帰りたい 帰れない ここは無言坂

 本日は授業が4コマ(高2現代文・高3文系漢文)。授業をしながら内心でハラハラしていたのですが、本日7限(15時35分~)に行う小論文模試の問題一式、無事に学校に到着しました。本日午前中という指定(当初の指定を雪の影響で延ばさざるを得ませんでした)で、届いたのは11時59分。根性なのでしょうか。
 7限の小論文模試(60分)の影響で帰りのSHRの終了時刻は17時を回り、その後で卒業アルバム用の部活写真撮影まであったので業務終了は17時30分です。

 本日は、予てより約束していたFKC(F校カラオケ倶楽部)の新年会。私を含めて男性2人、女性1人の倶楽部の会合は、飲み会(0次会)→カラオケ(飲み放題・1次会)という形で執り行われるので、2次会なぞという下品な所業に及ぶことはありません。
 0次会の食事は豆腐料理「U」にて。新年会コースはあんこう鍋がメインの飲み放題。ここではビールと熱燗と。私は週1の授業・特講だけだという薄い繋がりなのですが、残る男女2人は今年度の高3にガッツリ絡んでおいでなので、話題は必然的に66回生高3のことに集中します。

 で、タクシーでメインの1次会会場(カラオケボックス「S」)に移動して、「翌朝5時までコース」を選択。私を含めた男性2人は明日通常出勤、女性はお休み。「5時までコース」を選択したのは、料金システム的にそれがいちばん安くなるという理由で他意はな……かったはずなのに、なぜだか今日はカラオケが盛り上がって、いつもなら日付が変わる頃には寝落ちるはずの相方男性(体育)が全然おねむにならず、私「明日の授業があるから日付が変わる前に帰らせてっ!」 体「いいやん、もう一曲だけ!」 女「私はどうでもい~」 というループを1時間くらい続けた挙げ句、辛抱溜まらなくなった私がガガガDX「にんげんっていいな」を絶唱して喉を潰して「もう……ごえがでなぐなっだがら、がえらぜでぐだざぃ……」と捨て身の懇願をしたらようやく解放してくれるという流れに(体育会系だ!)。
 野田洋一郎「ユメマカセ」とか小谷美紗子「嘆きの雪」とか加藤登紀子「百万本のバラ」とか、最近のお気に入りは一通り歌えて満足したんですけれども、こないだの山口旅行BGMで聴いてレパートリーに入れることにした敏いとうとハッピー&ブルー「よせばいいのに」を歌い忘れたのが未練です。

ありもせん危機 煽り小銭盗るサビしいサギ師 たちの言葉はギミック

 F校入試期間が明けて、生徒も久しぶりに登校。B組41人へのウェルカムスナック(?)は山口土産のクッキーに……しようと思ってたら今日から2日間某くんがインフルエンザで出校停止らしいので配布は明後日にします。来週の金曜日からは北海道ルスツにスキー研修なのですが、今の内の発症なら問題はないですね(勿論、罹らないのがいちばんなのですが)。

 本日の授業は高3の漢文が2コマ。1コマは文系、1コマは東大理系特講です。後者東大理系は本日が年度の最終回で、以降テスト会は行われるものの対面の授業はありません。
 私「本日が最後ということで」
 A「え~、やだ~」
 B「寂し~」
 私「きみたちは『いいとも』の客ですか? そういう未練はスパッと切らないと駄目です。どうしても寂しいなら、来年度も過去問の添削くらいはしますから」
 授業後は添削をガシガシ。

 ちょっと心配なのは、明日の7限(15時半~)に行う予定の小論文模試の問題一式が届いてないこと。古賀が閉鎖というのは昨日の日記に書きましたが、中国地方は大変なことになっているそうです。明日の午前中に届けば決行できますが、届かなかったら延期になるかも知れません。こういうことを勘定に入れて、もっともっと早い時期に届くように注文しておくべきところを、私がスカッと忘れていたのが悪い。阿呆だ。反省。

 ちょっと古い話ですが、先日の「ビジネスプラン・コンテスト」で面白かった話。プレゼンの後で審査員からの質問に答える質疑応答があったのですが、その際にある審査員が使った「サステナブル」という語の意味をメンバーの某君(優等生)が取り損ねて一瞬返答に詰まったんですね。彼が“sustain”の語を知らないはずはなく、英文で読めば絶対に理解できます。大人のカタカナ語との齟齬ですね。後で某君は自分が知らない文体と出会ったのは良い経験だったというような旨、流石の感想でした。
 似た経験ですが、以前某予備校主催の会議で関西の某有名進学校の年若い英語の先生とお話をした時に、その方が「アジテーション」の語を(“agitate”という単語も)ご存じなかったのに驚いたことがあります。入試の語彙ではないんですかね。ここにもカタカナ語との齟齬があるのかな。

急ぐのです ああなんか いい事ないか なんかなんか

 ロビーで待ち合わせは9時45分ですが、いつもの癖なのか6時過ぎには目が覚めてしまいました。ホテルに泊まるなら朝食はもりもりと食べる訳で、バイキングが充実していたので大満足。ふぐ飯・ふぐ雑炊・ふぐ唐揚げ。ご飯物3連発で白米に納豆も。焼きたてのスクランブルエッグも美味、デザートのとろとろプリンも美味。その後、7時の大浴場で1時間。屋上露天風呂は昨日同様雪がちらつく風情。
 9時にチェックアウトをして、ホテル徒歩3分の下関駅へ。カフェでアイスコーヒーを飲みながら読書。40分にホテルに戻り、下で他の2人の先生と合流しました。

 ら、屋外駐車場に停めておいた体育先生の車、フロントガラスに雪が積もってガッチリと凍っています。これを払ってこそいでに10分以上かかったんですが、その間10分が寒くて寒くて耐えられない(耳がちぎれそうです)。私と体育先生は人生初下関ですが、異常気象の街として脳に刻まれることになりました。
 平日の唐戸市場、10時にもなれば既に競りは終わり、一部の店舗で観光客相手の商売がひっそり行われているだけです。繰り返しますが寒くて寒くて耐えられないので、3人とも滞在時間は20分、他の先生がふぐだなんだをご家族に買い漁っているのを横目に、私は鯨の赤身(冷凍)を2本購入しました。1本が300g程度かな、通常のものは1500円、特選と書かれた(サシの入った)ものは3000円でした。「もりき」に持って行きます。お土産にしてお店で使ってもらってもいいし、我々に切ってくれるなら美味しくいただくし、どうとでも。
 後は、B組41人にちょっとしたクッキーを買ったら全ての買い物はお仕舞いです。

 さて、唐戸市場の店員さんに「寒波、福岡は大丈夫ですか?」と聞かれて「余裕っすよ」と答えた我々3人。実際、寒いのは限界レベルなんですけど、山口の雪は朝にはほぼ止んでいたので、我々はこの寒波を舐めていました。
 帰りの高速に乗って、大橋を渡った辺りから吹雪き始め、小倉を過ぎる辺りはワイパーを最大活用しないと前が見にくいレベル。古賀に着く頃には20㎞の渋滞で、上りでも下りでもスリップ事故が起こっていました。おかげで、懐メロのCDが進む進む。

 福岡・筑後は全くの晴天で、結局小倉辺りが一番酷かったことになるんですが、古賀の周辺は我々が通り過ぎた30分後くらいに閉鎖されたそうなので間一髪、唐戸市場の観光に時間を費やさなかったのが正解だったということになります。
 学校に戻ってからはデスクワーク。先々の授業準備や学級通信の作成、ため込んでいる高3の添削などをガシガシと。

 夜は「もりき」にお土産(鯨)を届けて、ここまでが旅行です。
 山田風太郎『半身棺桶』読了、★★★★。『半七捕物帳』全話の体系化、矛盾点指摘の仕事は本当に見事でした。総文字数の8割方がネタバレのために費やされている文章なので、今では発表が許されないかも知れませんが。あ、私、この人の『戦中派不戦日記』を学級文庫に入れてませんね。大事な大事な本を忘れていました(『臨終』4冊と迷うところではありますが)。
 富澤一誠『俺の井上陽水』読了、★★★。当時はこういうタイプの評論が許されたんでしょうかね。自己の人生を過剰に重ねて、或る種一つの「物語」としてのアーティスト像を造形する仕事。ここに描かれたアーティストは「フィクション」ですが、当時の筆者なら「俺の井上陽水はこうなんだ!」と熱く主張するんでしょう。ただ、描かれた時代の様子、特にトリビアルな出来事は色々なものを象徴する「かのように」見えて面白い。エンケンの「ワルツ」に陽水・エンケン・筆者(と、それぞれのパートナー)が集まった話とか、陽水が年間アルバム総売上枚数1位を取った年の2位がチェリッシュだったという事実だとか、何だか面白いですよね。

Oh! モーレツ

 本日は入試業務最終日ですが、私の仕事は10時前には終了しました。明日の代休と合わせて、ほぼ丸2日のフリータイムです。この期間を利用して、毎年入試期間の恒例行事になっているのが仲良し超ベテラン体育先生との1泊2日二人旅(ここ数年は国語科の先輩先生も交えて三人旅)。時に車、時に新幹線で、広島・日田・呼子・門司・博多……等々に出かけて(観光はそこそこで)名物を食いつつ飲むというイベント。もともとは、体育先生のお友達のコネでシーホークにタダで泊まれる(西陣で飲みまくる)というものだったんですけれども、それが段々遠くへ足を伸ばすようになったのです。入試期間激務のご褒美みたいな感覚。

 私「……基本的に、人と飲むために東京に足を運ぶ旅行以外には全く興味が無かったんですけど、この行事を始めてから旅行だとか温泉だとかに人並みに興味が出て来たんですよ」
 体「正しく年を取ってるってことじゃない?」
 私「そうそう。温泉とかサウナとか、身体に染みるなぁとかいう感覚。定年まで縁が無いと思ってたんですけど。こないだの年末なんて、わざわざ東京の旅行で下町の銭湯を2軒もはしごしたりして」
 体「おおっ、いいねぇ!」
 私「体育先生のせいでどんどんイケナイ身体になってますもん」
 国「その言い方」

 今年の目的地は下関。向かう車内では他愛ない話(時に社外秘の他愛なくない話)をしながら(運転は体育先生)、BGMは体育先生が通販で買った懐メロ(60~80年代の歌謡曲)のCD-BOXです。いつか二人で日田に行った時なんて、このBGMで盛り上がりすぎて、旅館の部屋でこのCDを聴くためだけに近くの電気屋にCDデッキを買いに行くとかいうことまでしたという思い出の10枚組です。
 国「出てくる曲出てくる曲全く知らんっちゃけど、池ノ都くんはなんでこんな曲を知っとると?」
 私「もう、小さい頃からの趣味としか言いようがないですね。(イントロ「涙の太陽」)あ、安西マリアだ」
 体「『Oh! モーレツ』の人?」
 私「それは小川ローザ
 体・国「「だから何で知ってんだよ!」」
 私の場合は、小学校時代にやたら流行った(テレビ東京で3時間の特番が流されまくってた)70年代ソングの影響とか、フジテレビの『ものまね王座』の影響とかで、戦後~80年代くらいまでのヒット曲は基礎教養になってますね。中高の寮生活時代に懐メロのCDを(食費削って)集めまくりました。

 平日で空いている高速を飛ばして、先ず向かったのは角島。これは、昨秋に母君とバス旅行に出かけた時に訪れた場所で、角島大橋の絶景をご覧になりたいという体育先生のご希望。私はついこないだ見た(曇天でしたが)のを覚えているし、国語先生は毎年必ず訪れているとのことですが、別段目的のある旅でもない(どっちかというとドライブ要素が強いくらいな)ので気にしません。
 昨秋のバス旅行の時は、大橋の近くにバスを停めて全員が下車。お土産を買ったり、絶景を写真に撮ったりする人が殆どでした(私も写メを撮りました)が、体育先生は車を停めずにただ渡るだけで満足のご様子。車の中からの風景を味わったら十分というのは、運転好きの人なら普通なのでしょうか(私は免許を持たない人間で感覚は良く分かりません)。

 行きのガソリンスタンドではこんな話も。店員さんから渡された綺麗なタオルで車内を拭きながら。
 体「こういうの、久しぶりやな。今殆どセルフやもん」
 国「そうですね」
 私「セルフって、無人駅状態ってことですよね。自分でガソリンを入れる……やり方って、教習所で習う?」
 体「いや、そんなん習わんぞ」
 国「何となくやったら出来る」
 体「満タンになったら自動的に停まるし」
 私「でも、ガソリンですよ? 最初は緊張したでしょ」
 体「覚えてねぇ」
 私「教習って、道路標識の種類も覚えるんですよね。あれって、車に乗らない人ってどこで習うんだろ。乗らない人も知っとかないといけないんですよね?」
 国「多分」
 私「社会の授業とか?」
 ……小学校の時に自転車の乗り方講座みたいなものを受けた記憶が朧気にありますが、あの時に標識一覧とかもらったりしたのかな。全く覚えていません。

 角島近くにある豊北の道の駅で海鮮丼を食べるのを楽しみにしていたのですが、残念ながら定休日ということで断念。名物の「特牛イカ」を楽しみにしていたので残念です(「特牛」は「こっとい」と読みます)。代わりに、角島の食堂で海鮮コースを。13時半過ぎの遅い昼食と一緒に、ハンドルキーパーの体育先生はノンアルコールビール、国語科2人はビールを1杯だけ。

 懐メロを聴きながら下関駅近くまでドライブ、角島ドライブに続く(プチ)観光は「海峡ゆめタワー」の展望台です。高いところがあったら取りあえず上るのが礼儀です。高さ153mの展望台からは、巌流島も見えますし、門司も見えます。このタワー、全日本タワー協議会というのに所属している20タワーの中の1つだそうで、展望台の高さはその中でも4番目だったか5番目だったか、結構なグレードのものなんだそうです(勿論、一番高いのはスカイツリーです)。イメージキャラクターの「ゆめたん」、名前を見て連想するのは勿論単語帳です。

 寒さに弱い中年3人、15時の段階で他一切の観光を諦め、チェックイン可能な時刻ジャストにホテルに入りました。体育先生の車は車高が規定以上で屋内駐車場に停めることが出来ず、特別にホテル駐車場入り口の屋外スペースに駐車です(これが、後でちょっとした事件になります)。
 チェックインの後は、各自部屋で自由行動。夜の飲み会までは3時間ほどあるので、取りあえずウェルカムドリンク(ロビー階にコーヒーメーカーがありました)を飲みながら部屋で読書。山田風太郎富澤一誠。1時間ほどしてから最上階の大浴場に移動。大浴場あり、サウナあり、屋外スペースには下関一望の屋外露天風呂あり、となかなかな作り。先述の通り、この年一の旅行をきっかけに温泉に目覚めてきた私ですので、大浴場15分、露天風呂15分、サウナ15分、また露天風呂15分、と後で考えたら倒れるんじゃないかというレベルでお風呂を堪能。屋上露天風呂、ちらちらと雪が風に舞って、都会(下関って、都会ですね)ながら風情があったり。
 再び部屋で読書の後、ホテル近くのコンビニで「ペパリーゼ」を買って飲んで準備万端。ロビーで待ち合わせた3人、いざ極寒の市街へ。

 昼食は本意ではないものだったので夜は存分、という体育先生の命で、角島から下関に戻る車内で既に人気の居酒屋「O」を予約済み。鮮魚店直営の居酒屋は、地元人にも観光客にも人気だそう。
 入り口から鮮魚売り場を通って居酒屋スペース、その売り場ケースには大小様々な魚介類がずらりで、この中のものも頼めば随意に調理してくれるそう。ふぐ、鯨、穴子、ブリ、等に加えてウチワエビなんて久しぶりに見るものもあって3人の興奮はマックスです。下関まで何しに来たって、そりゃ飲みに来たんですからね。

 最初はビール(私だけ瓶)で乾杯。最初の注文は勿論ふぐ刺しを1人前ずつで、私はちゃんとしたふぐ刺しを食べるのは人生で初めて。こ~んなに薄く切ってるのは「あ、堅いからか」とかいう言葉が一口目で出てくるような素人さんです。豪快な2人は何枚か重ねてポン酢に浸したりしてますが、おぼこい上に貧乏性の私は1枚ずつ、大事に大事に。ふぐ刺しも勿論美味しかったのですが、最初に出てきたお通しの貝酢・魚のホルモン煮がいきなり絶品だったのは流石鮮魚店。
 店員のオバチャン(オバチャーンのセンター飾れそうなオバチャン)も途中から呆れ顔だったのですが、このオジチャンたち3人、飲みますよ、食いますよ、長っ尻ですよ。思い出話噂話を機関銃散弾銃で撃ちまくりながら、肴はあん肝、ブリカマ、鯨竜田揚げ、鯨赤身刺し、ふぐ唐揚げ、鮑グラタン……と止まらない止まらない。ビールを散々飲んだくれたあと、ベテラン2人は芋焼酎に映るんですが、「山口でふぐっつったら日本酒に寄り道するのが礼儀!」という体育先生の一声で「五橋」の純米を1合ずつのみました。私はそのまま冷酒を2合飲んだ後、満を持してひれ酒を1杯、2杯、3杯……。

 私「そういえば、ホテルの食堂で夜鳴き蕎麦のサービスがあるっての、覚えてます?」
 体「当然。それ食うから、ここで炭水化物を注文してないんやんか」
 私「じゃあ、夜鳴き蕎麦のサービスが何時までだったか、覚えてます?」
 体「23時やろ? 余裕やろ。俺ら、何時にここに入ったっけ?」
 国「18時の予約で、ちょっと早く着きましたよね」
 私「今、何時か知ってます? あのね、22時30分過ぎ」
 体「うそっ!? 俺ら、4時間半も飲んどったと? 馬鹿じゃね?」
 私「夜鳴き蕎麦、食べます?」
 体「当たり前やろ、おい、出るぞ。すいません~ん、お会計!」

 徒歩10分で到着した店を出たその瞬間に、酔いと寒さとで徒歩帰還は断念。雪が降りたくってます。タクシー1メーターでホテルに戻って、そのまま1階の食堂に飛びこみました。先輩2人が夜鳴き蕎麦を注文している間に、弱輩私は2階の自販機に走って缶ビールを3本買ってきます。
 体「お前、まだ飲むの?」
 私「先生こそ、まだ食えるの? ってことで狢同士ですよ。3人で蕎麦1杯とビール1本ね。奢りますから(←生意気)」

 そらね、失神に限りなく近い就寝……いや、違うな。就寝に限りなく近い失神と言った方が正しいか。

こんとんじょのいこ

 本日も朝から入試業務。中高採点・集計等々が終わっても、種々の会議(合格者選考・国語科の問題検討会、等々)に出席したり、合格者・不合格者それぞれへの発送業務があったり、教員の業務は沢山あります。
 国語科の問題検討会議というのは、採点をした点数的な結果や採点者の感触(どちらかと言えば後者の方が大切)を踏まえて、今年の出題の適否や次年度の問題作成における課題について考えるというもの。今年は、出題の適否とは別に、試験中の問題訂正(ミスプリントが1箇所発見されました)があったので、これが今回最重要の反省課題ですね。顔から火です。

 ちょっと豪華な昼食を取りつつ、休憩時間には中学入試の算数に挑戦したり。正に昔取った杵柄ですが、大問一の小問集合、大問二の食塩水、大問三の数の問題はすいすい……っつってもここまでで既に40分弱かかっててこれは小学6年生のペースより大分遅いですね(試験時間は60分)。でもって、残る第問四・五は平面上で正方形を回転させたり立体を切断したりするF校数学科「お家芸」の出題で、こちらはもう解き始める前、問題を見た瞬間から足が萎えてくるタイプの奴。部分点勝負です。
 算数入試は毎年恒例のチャレンジなんですけど(中学入試の算数は答えだけを出せば良いので、塾の解答速報で〇☓が付けられます)、これ、大人でも満点は無理に近いですよ。私、過去7~8年で150点を1回とったのが結構な自慢ですもん(60分以上かかってますけど)。配点を知らないから何とも言えませんが(満点と0点と以外なら正確な自己採点は不可能です)、大体毎年100点+αが関の山ってとこでしょうね。
 F中入試に職員室メンバーが挑戦したら、誰が通るのかな……なんて想像はしちゃいけないか(理系の先生の方が文系よりも強いのは間違いないでしょうが)。

 夕食は野菜料理「B」のカウンターで読書独酌。入試期間に入ってから初めてまともに本を開きました。

土曜みたいと思ってたのに日曜日

 本日は高校入試で、昨日と同じように仕事を始めて、1限の国語の試験を監督した後はず~っと某室で採点。お茶やコーヒーの差し入れまで含めて、仕事のやり方自体は昨日と全く変わりません(作文が無いのと、受験者が中学入試の半分強なのとが理由で、採点はとても楽になります)。因みに、高校入試の出典は、評論が湯川秀樹「具象以前」、小説が山本周五郎「おかよ」、古典が『十訓抄』でした。山本周五郎は10年ぶりの出題で、同じ筆者が二度問われるのは私が就職して以来初めてのことなのではないかと思います。

 高校入試の受験生(中3)と中学入試の受験生(小6)とでは、まぁ見てくれは勿論全く違うのですが、それ以外にも幾つかの違いがありまして。
 ・小6は付き添い保護者が大量、中3はそこそこ。
 ・小6は鉛筆派が多数、中3はシャープペンシル派が圧倒的。
 ・小6は私服、中3はほぼ全員が制服(制服でない生徒には特殊事情があります)。
 ・小6は咳払い多数、中3は皆無。
 まぁ、どれも当然と言えば当然の話。3つめの「特殊事情」に関しては敢えて言及しませんが、咳払いの多寡なんていうところには自己(体調)管理能力の差が出てて面白いですね(これは、森博嗣氏もセンター試験監督と二次試験監督との違いとして近著に書いていました)。
 因みに、中学入試と違って高校入試では国語の解答速報が作られません(配られません)。数学は中学同様に作成・配布されているのですが、塾の方々には是非高校国語の作成もご検討頂きたいところです。

 さて、終日の採点は、昨日の中学が深夜に終わったのとは違い割と「真っ当な」時間に終わりました。国語科だけ居残ることは必要なく、ちょっと遅くはあるけれどみんな一緒に帰れるならそら慰労の飲み会をやるよね、というのがギリギリ成立する時間です。

 と言うわけで、年の順に体育・体育・国語(私)・国語・数学・体育、そして飛び入りで誘ったら快く応じて下さった世界史、の7人で市内の居酒屋「T」でワイガヤ……からの二次会(先輩体育・私・後輩国語)であろうことか「ジャンカラ」を選んでしまったという過ちだけは二度とくり返さないよう反省に反省を重ねなくてはなりませんね。折角、余りこういう機会がない後輩国語先生とディープな話をするチャンスだったのに!

突撃の合図だと 捕えてみせるさ 逆転のときを

 昨日は早めに寝たので、5時前起床ですが10時間超の睡眠です。今日は入試業務初日(昨日は0日目)にして最大の(体力的)山場、中学入試の日。滅茶苦茶忙しい、そして滅茶苦茶楽しい4日間が始まりますね。何度も書いていますが、私はこの入試業務が(そして入試業務に一致団結で取り組む職員室の雰囲気が)とても好きなのです。6時40分自宅徒歩出発の足取りも軽やか。
 普段は6時に開く正門が中学入試・高校入試の行われる今日と明日とは7時開門に変わります。7時少し過ぎに警備員さん(いつもはお一人ですが今日はお二人)に挨拶をして門を潜ると、いらっしゃいませ塾関係者が大勢。正門から校舎までの一本道にずらり居並んで受験生を迎える塾の先生方に、何故か教員である私の方が「ようこそ」と言われている気分になりながら、心持ち俯き気味に歩きます。

 中学入試の当日が最大の(体力的)山場になる理由は、国語・作文の採点がどちゃくそ大変だから。中学入試は数年前の共学化以降受験者が激増、そして理由は分かりませんけれども今年は九州圏内の某私立中学と受験日が別々に別れてしまっている(これまでは同日受験日のことが多かったはず……よく知らないんですが)ということで更に受験者増。850人とかですっけ、こんなの、私が受験した四半世紀前の人数に迫る勢いです(私の受験年は950人とか。数年前頃には500人とかまで落ち込んでました)。要するに、受験者が多いとどの科も採点が大変なのよという話。
 加えて、国語科は前述の通り通常の問題に加えて作文の採点があります。中学国語の第1問は、毎年「聞き取り」「作文」の2つからどちらかが出題されることになっています。で、今年はそれが作文(200字)だったんですけれども、これの採点に時間がかかるのよ、と。試験の採点は途中で休憩を入れると採点基準がブレる可能性があるので、どの科も基本的に終わるまでノンストップで続ける必要があります。最も時間のかかる作文の採点は、1限の国語が終了後、某室に閉じ籠もった国語科の教員がトイレ以外席を立つこともせず最後まで行うんですが、それが終わるのは深夜です。採点を終えられた他の科の先生方が帰られた後も、無人の某室でず~っと採点を続けているのです。

 さて、1時間目は国語。今年度の出典は、200字作文が佐藤雅彦『プチ哲学』、評論が江國滋敬老の日に」、小説が「逆上がりのケイコ」という3つでした。他に、新美南吉の童話集も使われています。
 終了後は、採点に関する話し合い(会議)を国語科全員で行い、そのまま(人によっては昼食を挟んで)ノンストップで採点です。某室では先ず国語科の教員が採点ガシガシ。2限後に別の科の先生方、3限後にまた別の科の先生方……と監督を終えた先生方が答案をお持ちになって段々と集まり、最後には職員室中の教員が全員でガシガシガシガシとペンを動かします。この日ばかりは普段から折り合いの余り良くない教員(そらいますよね)同士も奇跡のタッグみたいな雰囲気があってこれが好き。ランナーズ・ハイで普段なら絶対に言わないような洒落やジョークが思わぬ先生から出てきたり。私は「思わぬ先生」ではなく積極的に巫山戯ている人間なので、例えば静寂の中で突然答案に向かって「ち~が~う~だ~ろ~!」と少し古いモノマネをやって隣の先生に怒られたりしました。事務方が、お菓子やお茶・コーヒーや蜜柑などの差し入れをしてくれてるのですが、これは毎年絶対に足りなくなるので今回は私がこっそりほうじ茶のティーバッグと粉末のカフェオレを大量投入。私の大好きな業務の私の大好きな雰囲気に資するなら、少々の出費は当然です。保健室先生もコーヒーその他をご準備なさっていました。

 さて、入試の全科目が終了する夕方前。ぞろぞろと帰宅する受験生たちを校舎前で迎える保護者……の前を陣取る塾関係者は、凄いですよね1限の国語と2限の数学との解答速報をもう準備して配布してるんです。この、Z塾とE塾との解答速報を読むのは毎年の楽しみなので……私「××くん、そろそろ突撃するぞ!」 ×「あ、もうそんな時間ですか? 行きます!」
 数学科の若手を引き連れて、試験終了の受験生が最後のアンケートを書いている時間にダッシュ。塾の先生方(事務の方?)を見つけるや走り寄って行き「すみません、学校関係者です、解答速報を下さい!」と。職員室で何枚かコピーして採点場に持って行きます。これを見るのは採点に疲弊している職員の良い気分転換になるのです(念のために書いておきますが、採点開始後に解答速報を見たとしても、それで採点基準が変わることはありません)。同窓同僚数学と。
 同「きみ、それもらいに行くの、好きだよねぇ」
 私「こういうのってさ、若いのが勢いで突入して向こうに苦笑いされる、っていう程度の『下から目線』で行くのが礼儀なんじゃないかな、と思って」
 同「」
 私「うん、知ってる。僕、『若いの』じゃないね。今ちょっと恥ずかしいから何も言わないで。後生」
 来年も解答速報ゲットに向けて中原誠ばりに突撃します。若くないから例えが古いです。

 さて、前述の通り国語(作文)の採点が最も早く始まって最も遅く終わります。中学入試の日は国語科だけは深夜解散が決まっているので(作文ではなく聞き取りの場合は多少採点が早いですかね)、夜遅い時間に夜食が投下されます。一人で幾つ食えというんだという大量のコンビニおにぎり……を、深夜の採点終了後に手に取ったら、いくつかの賞味期限は30分前に切れていました。
 国語科の先輩先生の車で送ってもらうのも中学入試の日の恒例。「もりき」の前で降ろしてもらい、そのまま深夜の常連さんたちと飲んで帰宅。マスターの奥様から「明らかに顔が疲れてる」と言われましたがそれはそうですよね。でも、機嫌は頗る良いんです。

寝そびれた子供には目の毒な宵

 本日午後から数日間はF校職員室の圧倒的非日常、ある意味では高3の大学入試に等しい程の重要度を持つイベントであるところのF中・F高入試に関する業務が続きます。生徒は半ドン(3限授業)後に完全下校で敷地内からシャットアウト(24日まで構内に立ち入り禁止です)、教員・事務員だけで(絶対社外秘のものを多く含む)業務が行われるのです。
 
 3限終了後にSHR、そのまま試験会場準備に入ります。具体的には、いつもは1班7人で行う作業を倍の14人に増やして教室(試験会場になります)の大掃除、掲示物の撤去、机の並べ替え、等々。さて、生徒と掃除中に、高2B組には他のクラスにはない分量の「学級文庫」がある故の会話。
 生徒「先生、学級文庫の棚は放置するんですか?」
 教員「あ~、特別規定があった覚えが無いな……うん、3つとも裏返しにしておこう」
 生徒「別に表向きで良くないですか?」
 教員「たわけ。『売春島』に『アダルトビデオ最尖端』に『オトコのカラダはキモチイイ』になんてどこの小6に見せんだよ」
 ここの高2にも見せんなよ、って話ですけれども、まぁ真面目に言えば受験生に見せる情報量が受験会場毎に違っている(関係ない情報で気を散らせるような教室がある)というのは良くないのですね。という理由で、残念ですが教室後方掲示板に生徒が画鋲を並べて書いた「ガンバレ!!」のメッセージも後で事務方に撤去されてしまったようです。

 明日からは暫く忙しい(本を読む時間がない)日が続くので、今日は早めに居酒屋「S」に入って読書独酌。山田風太郎森見登美彦に加えて、富澤一誠の古い古いエッセイを。

この時間が、永遠のように思えてくる。

 阪神淡路から23年、F校でも訓練が行われました。朝のSHR中に放送が流れます。以下、手順。
 0:00 「ただいまより、緊急地震速報対応行動訓練を開始します」
 0:12 (緊急地震速報警報音)「地震です。地震です。緊急地震速報です。強い揺れに警戒してください」
 0:26 (効果音 約20秒)
 0:51 「揺れがおさまりました。周囲の安全を確認し、落ち着いて避難してください」
 1:06 「以上で緊急地震速報対応行動訓練を終了します」
 生徒は、0:12の放送を受けて机の下に避難して頭を守ります。その際、教員の行動には指示がなかった(教卓の下に隠れるスペースはありません)ので、私は教室前後の入り口ドアを開けた(地震で変形して開かなくなる可能性があるため)後は、ただおろおろするだけでした。どうすべきだったんでしょう。

 本日は、2限に高3文系東大漢文、5限に高3理系東大漢文の授業。前者は3限と20分休み、後者は6限と放課後とを使って添削まで終わらせます。文系・理系とも03年文系マテオ・リッチの問題を解かせたのですが、病み上がり(暫くセンターの勉強に注力していたので久しぶりの二次対策)で結果はイマイチ。難しい問題ではありますが、抑揚形の訳し方すら忘れ果ててる(まさか、最初から覚えてない?)答案が少なくなかったのにはちょっと呆れてしまいました。平均得点率は前者4割、後者4割5分(あくまで私の採点基準ですが)。

 高2生徒は、本格的受験勉強を前に2つの大きなイベント(スキー研修・男く祭)を控え、今はそっちの準備で大変です。放課後の職員室で漢文の添削をしているスペースの対角線では、高2生徒が熱心に封筒のラベル貼り。渉外担当の生徒が、広告掲載依頼の企業に送る文書の準備をしているようです。「男く祭」は完全に生徒主導なので、金の工面も一から生徒が行うのです。

 入試期間中の慰労会、一昔(10年ちょっと)前の就職当時は20人くらいの大所帯で大盛り上がりしたものですが、今はこぢんまりとしたグループが散発的にといった感じ。飲みませんねぇ。今年は、同窓同僚数学・若手体育というペアが飲み会行事から一時撤退しているので、ただでさえ少ない参加者が更に少なくなってる感覚です。
 となれば逆に、お店は良いところに行きたい。大人数ならどこででも(とにかく笑えれば)という感覚ですけど、少人数ならここぞの時の店です。とりあえず、体育・体育・体育・国語(私)・国語・数学・体育、の7人(年齢順)に声をかけて、昨年末からいたくお気に入りの居酒屋「T」を仮予約しておきました。

 母君が、お正月以来久しぶりに自宅へ来訪。とは言っても、私が出勤している間に、郵送物の受け取りその他の用事をすませるためにちょっとお寄りになっただけ。歩いて往復なさったというので驚きました。私の足で片道20分ですので、母君の今の足腰だとその倍です。逆に言えば、それだけの時間歩くことに問題はないということですね。
 ということで、2月末に1泊2日でバスツアーを予約しました。極寒の季節を過ぎて体調が良ければ(秋の山口以来の)旅行にでも、と何となく口にしつつしかしどこへ行こうかというのが全く浮かばなかったところ、そういえば以前母君が(出身地である)四国は徳島にもう一度と仰っていたのを思い出しまして。検索してみたら、K市発着のバスとフェリーとで四万十川を観光できるツアーがあったので即決でした。2月末の日曜日と、翌日月曜日で1泊2日。月曜日は第5回定期テストの初日なのですが、時間割の先生に頼んで出題を外してもらいます。試験監督も外せば(これは監督割が私の仕事なので簡単)年休が取れます。授業に穴をあける訳ではないので、何とか許してもらえるか、学年の先生にお願いしてみましょう。もし行けることになったら、私にとっては四国初上陸……ではなかった。私、A中学を受験してたわ。

 さて、その母君なのですが、処方されたタルセバ(抗癌剤)が足りなくなりそうだという話。毎回の通院時に、病院横の薬局で次回通院時までの日数分のお薬を購入しているのですが、1月末の通院の1週間前にタルセバが切れるというのですね。母君が病院に問い合わせたところ、どうやら主治医の先生が日数を勘違いして処方を書かれたらしく。病院側のミスだということで向こうが郵送等の手配をするそうです。3年お世話になっている先生ですから信頼はしているのですが、誰にだってミスはあることも知っておかなくてはなりません。毎日の薬が足りなくなりそうだというのは、精神的不安を呼ぶでしょうねぇ。

 夜は「もりき」で独酌。小上がりでは一見さん(ご夫婦と幼児2人と)が鴨コースの食べログ効果。これで4組目かな。私は鴨と比べたらぐっと安い(半値以下)の鶏タタキを肴に。

 矢部太郎『大家さんと僕』読了、★★★★★。流行り物を買ったら果たして面白かったパターン。卒寿の近い大家さんと作者40歳とのズレで笑いを生むというエッセイ4コマの王道ですが、絵も内容も素晴らしいです。特に絵が素敵で、作者の繊細と大家さんの気品とにとても合っていて。
 ドリヤス工場『テアトル最終回』読了、★★★。水木絵柄ですので購入。まぁまぁ。

海へ、海へすぐとびこむんだ。うつぞ。

 生徒の3分間スピーチ。関節を鳴らすのが癖だという某くんは、鳴らし方の工夫をしてみたり時間当たり何度鳴らせるかに挑んでみたり、それは最早癖ではなくて趣味の域。
 さて。私の癖は何だろう、と考えて浮かぶならそれは癖ではないのかも知れませんが(この歳になったら指摘してくれる人もいないし)、一つあるかもと思い当たるのは言い間違いをしたりスピーチを噛んだりした時に自分の頬を自分で叩くやつ。そよ風かというくらい優しい場合もあれば、思わず「痛っ!」と声に出るような時もあります。平仮名を覚えた時も、附属小を受験するために勉強した時も(抽選で落ちました)そうでしたが、幼児期には母君からぴしゃりと手が出るタイプの「訓練」を受けました。そういうのの影響だったりするのかな、などと。

 高3某クラスの後の黒板に大きく「OK google 近くのふみきり」って書いてあるんですけど、誰かセンターで大失敗でもしたんでしょうか。洒落のめす余裕があるなら大丈夫そうですが。

 先週の学年集会にて、スキー研修担当のベテラン先生。スマホ・携帯の使用は許可するが、写真をオンラインに流さないという約束を守って欲しいと生徒に言うにあたり、「俺たちとお前たちとの間の紳士協定だ」と仰有いました。直後に「オンラインで色々と晒している奴がいることはそれが誰かまで含めて知っている」との言でいきなり「紳士協定」に揺さぶりをかけたのはまぁご愛敬ですが、さて、そもそも生徒は「紳士協定」などという語を知っているのでしょうか。
 「女だてら 紳士同盟」と薬師丸ひろ子が歌ったのは1986年(作詞は阿木燿子)。この当時のファンはこのフレーズの意味が分かったんでしょうかねぇ。

 授業は高2現代文(川田順造「手づくり幻想」)が3コマ、高3漢文・近代文語文が1コマ、空き時間に高3の添削。体育科の主任先生に頼まれて、時間割作成のレクチャーを(実際に作ってみながら)1時間ほど。今週末(土日)はF中・F高の入学試験ですから、それに向けての仕事も増えていきます。その「仕事」の中には、高校入試(日曜)の夜に有志で飲みに行くその店を考えるという大事な仕事も。入試の仕事は何が起こるか分かりません、ので有志飲み会も(開催自体からして)不確定要素満載。こういう時にこそ幹事の腕が鳴るというものでして。

 夜は肉料理「I」で独酌読書。牛タンのトマトグラタン、納豆パスタを肴に。