学の研究者として「一社に一台」の待遇なんだろうなぁ、と想像します。一度留学したシカゴ大学には、F校卒業生の理学者が在籍していたとそうで、「本気で研究をするなら日本を出なくてはならないということなの?」と聞いたら「文学部の次に狙われるのは理学部ですよ」と返って来ました。次は教育学部かもね、と笑いました(……想像もしたくない知的スラムですけれども)。
 ついこの間までオーストラリアに旅行に行っていたそうで、Sくんからのお土産はニュージーランド産の白ワイン。美味しい肉料理を味わいながら、ワイン好きの化学先生もお喜び。私は京都に行く度にしょっちゅう会ってる(年一のペース)んですが、化学先生はSくんと会うのは卒業以来9年振りなんだそうです。

心のフォーカスは あなたに合ってるから

 昨日TBSで放送された4時間の音楽番組(篠原涼子がアシスタントをやっていたのに「へぇ」と思いました)を録画視聴したのですが、オリコン1位の曲だけを半世紀分紹介するというこれまでありそうでなかった企画で、これが割と面白かった。荒井ユーミンの「セブンスターショー」の映像をテレビで観たのは初めてです。21世紀以降が極めて粗雑に紹介されていたのも然もありなんですね。

 本日バレンタインデー。内進B~E組は教員に隠れて(登下校のバスや休み時間に)こっそりチョコ往来というところでしょうが、担任が担任なせいで何でも許されると勘違いしている外進A組諸氏は朝からお祭り大盛り上がりで、なんだったら朝のSHR時にクラス全員の机の上に某女子からのプレゼントケーキが置かれているレベルです。こちらは、義理乱舞とお祭り騒ぎを煙幕に本命チョコ譲渡の目眩ましをしようという作戦なのでしょうか。
 全くチョコ業界の掌の上でええじゃないかの乱痴気騒ぎなんてなんと恥ずかしい……とまぁ、SHR後には担任にも配慮の義理チョコはどっさり来るわけでして、教卓のお菓子の山を前に「いや、期待してたとかそういうことはないんですよ」と言いながら後ろポッケに忍ばせといたデパート紙袋を取り出す、くらいの小ネタはやります。
 職員室・事務室・生徒、の皆々様に感謝。一日一食を返上し、3月くらいまでは朝菓子・昼菓子・夜食事、のリズムで毎日を過ごしたいと思います。

 Twitterの話。
 沖縄のJTCYさんが3月中旬に太宰府出張があるかも知れないから夜にさし飲みは如何、とお声がけをして下さったのを機に、暫くK市行きつけ飲み屋の飲食ツイートを写メ入りで行うことに(気になったお店があったらお連れしようと)。140字、且つ仕事(F校)を絡めるという縛りを守りつつ巧くツイート出来るのかは分かりませんが、取りあえず今日の夕食は近所の肉料理屋「I」で、明日の56回生飲み会の予約を兼ねて訪問したのを1軒目の紹介とすることに。お通しのおかん、自家製ピクルス、赤身牛カツ、炙りモツちゃんぽん、の写真をつけて。いっつも行ってる店で急に料理の写メを撮り始めたので、マスターに「どしたんすか?」と訝しがられました。

君は僕から諦め方を 奪い取ったの

 63回生A組Tくん(阪大)から池袋旅行の食事処を教えて欲しいと言われて「あんぷく」を紹介したら、後から「美味しかったけれど酒が飲めないのが残念だった」と。あの店は日本酒処だから、行けば飲みたくなりますもんね。飲まなかった理由は最近酒で失敗したのの反省なんだそうですが、旅先でまで反省を貫こうってのは立派ですね(私には絶対無理です)。「高1の保健体育は大切だと今更」と仰有ってました。然り。色々やらかしてから気づきますよね。

 5時入りの学校で授業準備や高3・浪人生の答案添削。8時からは、LL教室横の録音ブースで高1現代文の授業用朗読テープ吹き込み。現代文の授業では、指名読みではなくて希望者による事前の朗読吹き込み(アルバイト代は1000円の図書カード)を続けています。希望者、居るもんですよ。本日吹き込んだ教材は、福岡伸一動的平衡』です。これは2009年の話題書。こういうのが教科書に載るんだなぁ、としみじみ(私が就職したのは2004年です)。

 入学直後から学級日誌の日直感想に所謂「淫夢ネタ」を書いては私から注意される坊やたち4人。文系志望2人については個人面談で「その程度の倫理観で法学部など笑止恥じろ馬鹿が」というのをオブラートに包んだ表現で伝えて止めさせました。理系志望1人については所属する某部の顧問先生(63回生主任)に処遇をお任せ。あと1人理系志望が赤ちゃんでしつこい、と思ってたら昨日初めて日直感想で「バブみが深い」と本当の赤ちゃん方向へ方針転換。どうやら「若紫」の影響のようで、古文先生グッジョ! って感じ。

 始業後は、その『動的平衡』の授業が4コマ、会議1つ。後は添削・授業準備。SHRと教室掃除とが終わったらあっという間に5時です。

 さて、本日帰りのSHRの前、化学担当の先生から連絡があり、小テストの再試験のメンバーに場所と時間とを伝えて欲しい、と。追試や補習に引っかかったメンバーは名前を晒すと可哀想だから連絡はこっそり一人ずつ本人に……って思ってたら単なる化学式棒暗記小テストの「追々試験」で不合格者が学年60人A組12人って舐めてんのかてめーらそら全員名前晒すわとなり。
 担任「『追々々試』ってRADWIMPSかっつーの!」
 生徒「『君の名は。』だ!」
 担任「名が知りたいか、なら全員分絶叫してやんよ!」

 その帰りのSHRの後、夕方の空き教室に高1Aの男女20人がわいわいと集まって「旨!」「甘!」とか言ってて、あんたらバレンタインデーを1日待つすら出来ねぇのかよ頼むよ勉強しろよと思いながら近づいていったら来年度4月の「男く祭」の食品バザー用の白玉きなこの試作とかやってて3ヶ月先の遊びて早過ぎんだろ定期2週間前だぞマブで頼むから勉強してくれよと涙が出そうになった所へ男子生徒が白玉あ~んしてくれた甘さに「旨!」と慰められ。

 夕食は近所の台湾料理「K」。瓶ビール・青椒肉絲・油琳鶏・焼餃子・麻婆飯、の5点セットで1380円! 焼酎をキープしているので、他は一切払わずに読書独酌の三昧境です。いや~食った食った、うっぷ……。

言いたい事は胸の中 寄り道なんかしてたら

 5時に目覚めて7時の職員室、昨日は丸一日学校に入らないという(上京旅行以外では)珍しい日だったのですが(連休の余裕で)デスクワークが溜まっているという程でもなく。12時までのんびりと仕事をした後、13時から西鉄近くの行きつけ居酒屋「U」でランチメニューを肴にのんびりと独酌読書を2時間。ここ2ヶ月くらいの休日は、早朝から働いた後で明るいうちからチョイ飲みして(その場合、一日一食なので夕食は抜きです)、帰りにウォーキングというのにハマってます。今日も知らない街を2時間半歩いて自宅に戻り、風呂に入ってから19時半に就寝、目覚ましは2時半なのでたっぷり7時間睡眠なのですが、身体に(心にも?)良い生活だとはとてもとても。

 畠中恵『まことの華姫』読了、★★★。我孫子武丸の「人形シリーズ」から20年以上が経ち、今度は直木賞候補のファンタジー作家が舞台を江戸に移しました。人形お華の造型に(外見内面とも)そこまでの思い入れが生まれなかった私は良い読者ではなかったものの、謎解きに人情の機微を巧みに絡める手腕は毎度お見事と楽しく読書。
 神崎宣武『聞書き 遊郭成駒屋』読了、★★★★★。間違いなく今年の5傑。売春防止法以降誰にも知られずに消えゆこうとしていた遊郭の実像を数少ない関係者への執念の聞き取りで記し留めた、宮本常一直系の民俗学者の手になる傑作。「要は、お客さんが優越感をもって自己満足してくれればいいわけで、私たちにとってはリップサービスなんですが、まず見破られることはありませんよ」(p121)というトルコ嬢の発言にドキリとさせられ。「聞書き」命の民俗学で、しかし対象が「苦海」である故の「つくり話」氾濫は必至という条件を前にした筆者の緊張と抑制とが全編を貫いているのが凄いんです。

世界はキラメキながら 時は流れていく

 本日祝日、昼から天神で64回生Sくんと会う用事があったので、今日は学校に行かずデスクワークは明日に集中させることに。早朝に自宅の(風呂・トイレの)掃除、朝から西鉄K駅のネカフェで日記を更新したり仕事の書き物をしたり(私、自宅にPCを持たない生活を5年ほど続けているんですが、そろそろ買ってもいいかなぁ、などとも)。
 昼の西鉄電車で天神、駅近くの喫茶店で慶應法小論文の添削面談。数年以上前の問題は、それがどのような時勢を(或いは具体的な社会的出来事を)念頭に置いて作られたのか、等々を考えたら面白いよねぇ、なんて雑談が続いたのは、4回の面談を経てだいぶ「慣れた」からなんでしょうね。Sくんいよいよ東京発、頑張ってきて下さい(勿論、本命は国立二次なんですが)。

 ジュンク堂に寄って買い物、の中にまっぴぃお薦めの文庫が1冊あって、その神崎宣武『聞書き 遊郭成駒屋』が帰りの西鉄電車で開いた序章から「傑」で驚き。K駅着でそのまま近くの居酒屋「S」に突入し、瓶ビールと煮魚定食とを注文して没頭。1時間かけて半分まで読んだところで、頭に酔いが回って来たので(瓶ビール→焼酎)本を別の作品に変更(独酌読書は、酔いの程度に合わせて2~3度ほど本のお色直しが御座いますのよ)。
 読了本はですので1冊だけ。ヴァージニア二等兵『異世界居酒屋「のぶ」(3)』読了、★★★★。漫画から入った口、書店で原作小説を立ち読みしたらコミカライズありきのショートストーリー集で、コミック3巻の時点で漸く小説1巻分というペース(台詞その他もほぼ忠実な漫画翻案)、これなら主役の料理がビジュアルでも楽しめる漫画版のみで良いかなぁ、と(原作批判に非ず)。

 酔い覚ましにブラブラ歩いて帰宅、が普通なら20分の所を2時間半とかになったのは途中で本格的ウォーキングに目覚めたからで善導寺近くまで歩いた、と書いても地元の人以外は意味が分かりませんね(地元の人でも西鉄K駅からそんな場所まで歩くなんて「意味が分かりません」と仰有るかも)。
 帰宅後は、録画「ブラタモリ」の別府編を観てから就寝。番組冒頭の別府航空写真に血痰ネーミングショッピングモール「You Meタウン」の看板が映り込んで風景の穢れになっていた点以外は素晴らしい番組でした。

雪を食う蛾次郎

 澤野雅樹『起死回生の読書!』読了、★★★。博識と情熱とは感じるものの文体の芸はあまり達者ではなく。

 3時起床、4時40分に自宅を出発したら、積雪は5センチ程度ですが歩くには傘が要る降雪。車もない車道の真ん中を、町中の写真を撮りながらざくざくと歩き進みました。革靴ですが滑らない、何せ誰も足跡をつけていない雪道を踏みしめながら歩くのですから(雪が溶けかかっていたら滑りやすんですよね)。昨年度の高校入試(我らが67回生高1A組が受験)以来の本格的な雪です。
 西鉄・JRとも電車は止まっていませんでしたが、市内の路線バスが乱れたり高速バスに遅れ・運休が出たりしていた影響で、授業開始時刻が30分ほど遅れる変則的な時間割に変更。
 全6学年、高1A組以外のクラスは全て6限で放課・下校ですが、高1Aは通常通りの7限授業で生徒は文句ブーブー。「ブーブー言ってた」と言う私に対して英語パイセンは「安心して。A組が7限をするなら、B~E組の子たちにはその裏で私がみっちりと補習を受けさせるから」

 本日の私は、高1の授業が5クラス。先に行われた第4.5回定期テストを返却して、センター古典(古文1題・漢文2題)を実力問題で解かせました。現代文定期(もどき)ではA組がB~E組に辛勝、センター古典ではB~E組がA組に辛勝。後者については、最近漸く進度的にB~E組にA組が追いついたという時期ですので、A組の定着が悪く点数的に完敗するのではないかと危惧していたので、結果には安心しました。

 TwitterのTLに、まっぴぃ発信で江戸時代の鳥島漂流者の話題が続きました。この件に関して書かれた本は少なくないのかも知れませんが、取りあえずTLの話題に書かれていなかった森銑三『傳記文學 初雁』を数冊(卒業生配布用に)学校保管していたので、早速まっぴぃのご自宅に郵送プレゼント。20ページほどですが、鳥島漂流譚が紹介(詳解?)されています。

 明日から土日の連休。明日の午後に64回生(卒業生)と小論文面談の約束が天神である以外は基本的に暇、学校に自由出勤です。

物理的に実現が可能なものには夢という言葉は使いません

 森博嗣『夢の叶え方を知っていますか?』読了、★★★★。「国枝君、夢と希望は、どこが違うと思う?」「そうですね、私は、物理的に実現が可能なものには夢という言葉は使いません」 キャラクターと作者との考え方が一致する必要性はありませんが、筆者が嘗て書いた国枝桃子の名言と本書のタイトルから想像される内容とは、一見完全に矛盾しているかのように見えます。ところが、これが無矛盾であることが本書における「夢」の定義を知ると明らかになるんですね、以下は秘す。

 高3の某生徒が、東大の推薦入試で理Ⅲに合格した、という一報に職員室が驚きと喜びと。その他、国立大学の推薦入試の合格報告が(医学部・理学部・文学部)いくつか届いています。幸先がいいですね。

 職員室掲示板に「K大学病院人間ドック受診のお勧め」なるプリントが。親玉病院ということでF校の教員は受診料が安くなるらしく、この「1日ドック」というのは確かに受けてみたくはある。んですけれども、冒頭の「がんや生活習慣病の早期発見しませんか?」って始めから罹っている前提で話しかけて来る文言はちょっとアレですし、「ここだけのお話、年度末と年度初め(2~5月)は、少し余裕がありますので、予約を取り易いのです」って言われたって、ここだけのお話、年度末と年度初めの教員には余裕なんてこれっぽっちもないのを親玉病院なら分かって欲しいと切に願います。

 本日も、5時入りの職員室でノンストップ採点。高1現代文テストの採点・集計まで終わらせました。授業がない日だったのですが、今日は午後14時から年休を取って学校を後にし、西鉄電車で天神に向かいます。我が生徒(67回生)をほったらかして卒業生を相手にするのはどうよ、という向きもないこたないですが、本日の天神も64回生(浪人生)の慶應大学小論文添削面談。本日が最終回ですが、経済学部の小論文について、具体的な問題を見ながら色々とアドバイスを1時間ほど。
 帰りは、天神からの特急を二日市で寄り道、恒例「月空」で絶品焼き鳥。今夜から明日にかけては大雪の予報なのですが、さて、明日はどうなることでしょうか。