それはおまえの生まれた国の金に替えたわずかなあぶく銭

 北大路公子『晴れても雪でも キミコのダンゴ虫的日常』読了、★★★★。最終回残念。酒と雪と旅行とについて「だけ」の日記は完全なる「日常性の維持」なのですが、圧倒的文才で毎日の記述が単調にならずに毎度笑えることに感嘆。ここまでの力だと「羨ましい」とも思わないですよねぇ(あ、酒浸りの毎日を送っておられることに関しては「羨ましい」と思います)。
 前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』読了、★★★★★。こちらも文体芸で身を助けるぞ、という学者(←真摯且つ才ある昆虫学者)のフィールドワークの日々を綴ったエッセイ(詳述は論文に譲るので書けない、という記述が散見されます)。「芸」に関してはまだ堅い部分があって多分これからどんどん巧くなっていくんだと思いますけれども、やってる事自体が楽しいので分厚めの新書ですがぐいぐい読めます。勿論、読了即学級文庫入り(で、直ぐに手に取った生徒がいたので嗅覚に関心)。

 池袋西口中国茶館」の烏龍ゼリーを丸パクリした麦茶ゼリー、麦茶を寒天で固めただけのゼリーに、コーヒーフレッシュと蜂蜜とを混ぜて作ったソースをかけていただく、とこれが割とイける! と真夜中3時半にお風呂をためながら興奮。

 5時に学校入りして昨日の特講の添削、授業準備、担任業務、生徒面談。始業後はSHR、数学テスト監督、会議、授業4コマ、昼休みも生徒面談で休み無し。ノンストップで17時までお仕事。

 そうそう、今週から62回生某くんが、教育実習生として我らが67回生高2に配属されています。公民の担当なので相手にするのは文系(と極々一部の理系)のみ。ですから担任は文系A組に入って、我らB組の生徒は文系と理系1名との合計20人が授業のみでお世話になる格好。ただ、早速の授業では内職攻撃に困っていた様子(生徒某くんが学級日誌日直感想で告げ口)。頑張れ~。
 私の教育実習の時は、当時高2だった53回生某くんから寄せ書きに「2万でどう?」と書かれました。「一桁違うわヴォケッ! ……2000円です」

 夜は「もりき」で独酌。

 明日は午前中に3限授業を行った後、午後から小倉へ出て(母君休職中の)「N苑」にご挨拶に行きます。母君を私の扶養に入れるに際して、「N苑」との間の事務手続きが必要なのでその相談へ。少しずつ動けるようになっているとは言え、まだ母君を新幹線に乗せて小倉を往復というのは心配なので、先ずは私だけ。
 そして、折角小倉まで行くのなら帰りは博多で飲もうかなと、博多勤務56回生Iくんに連絡を取ったら「是非!」の返事だったので明日の夜は名店「太郎源」で決定です。

ミネラル麦茶 ヒューマンネイチャー

 今後は特には書きませんが、「日常性の維持」派なのでスムージーは完全に軌道、毎朝夜に作って飲んでいます。ファビュラスです(って、昨日も3軒ハシゴした人間の台詞じゃないですが)。でもって、このタイミングで生物非常勤先生から高級な蜂蜜を頂いて「モア・ファビュラス! ラッキー!」と思ったのですが、これはどうやら母君へのプレゼントだそうで残念。
 そして、月曜・木曜がゴミ出しの日なのですが、遂に我が家の袋に生ゴミが入る日がやって来たという事実に感慨。これでもう「朝昼食わずに夜は飲む」とか言えなくなっちゃいますね(昼食はやっぱり摂りませんけれども)。健康になっちゃうし、ちょっと肥るのかな(1日2回、1回で500ml程の分量を摂取するので)。

 5時前起床、6時過ぎに学校入り。定期テストの成績データの印刷、高3漢文添削。8時から生徒面談……は生徒からすっぽかされて(真面目な学年なので珍しいな、と)お流れ。始業後は、SHR、授業1コマ、会議2コマ、生徒面談。放課後に高3理系東大漢文特講。

 元高1A組(私の担任クラス)から今は高2A組の文系某くん、が昼休みに現担任先生と面談しているのを横から茶化す。
 某くんはクイ研の部長。東大志望なんですが、こないだ「『東大王』になるの?」と聞いたら「なりたいです」と真顔。なら、TQCに入部かな。私が18期で、某くんは……38期! F校の教え子としては、もしも63回生Uくんが定着しているなら5人目の入部になります。

 夜は、自宅徒歩10分の中華料理屋「B」で独酌。豚肉ニンニクソース、麻婆豆腐、ハーフ担々麺。
 帰宅途中のコンビニでコーヒーフレッシュを買って帰った後、自宅で麦茶ゼリーを作ってみました。T-falでお湯を沸かして温かい麦茶を作り、そこに粉末寒天を溶かし込んで(小さなタッパーで小分けにして)冷蔵庫で固めるだけ。明日には出来ているでしょう。池袋「中国茶館」のウーロンゼリーのパクリです。

要らないものは 放って捨てて行く

 夜中に喉が渇いて目覚めたので、手作りのジュース(小松菜・ニンジン・キウイ・パイナップル・イチゴ・リンゴ、に牛乳・ヨーグルト・氷、及び超ベテラン保健先生お薦め「野草酵素 顆粒」)を飲んでファビュラスな水分補給。
 をしたら、作って飲んでミキサー洗ってる間に目が冴えてきたので二度寝を諦めて3時半起床。

 6時前に学校に入り、授業・特講準備、定期テストデータ処理、学級通信作成、等々のデスクワーク。11時過ぎには全て終了。

 12時前に帰宅。
 昨日の夕方に母君から電話があり、今日の昼に私の(ということは母君のでもあるのですが)自宅にお越しになり、こないだ段ボール数箱で届いた貴重品を閲するということで。ちょっと前まで歩行困難だったのに(タクシー利用とは言え)離れた場所へ移動出来るようになったのですから、まぁ喜ばしい事です。
 そして、一旦仕分けたということはこれ全て「要る」ということではないのですか? と伺いたくなる鮮やかな断捨離で更にその半分を捨てることになさって。次のゴミ出しの時に、大量のゴミ(主に衣服)を廃棄することになります。

 母君は1時間ほどで帰られ、身軽になった私は仲良しの事務嬢さんにお電話をして「昼飲み、しません?」
 K市の昼飲み聖地「K」から、隠れ昼飲みスポット西鉄K駅2回の「味のタウン」内にある洋食「H」、最後は勿論カラオケ!

玉屋と鍵屋の 大花火 ホラ 夜空が燃えるよ

 高2現代文、長倉洋海「写真の持つ力」の導入に、荒木経惟『裸ノ顔』の話を。15年前の「ダ・ヴィンチ」誌上に掲載された氷川きよしの顔写真に驚倒、流石アラーキーこれぞ彼の本質と即座に解る悪辣な顔は10年後の醜聞を完全に予言、多分「だからこそ」2015年発売の写真集ではお蔵入りになったのでしょう。あれ一枚見せたら、文章解説なんか不要なくらいの説得力だったんだけどなぁ。
 でもって、その授業で紹介した荒木経惟『男 アラーキーの裸ノ顔』を放課後に生徒たちがパラパラめくっていたとか、アンブローズ・ビアス『筒井版 悪魔の辞典』を読みながら「滅茶苦茶面白い!」と盛り上がった別のクラスの生徒が私の所に来て「学級文庫の本、借りていってもいいですか?」と質問してくれたとか、なんだか嬉しいですね。

 さて、第1回定期テスト、全く予想していなかったのですが、何と我らがB組がクラス別平均点で学年トップでした。文系有利な出題でも理系有利な出題でも1位は難しい文理半々混合クラスの快挙です。いや~、目出度い! 来週お祝いをしよう!

 本日は授業2コマ、高3文系漢文の授業については答案の添削も。4限の終わる数分前に非常ベル、避難訓練。そのまま、我らが高2メンバーが中心になって発足した新生徒会の承認式。SHR、掃除、生徒面談。
 退勤路で寄ったスーパーでまたもや果物・野菜を買い足して帰宅(スムージー用にカットしてタッパーに小分けした野菜果物の写真をお見せしたら、英語科パイセンに「いきなりあたしを女子力で超えんなよ!」と叱られてしまいました)。今日は小松菜にキウイ、パプリカなんぞを。

 西鉄K駅まで出て書店に寄るも収穫なし。とんぼ返りの自宅で入浴、夜は自宅徒歩4分の肉料理屋「I」にて。

サルサ! アマイエクスタシー

 5時入りの職員室でデスクワーク、授業は5コマ(高2現代文・高3文系漢文)、高3漢文の添削、7限の学年集会は我らが高2を中心とする新生徒会が発足したのでそのお披露目。

 お披露目の学年集会の進行を全て新生徒会に任せたら、何故か「高2にもなって中坊かっ!」みたいな遊びが始まって、匿名で各クラス担任の特徴(形容詞)を投票して公開するという、そしたらそれが意外に盛り上がるという。
 B組の私、「高い」「細い」「細長い」「高い」「高い」「高い」「細い」「面白い」「高い」「高い」「淋しい」「高い」「細い」……中に1枚、読み上げる女子が「下ネタで読めません!」って言ったのが何だったのかは気になるな。
 D組の英語パイセン女子、「怖い」「怖い」「可愛い」「可愛い」「可愛い」「可愛い」「怖い」「酒」「可愛い」「可愛い」「怖い」「可愛い」……形容詞じゃないのが1枚入ってたのはまぁご愛敬として、幾らゴマ摺りリンゴ磨きだとしたってアラフォーに「可愛い」連打は残酷じゃないのか、と。
 英「何でよ、メチャメチャ嬉しいやんか」
 国「いやいやいやいや、あれ、斬新ないじめよ?」
 英「黙れ」

 さて、退勤路にあるディスカウントストアで、昨日無料で手に入れた麦茶を作って飲むための用具(2リットルのポット、サーモスのタンブラー)を購入したのですが、何故かそれと一緒にまな板・ピーラー・包丁・大量のタッパーを籠に入れた私。

 その数時間前、進路指導室で仲良し事務嬢さんと。
 嬢「折角お母様から送られたミキサー、まだ使ってないんですか? 冷蔵庫もあるのに」
 私「断固拒否! 使いません! もしも僕が『やっぱり朝は新鮮なスムージーでファビュラスに迎えたいわよねぇ美香さん』的なことを言い始めたら躊躇わずに殺して下さいっ!」

 ……とか言ったばかりなのに、麦茶作るならスムージー的な物を作ってもいいのかなぁ、みたいなノリで一式揃えちゃったんですよ。でもって、自宅近くのスーパーで、更に生ゴミ用のネット(三角コーナーが要らないやつ)、台所用のスポンジ・洗剤、野菜とフルーツ(パイナップル・イチゴ・リンゴ・キャベツ・プチトマト・ニンジン)、氷、牛乳、ミネラルウォーター、をまとめて購入。

 自宅に戻ってお風呂を沸かしている20分の間に色々。
 ①ミネラルウォーター・2リットルのポットで水出しの麦茶を準備して冷蔵庫へ。
 ②台所ネットを設置し、買ってきた野菜・果物の皮を剥いて捨て、刻んだ野菜・果物は小分けしてタッパーへ。
 ③母君から送られたミキサー(入院時に病室に置いていたもの)でスムージーの試作。
 ④ミキサー・コップ・まな板・包丁・ピーラー等を洗って乾かす。
 ……①~④、あっという間に出来ちゃいました(お風呂湧く前に、作ったスムージーも飲めましたもん)。イチゴ・リンゴ・パイナップル・ニンジン・プチトマトと牛乳・氷とをミキサーにぶち込んで回して、飲む……圧倒的ファビュラス!

 ヤバいわ、本当に「やっぱり朝は新鮮なスムージーでファビュラスに~」的なことを言い出すかも知れない。恭子お姉様みたいに段々胸が大きくなってきて、胸の谷間から金色の鱗粉みたいなのが噴き出してくる日も近いのかも、とか不安に思いながらお風呂に浸かって。
 その後に訪れた「もりき」でマスターに「叶姉妹は居酒屋のカウンターで焼きそばは啜らんやろ」と言われたので安心しました。

生涯最初の夏かもね スリルだね

 7時過ぎに職員室に入ってデスクワーク、始業後は朝のSHRだけ行って9時から年休を取りました。

 先ずはタクシーで大学病院、母君の傷病手当に関する書類の申請を窓口で行います。大学病院からは徒歩10分で市役所……に向かう道すがらにある人気ラーメン店「O」が確か10時開店だったなぁ、と行ってみたら開店2分前の9時58分だったのですが入店できました。大ラーメン(600円)と激辛たかな(50円)。麺もスープも柔らかで、濃厚バリカタなる潮流とは真逆、好きな味です。
 続いて市役所で幾つかの手続き、をしようと入口を潜ったら何故かアルミ缶ボトルの水が無料配布されており、聞けば今日は「水の日」だとのこと。ボトルには「くるっぱ」という名前のカッパの化け物(容姿も名前も正気の沙汰ではない何か)が描かれておりこれはK市の「ゆるキャラ」なのですが、よく見ればK市名物を謳うこのボトルに入っているのは水道水だそうで一気に扱いに困り始めました(最近、水道水を有料販売してる自治体が幾つかあるそうですね。モンドセレクションで賞をとってる所もあるとか)。
 手続きを終わらせ、腹ごなしに20分ほど歩いて西鉄K駅につけば、ロータリーに平均年齢お高めの善男善女がずらり行列で、聞けば今日は「麦茶の日」だとのこと。先着1000名様に九州中から集まった麦茶パックの中のお好きな1つをプレゼントという企画だそうでまぁ袖他生のつもりで最後尾に。色々ある中で、水出しも出来るというのをパッケージに大書しているやつを選びました。で、これって要するに今日から自宅冷蔵庫で麦茶を作り始めるということで独り暮らしの生活に新たな彩り、人生変えちゃう夏かもね、ステキだね。

 学校に戻ってデスクワーク、生徒面談、帰りのSHRと掃除、等々。放課後は長めの会議が予定されていて本当に長かったんですけれども、核になるプレゼンの開始3分の段階で(というか本音を言えばレジュメが配られた段階で)不調に終わることが見て取れたので1時間超が萎え萎えでした。終わった後、発表グループの中の唯一の後輩某先生に回し蹴りして、
 先輩「事前に止めろやっ!(笑)」
 後輩「だってそんな雰囲気じゃ……(苦笑)」

甘いもんだと ちょろいもんだと エサになっている

 お風呂を沸かしている未明の携帯に東大生から電話。我らが63回生文系Eくん、私が3時起床5時学校入りだというのを知っているのです。
 E「1限に研究発表がある~。レジュメのヒントを~」
 私「徹夜?」
 E「そら~ま~と~ぜん」
 私「ならまず、落ち着け」
 内容や材料などは詳細が解らないので、発表の構成を後2時間で考える際の留意点を中心にお伝えしました。実質的には、気分転換の雑談です。頑張ってね。

 本日、高2は英数国の外部模試。私は監督業務をするだけなので楽チンです。で、我らがB組を監督中に、センスの大変良い学級文庫でも活用してみようかと思い棚を覗いたところ、読もうと思った二村ヒトシ・岡田育・金田淳子『オトコのカラダはキモチいい』が見当たらない。どうやらクラスの誰かが持ち出して読んでいる様子(人前で読むのはちと恥ずかしいやも知れぬ)。うむ、順調に育っておるな。余は満足じゃ。

 退勤後は、母君のお部屋訪問の後で18時にFくん(58回生・F校親玉大学医学部6年)と待ち合わせ。前回の酒宴のときに私が気管支炎で話にならなかったののリベンジです。
 1軒目の居酒屋「I」はずっと気になっていた店への初訪問で良店でした。一皿の量が少なかったので、少食の2人(Fくんは本当に少食、私は相手によって少食にも大食漢にもなれます)にピッタリ。鰺刺し・豚テール煮込み・ポテトサラダ・麻婆豆腐・氷下魚、等々。
 2軒目はライブバー「A」。F校カラオケ倶楽部御用達のお店ですね。音響に拘り抜いたカラオケに、マスターのギターに合わせたステージ歌唱も。最近お気に入りの中島みゆき「Why & No」を熱唱して楽しかった。

 明日は授業なし(午前中は年休を取って、母君関連の諸手続を行います)なので、2軒回るなんてやんちゃをしてしまいました。帰宅後は即失神です。

ぬけがけだとみんなに 責められた日もあるわ

 「F校カラオケ倶楽部」(年の順に体育、事務嬢、私)の悩みの種、「SHiDAX飲み屋街から遠過ぎ問題」。店で飲んで(0次会)から歌いに行く時のタクシー移動が一々面倒。ところへ、「新星堂」→「DAISO」からのリレーが途絶えて久しい一番街入口の更地に何と「ジャンカラ」新店舗が建つという情報。これは激アツ!
 ……つっても、ここ、生徒と被りそうだよなぁ。だって、「ジャンカラ」出たら目の前にF校生入り浸りまくり店のtwitterアカウントにもF校生登場しまくりというラーメン屋「M」があるんだもんなぁ。「ジャンカラ」からの「M」とかいう流れが鉄板になるよなぁ……っつことで、制服カラオケ捕獲頑張ってねぇ、と生徒指導部長に密告しておこう。

 神戸(夏~秋)と東京(秋~冬)とで『「怖い絵」展』が開催されるそうです。『怖い絵』といえば、授業資料で大変お世話になった(個人的な読書としても楽しかった)シリーズで、それにまつわる展覧会が初めてだというのはやや意外。東京の方は学校の長期休み(恒例の上京)とは被らないので行けず、行くなら神戸の方に夏休みを利用してということに。
 というわけで、これに絡めて久々に関西を旅行する手筈を。神戸のリンリンに会えたりしたら嬉しいですね。

 本日は授業4コマ、高2現代文の定期テスト返却とセンター演習です。その定期テスト、平均点が85点(!)ととても良い出来でした。毎回、解答例プリントの氏名欄は、②定期なら「懐屋須美(なつや・すみ)」とか、高3春休み課題テストなら「是唐槍益(これから・やります)」とかの駄洒落なんですが、今回は「欲溺話(よくでき・ている)」。兎に角、点は貪欲に取りに行くべきだと思います。

 夜は「もりき」で独酌、の帰り道に58回生Fくんから電話がかかって来て、明晩に飲みに行くことになりました。

Sweet Heart 写真立てには

 事務嬢さんと。
 事「今度、家でやる体育・英語先生との女子会で出すんですけど、最近、『T』(K市の酒屋)ですっごいの見つけて」
 私「鰹でしょ? 藁焼き。僕はHさんちで食べました」
 事「流石、K市の母!」
 HさんはF校とは無縁ですが、私を媒介にして事務嬢さんともお知り合いなのです。それにしても、四万十市「ハマヤ」の名物「完全ワラ焼きの竜馬タタキ」、1回食べたらもう他のは、という絶品です。

 5時入りの職員室で、採点集計・授業準備・担任業務その他。授業は高2が1コマで、これは定期の返却とセンター試験の演習と。午後、年休を取って西鉄K駅まで出て、百貨店で写真立てを購入しました。先日届いた写真の中で、私が最も気に入ったもの(シンガポール旅行、マーライオンの前で私と母君とが並んでいるもの)を額装して、母君のお部屋に飾っておこうと思ったのです。
 学校に戻ってSHRと掃除。本来なら高3東大理系漢文の特講があるのですが、今日は外部模試受験で特講中止。ちょっと身体が楽です。17時の定時で退勤して、母君のお部屋に写真を届けて飾りました。

 夜は、市街地に出て焼き鳥「しん吉」で読書独酌。

おまえに

 高野ひと深私の少年(1・2)』読了、★★★。続きも買いますが、今のところあんまり乗りきれていない感じ。3巻を読むまで判断保留。

 午前中は学校に出て仕事(学級通信作成・授業準備・定期テスト採点集計)。昼過ぎまで働いた後、母君のリハビリステーションに移動してお話。

 母君、現在は休職してK市のリハビリステーションで生活。のために、30年暮らした小倉の部屋を業者任せで空っぽにしました。中身(家具・家電・服)は欲しいと言った知人に配り、残る一切を破棄。私、3年前に家財と1200万円分の蔵書とを100万払って遺品整理屋に処分して貰ったのですが、あれは「血」だったんだなぁ、としみじみ。私のその処分の時は、一時的に職場を抜けて自宅(現在のマンションに移る前のアパート)に戻る等して、業者の方々と軽い挨拶・連絡程度のやり取りはしたのですが、母君はそれすらも知人に任せてF校親玉大学病院への入院中に全作業を終わらせてしまわれたとのこと。公団への退出届けや役所への転出届も全て病院のベッドの上で書いて郵送して(私に郵送させて)終了。「終活」これぞ、の見事さです。
 その母君から「自宅で捨てられなかった貴重品だけを預かって欲しい」と命ぜられたその「貴重品」が、段ボールにして数箱分、私の自宅に届きました。で、それを明けたら、30年間隠し続けられていたらしい写真・賞状類が出て来て少しびっくり。私が赤ん坊・幼児だった頃の写真、中学時代のシンガポール旅行、写真を撮られることを好まない私ですが、全く無いわけでもなく。小学校時代の版画がコンクールに入選とか、中学時代に国語科恩師先生がお作りになった賞状とか、よくもまぁこんなものをというものまで。

 あ、父君の顔も、初めて知りました(お会いしたことがないわけではないので、「思い出しました」というのが正しいのかも知れませんが)。
 石原軍団にいそうな人だなというのと、身長・座高はこの方の「血」なのだな、というのとが主な感想。