あのぅ、そばでも食わないかあ、ってね

 連休初日、本日は母君とランチのお約束なので午前中に仕事(授業準備・学級通信作成)を。合間に、56回生やTQC18期の面々とtwitterで8月上京中の日程相談なんぞ。
 昼前に学校を出て、タクシーでリハビリステーション経由の蕎麦屋「S」。歩く・バスを使うという選択肢は母君の体調を考慮して排除(5分歩いたらシャツが駄目になりそうな炎天です)。「S」はK市には珍しい関東風の蕎麦屋で、私は天ざる、母君は盛りを注文。単品の蕎麦を注文したら蕎麦掻・茶碗蒸し・漬物等々がついてくるのですが、少食偏食の母君は最初の蕎麦掻だけでも苦戦の様相で、結局蕎麦は私が1.7人前程を食べた計算。天ぷらも「サービスです」と次々に持ってきて下さって、申し訳なくも少し残してしまいました(←年齢です)。
 タクシーを呼んでもらって西鉄、母君は西鉄ストアで長靴を購入したいと仰っていたのですが、お目当ての商品のMサイズだけが売り切れており断念。母君を西鉄電車乗り場まで見送ったあと、私は徒歩30分で血痰ネーミングショッピングモール「You Meタウン」まで歩いて靴売り場で長靴を購入して母君にご連絡(自転車を買われて依頼、母君は度々私の自宅まで片道20分を漕いでおいでになって、洗い物やら掃除やらをして下さっているのですが、今度お出でになる時に今日買った長靴をご覧になれば、と)。
 再び炎熱の道を30分、汗だらだらシャツぐちょぐちょの状態で自宅に帰り着いて先ずはお風呂、でもって「もりき」でビール飲んでぷしゅー。

殿様代わる いつの間にか(いつの間にか)

 数年前。
 30才超の私の預金残高が、
 事務嬢「ゼロ……だと……?」
 池ノ都「えぇ、僕、江戸っ子なんで宵越/」
 事「うるさい、黙れ、喋るな。ちょっとこっちに来い」
 と、事務嬢さんの車で福岡銀行に運ばれて口座を作らされて、通帳・カードは事務嬢さん預かりでボーナス・諸手当を催そ……じゃない、促されるままに小出しにお渡ししていたら、4年で500万円になってました。
 私「魔法?」
 事「ね、こういう貯金があったら結婚でも出来ますでしょう? 相手はいないけど」
 私「ほっとけ。……引き続き、預かっていただいて良いですか?」
 財産管理をしてくれる人がいて、定期的にご飯ご馳走して下さる人がいて、毎日大勢の子どもに囲まれて、「かけがえのない自分だけの」という拘りさえ捨てるなら、私、もう今結婚してるっていう認識で良いんじゃない?

 本日、高2現代文授業が4コマ。1~3限は昨日と同じく定期テスト返却とセンター演習。4限は昨日その授業を終えたクラスで新しい教材(高野公彦「定型があってこそおもしろい」)。一日で高2現代文2種類というのは混乱するので迷惑なのですが、そこは如何ともし難い理由があったのだろうと(時間割を4年もやってる以上)容易に想像出来ます。
 時間割「申し訳無い!」
 池ノ都「いいよ~、好きにしてくれれば~」

 1ツイート140字。
 【「I」バス停前。嘗てセブンイレブンだった所が今はヘアサロンになっているのですが、その隣地のアパートが取り壊された跡地に今度新しいセブンイレブンが出来るそう。中学生が大量に押し寄せてアイスだジュースだを買い、それを片手に地獄みたいに混んだ西鉄バスに乗り込む情景が目に浮かぶようです。】
 はい、春・秋の生徒指導部校門指導の課題が1つ増えました~。

 池辺葵『ねぇ、ママ』読了、★★★★。同じく漫画読みの関西数学先生と『プリンセス・メゾン』のお話をしていたその日に本屋で見つけて読了。勿論、次は先生にお貸しします。
 養老孟司名越康文『「他人」の壁 唯脳論×仏教心理学が教える「気づき」の本質』読了、★★★★。

追いかけて 追いかけて すがりつきたいの

 ボーナス問題等を入れたら満点が110点、というのは何人かの(特に国語科ではない)先生方からすれば「?」となる場合もあるかと思います(実際にはっきり言われたこともあります)。定期試験というのは授業で聞いたことの復習であって、授業を完璧に理解している受験生が100点満点を取るもので、ボーナス云々とかは無くもがなというよりあってはならないものだという考え方です(受験生は、解き終わったら最後まで見なおし検算をして100点を目指すべき)。 
 一理も二理もあるとは思うのですが、現代文について「だけ」は話が別で、現代文って、どうあがいたって(出題者でない限り)「満点」は取れないんですね。無理。少なくとも、設問の全てが記号知識本文穴埋め等の別解なしという形式ではなく、殆ど全ての教員がそちらを採用するであろう記述を含む形式で出題するならば、「満点」はどうあがいたって無理なんです。でも、私は例え「満点」が原理的に無理であっても「100点」は出したいと思う。これがボーナス点等を入れてる理由です。
 ……あ、これ、センターの「新テスト」の批判になってたりしますかね。しませんよね。別にどうでもいいですね。

 3時起床の自宅書斎で採点、途中入浴。7時に職員室に移動して採点の続き、集計、授業準備。8時28分に全ての準備が完了して、30分から職員朝礼。これは完璧な計算でピッタリ間に合わせたという訳ではなく、全速力でやれば7時半あたりに終わったであろう作業を途中でスローペースに落としながら帳尻を合わせた格好(急ぎすぎてミスがあるのが怖いですしね)。

 授業は1・2限で高2現代文。定期テストを返却した後、加藤周一『文学とは何か』を題材にしたセンター過去問演習・解説。資料には『羊の歌』と、私のF校の同級生Oくん(理Ⅲ→医師)が国語科恩師先生に宛てた手紙と。Oくんは、08年に加藤氏の最期を看た医師の一人。20代終わりにおける加藤氏との交流が自己を見つめさせたという恩師先生へのご報告を、許可を得て生徒にもシェア。卒業生も先生なんです。
 高2は学年集会の時間を使って、警察の方による「暴排教室」も。彼らの高校生活に暴力団が関与する可能性はそう高くはないと(だからといってゼロでもないとも)思いますが、大人になってそれ相応の社会的地位を得た後は、意外にしっかり注意しておかないといけないかも知れないのかなぁ、なんて。

 空き時間で、8月上京時の「のぞみ早得往復きっぷ」の予約。これで、8月4日(金)~9日(水)の5泊6日が確定です。早速、Twitterで飲み友達の募集をかけました。既に、63回生文系Eくん(流石「日常性の維持」担当で、上京時のレギュラーになってます)からは「美味しいピザ」のリクエストが。

おれはここだぜ ひと足お先 光の速さで

 もぐら『うちのトコでは(5)』読了、★★★。これ、63回生から九医に進学したHくんが凄い好きだったシリーズだよなぁ、とか懐かしい話を思い出しながら。
 中川淳一郎・適菜収『博愛のすすめ』読了、★★★。どっちも頭の良い人(しかも社会の具体的事象に詳しい人)同士の対談で、「話芸」という程のものは無かったけれども正論キャッチボールとしてサクッと読めまして。適菜さんの文章(語り)を読むのは初めてで、毒舌の人なのね、ふ~ん、と(池田晶子を「バカ」呼ばわりしてるのは見解の相違)。

 12月5日(火)の中島みゆき「夜会工場vol.2」のチケットが当選しました。第4回定期テストの初日、余裕を持って参加できます(大人の事情を書けば、例えば定期テストの監督割を決めるのは教務部の私の仕事なので、ライブ翌日の1・2限は監督を空けたりもできるんです、むふふふ)。K市の母・Hさんの分と合わせて2枚。

 本日、定期最終日。1限に高3漢文の出題がありました。これは、文系50人に50点分のみの出題。200人分・100点分の出題をする通常の出題に比べたら採点の労力は1/8ということになります。それが証拠に、1限のテスト、採点・集計が2限の間に終わってしまいました。まぁ、問題が易しく生徒の出来が良かったというのもありますが。これは、集計終了後に文系クラス担任の世界史先生にお渡しして、放課後に返して貰います(定期期間途中で返すのは精神衛生上あれですが、最終日なら問題はありません)。恐らく生徒たちは「早っ!」と驚くでしょうが、ハッタリです。早いんじゃありません、休まない・止まらないだけです。

 半ドンで自宅に戻り、今度は高2現代文の採点。答案を一目見て「これは」と思えたものが何枚かあり、それを先に採点したら、100点超が少なくとも4人は居るということが判明しました(ボーナス問題等込みで、満点は110点になるのです)。これは、私の出題ミスがあったもののテスト自体が成立してない訳ではないということで、取りあえずは安心(反省は止まりませんが)。
 明日の1限で返却しないと行けないので、採点に関して休む・止まるという余裕はありません……と言いたいところなのですが、17時過ぎに終了。どうしても今日しか予約が取れず、行きつけの美容院でカットをお願いしないといけないのです。いい加減伸びすぎて、湿度の中癖毛がぐるぐると見苦しくなってきたので(数日後の保護者会に出るのに気が引ける程に)。
 というわけで、行きつけ「G」で店長のKさんにカットして貰いました。他に客は誰一人いないので、時々飲みに行くこともあるKさんとず~っとお駄弁りしながら。もう一人いらっしゃった美容師さん、Kさんの右腕のSさんが、色々あって5月から独立なさったんですね。それで今は、「G」はKさんお一人の完全予約制状態。予約が取りにくくなった所以です(今日も一日中ノンストップだと仰有ってました)。

 タクシーで「もりき」に入って、サクッと飲んで帰宅、就寝。

まっ赤な目 仮面ライダーBLACK RX

 橋本治『知性の顚覆 日本人がバカになってしまう構造』読了、★★★★。読了後そのまま「学級文庫」に入れようかとも思ったのですが、若しかしたら生徒には難し過ぎるかも知れないという(普段なら余計なお世話で絶対に過ぎらない)考えが浮かんだのと、何より橋本さんの本は既に1冊入れていて1人1冊の原則を(今は)守ろうというのと、2つの理由で見送りました。いや、本当に読んでて「難しいな~」と。

 数学関西先生はAmazonのヘビーユーザー。よく事務室に商品が届きます。
 数「今日届いたこのイヤホン、昨日注文したばっかりなんやけどなぁ」
 私「それは、相当に酷いブラック企業ですね」
 数「そおやなぁ」
 私「先生は相当なヘビーユーザーだから、既に一人くらい殺してるんじゃないですか?」
 数「そうかもなぁ」

 F校宛に、局だか制作会社だかから「高校生クイズ」の参加を募って欲しいという連絡とともに、大量のチラシが送られてきたそうです。参加者激減みたいですね。でも、予選が行われるのが平日(F校の課外授業期間)で、課外を公欠しないと参加できない時間帯なのです。公欠が可能なのはクイズ研究部の生徒だけで、当然彼らは全員公欠を申請して参加することを既に決めていますので、このチラシは日の目を見せるわけにはいかないものなんですね。済みません。
 「高校生クイズ」って、もう「祭」としてはほぼ完全に廃れています。

 本日は定期テスト3日目にして、1限に高2現代文の出題……だったんですが、今回は痛恨の出題ミスがあって生徒に平謝り。文章【甲】・【乙】2つの文章があって、文章【甲】の傍線部について「文章【甲】から抜き出せ」という設問の「甲」を「乙」と書き誤る致命的なミスが2問も。テスト時間中に気づいて顔面が蒼白になりました。最重要の文章だと位置づけている内田樹「越境と巡歴」でこのミスは痛い。反省。次の定期は推敲に推敲を重ねる必要があります……題材は、原研哉『白』なのですから!

 14時帰宅。入浴後、クリーニングを出してから六ツ門へ移動。母君関連の手続きとボーナス(10日はボーナスでした!)関連の貯金とのために、郵便局と銀行とをハシゴ。17時までネカフェで書き物(仕事やこのブログや)をして時間を潰したら、夜は仲良しの超ベテラン体育先生とさし飲みです。今夜の場所は先生のご自宅最寄り駅で、西鉄大牟田線の津古駅
 これまで何度か利用したことがある居酒屋「A」は、最早「駅構内」と見なしてもいいんじゃないかという隣接具合。最初の「ちょこっと刺し盛り」というのの豪華さで2人ともノックアウトで、それに歓声をあげながら。
 私「定期試験中でボーナスが出たというのに」
 体「何で誰も飲みに行こうと言わないのか」
 私「意味が分かりません。そんなに疲れてるんでしょうか」
 体「というわけで、彼らの健康を祈って!」
 私・体「「乾杯!」」
 滅茶苦茶不健康な飲み食いをしました。

しかし へいちゃらで 生きてるよ

 川原泉『ワタシの川原泉Ⅴ 笑う大天使』読了、★★★★。大大大傑作「オペラ座の怪人」等の番外編は既にⅠ~Ⅳまでに収録で、今回は本編のみ。
 川原泉バーナム効果であるあるがある』読了、★★★★。何で2作目が途中の状態でコミックスが終わるんだ! と思ったら教授が転倒骨折だという事情。う~む。あ、川原さんって、弓道は経験者だったんですね。

 定期テスト2日目は昨日同様出題無し。私は、1限の監督の後に年休を取って、母君の病院検診にお付き合いです。親指先の血豆が取れては出来て、等々皮膚に関する副作用(タルセバ)が目立つということで、薬の効果はきちんと出ていることも踏まえ、タルゼバの服用量を調節する、というお話になったとか。この域になったら、身体の痛みや違和感については本人にしか分かりませんし(身体の個別性!)、医学的なことについては口の出しようがありませんし(お医者様は神様!)、私は横でフンフンと聞いているだけということになってしまいますが。
 検査の後、病院近くのパン工場でイートインのブランチ(朝・昼兼用の食事)。2ヶ月に1回の通院の時には毎回通って居ましたが、今年の入院を経て5月退院後の完全車椅子状態の時にはここには二度と来られないと思っていました。

 パン工場から10分弱を歩いて(10分弱を歩けるようになったというのも少し前は考えられませんでした。すみません、くどくて)JRのK駅へ。タクシー乗り場から、母君は療養所へ、私は学校へ移動です。学校では半ドン後のSHRを行って、生徒下校後の職員室で高2現代文の定期テストを作成(これは明日出題です)。作成している途中に、生徒が何人か質問に来て、その質問に色々な角度から答えている内に「あぁ、そういう解釈をしたらいいのか」と自分で気づいて問題を作り替える、というのがいつものパターンで今回もそのパターンでした。

 夜は、生物非常勤先生にお誘い戴いて、自宅徒歩2分の中華料理屋「H」でお食事(私はビールを飲みましたが、生物先生は車でした)。先生とは極々たまにご一緒するのですが、予備校とF校とを兼務の方でいらっしゃって、業界の話が色々聞かせていただいて飽きることがありません。その見地から、F校の職員室の良いところ悪いところもよく見えてしまうようで、職員室や理科の「ここが変だよ」を伺って抱腹絶倒、というのがパターンです。

本当に田舎ね ここは素敵な

 昨日のど泥酔ジャーニーを反省しつつ、本日は定期テスト初日。今日は定期テストの出題(高2現代文/高3文系50人漢文50点分)が無く、午前中に監督業務をするだけ。早朝入り始業前、及び監督の無い空き時間を使って、高3漢文の方の問題を作成・印刷しました。毎回書いていますが、頭の中に出来上がっているのをアウトプットするだけなので、本文印刷や切り貼りや解答用紙作成(定規と鉛筆と)等々の具体的な作業はそんなに手間取りません。漢文の出題は4日目。
 午後は定例の国語科会議があってこれが1時間で終了。その他、定期テストに関係の無い(定期テスト後の授業についての)仕事をこなして、定時17時に退勤。

 夜は、自宅徒歩2分、17時半開店の骨付きカルビ「G」に突入。文化街の超人気店(骨付きカルビをK市の隠れ名物に押し上げた)「H」の料理人が引退後に郊外で(っつーこた私の自宅が郊外にあるということですね)余生を過ごすためのお店……が夕方のワイドショーで取材を受けて以降来客殺到、店舗拡大で元の木阿弥。私は骨付きカルビとやらにそんなに興味が無いので来店は(自宅徒歩2分なのに)2度目ですが、確かに美味しいとは思いました。

社交・社交辞令イェイ!

 幹事団「池ノ都先生のお話は楽しくて為になると、子どもたちだけでなく私達保護者一同も思っておりまして、地区保護者会はいつもいつも先生の取り合いで……」
 池ノ都「滅相も! 弱輩のお耳汚しがいつも申し訳ないばかりで。私の方こそ、多くのご両親とお話をさせて頂く貴重な機会を頂戴致しまして……」
 なんていう「典型」キャッチボールを思い出しつつ、移動のBGMは地下アイドル・絵恋ちゃんの「社交辞令」ですよ。社交・社交辞令イェイ!

 本日、福岡第3地区の保護者会。
 先ずは早朝の西鉄K駅のミスドで読書したり、講演の内容・構成を考えたりします。先週(小倉)と同じテーマ・内容の話ではあるのですが、今日は60分という長丁場なので、小倉でのお話の反省点を改めたりエピソードを加えたり、と色々。
 保護者会の資料として、授業で使うプリントを準備しています(生徒と同じものをお渡しすると喜ばれるかと思い)。生徒配布ならB4サイズですが、保護者用は視力を考慮してA3サイズに拡大。これ、講演の冒頭で言うと必ずウケるんですけれども、10年前ならいざ知らず最近では私自身がA3サイズじゃないと見にくいようになって来ましてねぇ。さて、そのA3コピー用紙は1枚約8gで、6枚なら約50g。これが120セット(今回の保護者会の参加は120人弱です)だと約6㎏。封筒120枚を大体1㎏とすると、今日の講演資料は計7㎏。紙袋で持ち歩くのはかさばるし重いし大変ですね。

 本日の流れは、先ず私の講演が60分、その後120分のランチコース歓談というもの。1時間ほど前に打ち合わせでお会いした幹事団の方々に昼食時にお酒が出るかどうかを伺ったら「出ます!」と勢いのよいお応えで、「あ、これは飲まされるな」と直観。
 その旨ツイートしたら、フォロワーの56回生Tくん(医師)から「保護者会の後、天神で2次会しましょう!」とメールが。あぁ、一日が終わったな。

 今回の講演60分は、聴かれた方々がどう思われたかは別として、想定通りのことを想定通りのペースで話すということに関してはかなり巧く行ったんじゃないかなぁ、という評価。120分飲んだ後に急に質疑応答のコーナーを振られて、1つめの質問にはしどろもどろ、2つめの質問には笑いの交じる返答が出来ました。
 そう、120分飲んだんですよ。今日の福岡第3地区、これまで20~30回ほど参加してきた地区保護者会の中で一番大量に飲まされました。卒業式後の謝恩会並の勢いで次々にお母様方がビールを注ぎに来て下さったんですね。
 さて、招かれる(注がれる)側として高2B組のお母様方に聖子ちゃんもかくやのスマイルで社交・社交辞令イェイ! の中、一瞬の真顔。私「いや~、こんなに良くして頂いて。定期テストの前日で生徒がもう勉強してる中で担任がこんなでは申し訳ないですよね~」 某くんママ「せんせい~、ウチの子、してませんから~」 私「いやそこはしろよ」

 喋って飲んで食って飲んで飲んで飲んで、終わる頃には汗だるま。会場辞去の後は天神に戻って速攻で着替えました。コンビニで黒のTシャツを購入して、公衆トイレでYシャツとアンダーシャツを脱ぎ。結局、下は仕事用のスラックス、上はTシャツの上にジャケットというおかしな格好ですが、私も酔ってるしこれから会うTくんももう飲んでるだろうからいいよねぇ、と。

 15時天神合流のTくんと、海鮮の居酒屋に入って乾杯。お互い昼食は終わっていたので軽いつまみ頼みつつ、ビールビール日本酒日本酒と、だからさっきあれだけ飲んで(飲まされて)まだ飲めるというのが凄いよねぇ、と。白状するとどんな話をしたのか全く覚えていないんですけれども、とにかく盛り上がったことは間違いなくてそれが証拠に「先生、K市に戻ってもう1軒行きましょう! 58回生のF(←医学部後輩)も呼び出しました!」とTくんノリノリで、私もオッサンが酔っ払ってお爺ちゃんみたいになってたもんで、三次会でトドメを指されるリスクがあるというデメリットと帰りの西鉄電車でTくんに介護してもらえるというメリットを天秤にかけてメリットを選び(実際、送って貰わなかったら確実に電車内で「落ちてた」と思いますし、お気に入りの傘はどっか途中で紛失してました)。
 三次会というか惨事会というか、いきなり呼び出されて訳も分からない状態のFくんをとにかく先輩・恩師権限で連行してイタリアン「K」に入店。「さっきまれあれらけのんれまらのめるってのがすごいよねへぇ」みたいな呂律になってたんじゃないかと推測するんですけれども霧がかった記憶の中でテーブルに並んだ料理はグラタン・マルゲリータ・名物のカレーってだからオッサンどんだけ食べるんだよと(以下略)。

 12時から20時までノンストップで飲み続けるというのは苦行以外の何物でもないしよく考えたら途中までは仕事だったんだからということで、定期前日猛勉強の生徒諸氏には平に平にお許し願いたく。
 帰宅即失神。

一緒に暮らそう そう きっとうまくゆくわ

 『世界の個性派カフェ&レストラン』読了、★★★。写真集は「学級文庫に彩りを加える」ために購入したのがモロバレで動機は不純、ですが実際に読んでみて思わず行ってみたいと思うような場所も多く、それなりに楽しめました。

 授業2コマ(高2現代文1コマ、高3文系漢文1コマ)で半ドン終了……と思っていたら、午後から熊本出張が入っていたことを完全に失念していて焦りました。教頭先生から「午後も大変ですねぇ、今日は宜しくお願いしますね」と言われて「あ、はい、えっと……」と一瞬絶句したのですが、「新幹線で行けば近いですからねぇ」と言われて思い出しました。そうだ、熊本地区の入学説明会で寮生活について喋るという業務がありましたよ(寮監長代理)。
 というわけで、九州新幹線でK市→熊本です。いくら私が寮生出身の教員だからって、20分の説明の為に新幹線往復させる必要があるのかなぁ、と疑問に思いつつ(支給の交通費も勿体ないしねぇ)、新幹線30分、ちんちん電車50分、徒歩15分、のちょっとしたジャーニーで会場着、汗だく。

 寮の説明自体は20分の持ち時間を30秒ほどオーバーして終了。説明会終了後の幾つかの質問も、想定を出るものではありませんでした。帰りは、行きのちんちん電車50分が別の先生の車で送って貰えたために15分に短縮されたのが有難かった。

 帰宅、入浴、「もりき」。明日はまたまた出張で、中洲川端ホテルオークラ)にて福岡第3地区保護者会の講演です。

どこか遠くへ行きたい

 朝、SHRで教室に入ったら近くの教室から大きな拍手の音が聞こえてきまして。咄嗟に「こないだ40になったばっかりなのにもう誕生日が!?」とボケたんですけれど何人かが小さくしか笑ってくれずに不発。実際は、学年団の数学先生がお誕生日だったそうです。皆でお金を出し合って、名入りの扇子を送ったんですって。凄い。

 東大志望のB組某くんに「夏の東大オープンキャンパスに行くべきでしょうか?」と訊ねられ、ご家庭の事情等もあるでしょうからそれは私が決めることではないという前置きをした上で、「する理由がないからしないという人より、しない理由がないからするという人の方が、必ず幸せになる」とだけ答えました。
 ちょうど授業で内田樹「越境と巡歴」を扱っている訳ですが、既知の情報に自閉せず、未知に対して常にオープンマインドであるという構えを、生徒には選んで欲しいです。

 昨日の日記にも書いたリアル帰宅難民の生徒、朝倉在住で家庭調書の自宅周辺略地図には「至東峰村」なんて文字。昨日は市内ホテル泊で、今日はどうするのかを訊ねたら「歩けば2時間で帰れるから」とか訳の分からんことをほざいた(←慌てたら言葉が下品になるタイプ)ので即座に市内のホテル「H」を予約(よく空いてたな)。服は、保健室で洗濯して貰って、替えの下着も貰いました。長引くようなら、寮を開放してもらうという手段もありますね(昨年度の熊本地震の時は何人かの生徒が緊急で入寮しました)。

 峰なゆかアラサーちゃん 無修正(5)』読了、★★★★。伏せ字を一切使わない姿勢、よし。男X人、女Y人の主要キャラが居るとして、全登場人物が全ての異性と肉体関係を持つ(XYパターンの関係がある)という設定は無理がないですか? という質問に「そういうもんじゃない?」と返すあっけらかんも、よし。