子供の時代に 夢に見て決めた 熱い長い道のり

 「カラ鉄」には「J9シリーズ」の挿入歌が全て入っているということを知って歓喜。8月上京のカラオケwithオツカル様では絶対に歌います。

 授業は2種類3コマ。センターは吉岡洋で昨日と同じ内容、もう一つは文系(二次対策)の「東大以外」Ⅱコース(便宜上、東大を「Ⅰコース」、東大以外を「Ⅱコース」と呼んでいます)。Ⅰコースは全員で一つの問題(東大の過去問)を解けば良いのですが、Ⅱコースは志望大学が様々なので工夫が必要。担当教員によってやり方は違いますが、私は一つのテーマ(今回は「自他関係」)に即した4~5つの問題(今回は京大・九大・一橋大・阪大・早稲田大)を準備して最初にテーマについての概念的な雑談をし、残りの時間で自分の志望大学に近い問題を選んで解く、という構成にしています。
 4限後に学年集会(定期テストの講評を中心に学年主任先生がお話)、その後一旦自宅に戻って夕食の準備をしたり、母君と一緒に郵便局に出向いたりちょこちょこ。学校に戻って三者面談が一件。再び自宅に戻って、ご近所さん(63回生Nくんママ)からお総菜を届けていただいたり。

 山口恵以子『婚活食堂』読了、★★★。

死ぬのは奴らだ

 こないだの職員会議でちょっと面白かったやつ。先日の豪雨帰宅難民生徒続出を猛反省、休校規定に関する新案検討がなされたんですけれども。生徒登下校の安全が第一で、朝は安全が確認されるまで自宅待機。さて、そこで。
 某先生「生徒については解りました。えっと、我々教員の出勤に関する規定は?」
 管理職「ありません!」
 笑えないけど笑うしかないって感じの笑い。死ねとまでは言わないけれども来られる限り来い、というところでしょう。私はどんな時でも(20分歩きさえすれば)通勤できる場所を住所として選んだので休校だろうがなんだろうが行きますが、遠方から通われている先生方はそうは行かないでしょうね。F校付近の某学校は、何かあったら直ぐに休校にする生徒思いの学校ですが、教員は必ず出勤して「学校を守る」必要があるそうです。

 夏休み前期課外授業開始。今日は授業2つで、センター評論(吉岡洋)。高2の現代文で原研哉『白』と中島敦「文字禍」を連続して扱い「書くとはどういうことか」を考えたのですが、高3の折り返し地点でそれを改めて確認してほしいと思う次第。大学に入ったら、紙とペンと(私の場合は黒板とチョークとも)で「書く」という機会は大学入試がクライマックス、大学入学後、社会人になった後はどんどんと減っていきます。タイピングやフリックがほとんどになっていくでしょう。文字としての情報をアウトプットするという点で共通しているこの二者(紙と筆記具とで書くことと、タイピングやフリックと)は、しかしその内実を全く異にしています。優劣は言うつもりも必要もありませんが、大学入学以降それが身体から蒸発してしまうかもしれないその前に一度「書く」というのはどういうことか(今、自分が何をやっているのか)を知っておくことはためになるのではないかと想像しています。

 午後は自宅に戻り、介護支援専門員Iさんとお話。K市から「要支援1」の認定が下りた母君に関して、私の8月・12月・2月(東大入試の応援)の上京中に母君のショートステイをお願いする旨を相談。母君が現在お世話になっている「S」病院の系列の施設が空いている(受け入れ可能である)なら有難いのですが……。

 夜は事務嬢さんご夫妻と焼き鳥屋~スペインバル。後者「P」には久しぶりに行きましたが、いつの間にか「生ビール・ハイボール・レモンサワー、セルフ飲み放題」なるシステムが始まっていました。しかし、2階建て上下それぞれ10人定員の店(階段は激狭な上にかなり急)で1階にだけサーバーがあるセルフの飲み放題をやるというのは2階の酔客を殺しに来てるんじゃないのかと、一次会で散々飲んだ私などは推理してしまうわけですよ。

つかず離れず 僕等の夢を くり返す

 山田ルイ53世一発屋芸人列伝』読了、★★★★★。これはハイクオリティ。文体(冗句を織り交ぜた話芸)にも、対象との距離感にも、ともに抑制がきいてて驚きました。

 午前中は自宅書斎で仕事。学級通信を作成して、昨日の京大理系現代文特講の添削。近所の血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meタウン」で買い物をした後、ナスの焼き浸しや冷しゃぶ等作り置きの準備……をしている間にコンビニで冷麺買ってくる母君には「マジデリカシー」の言を。
 午後は学校に出て仕事。14時からは三者面談が1軒。理系男子でしたが、誘導で「そこまでガキじゃないっすよ!」の言を引き出した上でお母様と二人で爆笑、というのはちょっと申し訳なかった。男子の場合お母様には実際よりも少し幼いという評価をするというリップサービス、だったんですけどちょっと調子に乗りすぎた。けど、「ガキじゃない。成程、言った以上は大人らしさを見せてもらいましょ」 自室から勉強を邪魔する誘惑を勇んで断捨離した直後にオフトゥンに負けるみたいな「あるある」なんてかましてる内はまだまだ。

 自宅に戻って夕食を作り、母君がお休みになった後で自由時間。今日は街まで出て小料理屋「A」で独酌。ママさんがお土産にミョウガをたくさん下さって、自宅で酢漬けを作成してみました。教えてもらったレシピ通りに作ったので多分上手に出来てるとは思うんですけれども、とりあえず今後は酔っぱらって帰って包丁を扱うのは自重しようと思いながら入眠。

今日までそして明日から

 月曜日からが前期課外(最初に「加害」と変換されるお約束)授業ですし高3に夏休みはないというのがF校のデフォなもんで実感はゼロですけれども、一応今日は1学期の終業式です。そして、ただでさえ実感の湧きにくい終業式を更に身の入らない儀式にしてしまうのが今年の酷暑、体育館に1000人を集めて式をやるのは熱中症等考えたら危険だという管理職判断で教室大気で放送による実施が初決定です。儀式に身が入りにくいというデメリットと生徒が死なないというメリットを天秤にかけて前者を優先するバカはF校にはおりませんのよおほほほほ。
 で、果たして儀式に身が入りにくいのか、と言えばまぁ最初こそそうで、放送が始まっても自習の手を止めない所謂「真面目な」生徒も散見されたんですけれども、タレントとしての経験も豊富な校長先生のスピーチが淀みなさといい声のマイクへの乗せ方といいもう何というかプロのそれで、途中からちゃんと顔を上げなおす生徒が散見されたのは大変いいことである一方、担任の私の方はといえば「ラジオか何かでMCを務められたご経験でもあるのかしらん」とか考えながらも巧すぎるスピーチが途中から何だか可笑しくてたまんなくなって笑いを堪えるのが大変で大変で。
 酷暑体育館ではなく冷房完備の教室での終業式、これは「当然じゃん」ではなく「よく決めた」と褒めていただきたいところ。因みに、高3は終業式後に150分の数学テスト会がありまして、更に理系京大志望者は120分の現代文特講がありますけれども、これは「当然じゃん」ですね。

 というわけで、午前中は終業式、その後は特講やら教務部会議やら職員会議やら、学期を閉める業務が続々。15時に一旦帰宅して母君の夕食を作って、16時・17時は三者面談。その後、18時から毎年恒例の「高3担任団が生徒がお世話になっている先生方をおもてなしする飲み会」が開かれました。直前に、58回生Fくん・Tくんから飲みましょう! というメールが来たのをお断りせざるを得なかったので、事務嬢さんと二人で一次会後に抜け出して、2次会から合流しました。ライブバー「A」で歌い上げまくり。他に58回生の女子2人と、教員2次会を終えた中1主任体育先生とが途中から合流。主任先生がやってくるなり「いけのっちゃん、エレベーターって、止まるんよ」と仰ったのに対して「当たり前でしょ。止まんなかったら降りらんないじゃん」と返したんですけど、翌日聞いたら2次会(雑居ビル6階)から1階に降りるエレベーターが不調を起こして、1階の床より30cmほど下がった場所で止まり、そのまま15分ほど閉じ込められてしまったそう。あぁ、それは酔い覚めの恐怖だったでしょうねぇ。

 弓きいろ『図書館戦争 LOVE & WAR 別冊編(6)』読了、★★★★。
 戸田誠二『egg star』読了、★★★★。超久々の戸田誠二。短編集ではなく、『星の王子様』に挑んで10年かかった長編、力作です。

ウマナミナノネー 固い固いと云われてる

 母君、流石に朝食は召し上がりましたし、食べるように強くお願いしていた昼食(弁当)も平らげあそばしてました。熱中症対策の水分はたくさん摂ってお出でですが、それで固形物を入れなかったらお腹を下す、という理屈で納得なさったようです。

 本日は外部模試の2日目で試験監督のみ。昼過ぎに高3の模試が終了した後で、大雨・台風の休校で流れてしまった特講(文系京大現代文)の補講を行ったので、その添削があります。特講の後、それに参加していた女子生徒某さん・お母様と三者面談。某さんのお兄ちゃん(63回生から文3)は私が高2・高3と担任をし、その1年後に某さんが高1Aで入学して以降私が3年連続担任を務めているので、お母様とは(間に1年の空白がありますが)5回も面談をしていることになりますね。凄い。よく話すことがあるもんだ、と思うんですけれども兄妹2人もいりゃ話題も豊富で、今日はお兄ちゃんがバイト先に白夜書房を選んだという話に噴き出して笑ってしまいました。「っぽいですね!」

 数日前に、職員室の冷蔵庫にあずきバー(6本入り)の箱を入れさせてもらえないかと、Aさん・Bさんの二人(文系女子)に頼まれる。二人の親友であるCさんは大のあずきバーファンなので、誕生日プレゼントにあずきバーのカキ氷機(タカラトミーアーツ「おかしなかき氷 井村屋あずきバー」)を購入してかき氷パーティーをしたいのだそうです。まぁ、受験期のささやかな楽しみくらい別にいいっすよね、ということで「池ノ都が許可したって言ったら保管させてくれるんじゃない?」と許諾したら、冷蔵庫のあずきバーの箱に「池ノ都用」と書いてありました。成程、私は与し易しでもそれ以外の教員はそうではないかも知れないから、「池ノ都が許可した」(他の先生が駄目というかも知れないし責任が自分たちにある)じゃなくて「池ノ都に命令された」(他の先生が駄目と言いにくく責任も池ノ都に帰する)という風にアレンジした訳ね。賢いじゃん。
 さて、「女三人寄れば」というのは差別的な死語かも知れませんが、とにかくトリオで盛り上がるのが大好きな彼女たち元高1A、Cさんの誕プレお披露目試食会にちょこっと顔を出しました。まぁ、言っちゃえば他愛ないパーティーグッズなのですが、タカラトミーが5回の失敗・改良を経て完成させた削り機は、先ず「ヌケルンバー」と呼ばれる部分を操作してあずきバーからスティックを引き抜き抜いてから、金属の刃でシャリシャリと本体を削っていくという本格的なタイプ。やっぱり、遊びは真剣にやらなくちゃね。
 私の分を削るときは、アイスを削るときにちょっと失敗して本体が一部欠損してしまいましたが、完成品はふわっふわで物凄く美味しかったです。あずきバーの新しい世界。これなら、小さな子どもでもお年寄りでも本当に食べられるんじゃないかな。

 夜は、祝復活! の二日市「月空」。先日はお見舞いをお渡しするだけで終わったので客席に座るのは復活後初。料理は相変わらず美味しくて、お見舞いのお返しだと焼酎を1本頂いてしまいました(却ってお気を遣わせてしまったなら申し訳ないことです)。

ビロウな話で恐縮です日記

 昨日の肉料理「I」は最初にアスパラガスの天麩羅を注文したんですけど、注文してから本を開いたら(食堂を舞台にした小説で)いきなり「季節の味、アスパラガスの天ぷら」というフレーズが出てきて、登場人物と一緒に同じメニューを食べるという。「一人でいるのに、二人ぼっちだよ」みたいな。

 3時前起床、未明の書斎で昨日の特講の答案を添削。今日は02年第一問(村上陽一郎)で、2行記述が4題、120字記述が1題、漢字が4題。これを63回生は50分で解きました。64回生は60分かかって「あれ、ちょっと遅いかな」と思いました。で、67回生は60分でも終わらない。何となく、年々少しずつ遅くなっている印象があります。東大は、一昨年から2行記述を3題に減らしました。
 あ、解答の精度は変わってません。

 さて、6時半に添削を終えて朝食を作ろうかとリビングに出たら、母君がカップ焼きそばを開けてガサゴソやっておられる。ほら、昨日の「嫌な感じ」が当たったよ。たぶん、セブンの冷麺がおいしかったから置いといたカップ麺が食べたくなったんでしょう。こんな油もの絶対に口に合わないと言って耳を貸して頂ける性格でないことは38年息子役を担当していたら解っておりますので、今日の朝食はお湯を沸かすだけと決めて麺を受け取りました(勝手に開けといて、作り方はお解りにならないんです)。
 かやくを入れる、湯を注ぐ、湯きりをする、ソースを混ぜる、ふりかけをかける。3分で終えた感想は一言、不味そう。
 これは私が泥酔して帰ってきて急に身体に悪いことをしながらあと2本発泡酒を飲みたくなった時用に取っておいたもので末期がんの患者がわざわざ1食を空費するために買ったものではない、ということを言葉で説明しても絶対にうんと言わない性格でいらっしゃる母君に納得して頂くためには、一口目の不味さで既に後悔しながらも食べると言った手前後には引けず1/3ほど胃に詰め込んだ辺りでかなり苦しそうな表情をなさっているところへ私が「もう要らないんでしょう?」とこれからゴミ出しに行くゴミ袋(大)を差し出してこん平師匠のトランクみたくちょっとだけ隙間があいてるところに容器ごと突っ込んで頂く、という面倒くさいプロセスを踏むしかないのです。

 あ、そうそう。前述の特講添削、3時間ちょっとやったんですけれどもまだ終わっていません。今日は外部模試の日で朝のSHRで答案を返せず返却は帰りのSHRで良いので、添削の残りは1限のテスト監督中に終わらせました。

 さて、生徒は外部模試受験で半ドン。私はその後一旦自宅に戻り、昨日からの「嫌な予感」が完璧に的中していることを昼食の弁当に全く手をつけておられなかったことで確認。ですが本日は週一の絵画教室の日で叱り上げる暇もなかったので取りあえず教室に出かけてもらい、私は予約していた美容室で久しぶりに髪を短くしていただいてから自宅に戻りました。店長のKさんは共働きのイクメンで、お子様お二人のお弁当は完全にKさん担当らしいです。卵焼きのおいしいアレンジの仕方を色々教わりました。

 さて。おぉ髪を切ったら自転車を漕ぎながら風を切るその風も涼味が増してよいぞと興に乗って帰宅、したらトイレから目茶目茶苦しそうな声がするので何ぞと覗くと、下の話だから詳細は省きますが(あぁ、一応名誉のために言っておきますと、どこも汚してはないです)まぁ母君の苦しそうなこと。お腹を下しておられるのですね。昨日からの食事崩壊っぷりから予想は出来てたことですが、取りあえず便座に座った母君と向かい合う形で介助をしてトイレ密室1時間!
 トイレから出た母君をそのままオフトゥンに誘導して、ビバ自転車5分前に家を出ても面談には間に合うぜ(とは言え、10分前には到着される生徒・ご家族を室外でお待たせすることにはなります)、と学校まで爆走。これは流石に「支援」とか「手伝い」とかじゃなくてもはや「介護」の域に片足突っ込んでるよなぁ、とか考えながら。

 さっきまで家族の下の世話(繰り返しますけれども、どこも……床も下着も身体も汚してないです)をやってた風な様子をおくびにも出さずに居られているのかどうかも解らないまま、B組某くんと面談30分。お母様から、お土産に高級な卵を頂戴して恐縮です。ちょうど、卵焼きのおいしいアレンジの仕方を教わったところで、且つ食事のリズムを崩したら身体が正直に反応するということを母君にも納得して頂けたところだったので、正にタイムリー!

 夜の「もりき」でマスター、奥様と。
 マ「……いけのっちゃんところの話、うちの90のお袋のエピソードと全く変わらんやんか。うちのも時々食事に手をつけないから俺が叱るもん」
 私「叱って言うこと聞く?」
 奥「聞かないよぉ」
 マ「息子の言うことなんか聞くわきゃない。でも言わん訳にはいかんやろ、腹立つし」
 私「僕は人間が出来てないから腹も立たんよ。言っても無駄だし」
 マ「腹が立たんなら人間が出来とるんやないと? 俺はいっつも腹かいとる」
 私「逆。腹も立たない代わりに、身体壊しても同情しないもん」
 奥「でも、一時間トイレに居てあげたんでしょ?」
 私「そらそうだ、同情しなくても介助は出来る。生徒にも、勉強したいかしたくないかと勉強するかしないかは別次元だって常々」
 マ「素直じゃないねぇ」
 私「素直な人なら、早々に施設に放り込むんじゃない?」
 今日は模試なので特講はなし。ですから冷酒をいつもよりたくさん。4尺グラスで6杯(つまり6銘柄)。ビロウな話で恐縮です。

疾る 疾る銀河疾風 DO IT!

 今日の仕事は完全ノンストップ。6時出勤で担任業務と板書準備、8時からクラスの某くんに頼まれて面談、1~3限が授業、4限が会議、昼休みはA組の某さんに頼まれて面談(またこういう日に限って面談依頼が重なったりするんですよ)、5・6限が授業、7・8限が特講、その後三者面談が1件入って終了は18時30分。お茶飲む休みもないので今日は自分の分の弁当を作りませんでした。

 さて、本日は学校と自宅とを往復して食事の準備をする時間がないので。
 4時に起きて入浴後、母君の朝食とお茶とはいつも通りに準備。で、プレートに冷やしてよいメニューだけ乗せて夕食用、これはラップをして冷蔵庫に入れておきます。昼食は、自宅徒歩2分(私なら。母君なら10分弱)のセブンイレブンで麺類かなにかを買ってもらうようお願いしました(母君はセブンイレブンの冷麺がお気に入りです)。

 さて、18時半に仕事を終え、近所の肉料理「I」で独酌(おぉ、久々に一日一食!)してから帰宅すると、5割方予想していたことではあるものの、冷蔵庫の夕食には手をつけずに母君はお休みになっているご様子。愛をこめて手作りをとかいう域に達してないもんで、お蔭様で残されても割と平気なんですけれども(容赦なく捨てます!)、ちょっと目を離すと3食摂るということを簡単に放棄するお方だということを改めて認識。
 お元気な頃など、朝は私の朝食だけ作って自分は味噌汁一杯、昼は取らずに帰ってきてからチョコレート数粒、とかいうのが平気だったお方です。要は偏食で少食。ご病気の今だって、私が作ってない、横で見ていない等の場合、3食摂るのは面倒くさいと思われているはずです(だから、5食のうちに1食くらい食べ残してたり完全に手をつけなかったりとかいうことがあります)。
 ただ、今回は昼がコンビニで夜を抜いたというイレギュラー連続でしょ、ちょっと嫌な感じがするんですわ。とまぁ、ちょっと酔っ払ってる私、朝食べない昼食べない夜飲む、みたいな一日を過ごした私が「嫌な感じ」とかどの面下げて感しかありませんし、明日は未明の添削ですし、早いとこ寝ましょ。

闘志いだきて丘に立つ

 進路指導室が毎年出す「進学ガイド」、高3の校内模試の成績と受験大学の合否との相関をデータとしてまとめた本なのですが、ご退職になった先生方にもお届けしています。で、それに付す一筆の冒頭を飾る俳句選びに難渋するのがこれまた毎年の恒例。30余年の伝統らしく、若さ未来輝き決意を表すに相応しい句……のストックがもうねぇよ! ってなってます。それっぽい俳句を目にしたらとりあえず書きとめておくことにしているのですが、今年は「其中に楠高し青嵐(子規)」「若葉風吹くたび峯の光かな(宋淵)」「雲の峯練習船は南航す(素十)」から選定してもらいました。

 起床後、入浴、母君の朝食とお茶、2人分の弁当。出勤後は授業3つですがこれは土曜の2コマとセットのクラス別で、内容も定期返却と演習監督だけなので楽。16時から年休を取って帰宅し、母君の夕食を出して入浴。風呂から出た後で洗い物をして、母君のお休みになった後に学校へ戻ります。一昨日お腹を下して以降、母君には念のため17時半過ぎにはお布団に入っていただくのですが、小腹が空いたとかお手洗いとか、結構頻繁に起きたり寝たりを繰り返しておられる様子です。私の方は18時から三者面談でこれが1時間。19時半に「もりき」に入って独酌。行きは学校から自転車を飛ばして、帰りは自宅まで自転車を押して。

装う女心

 マキタスポーツ・スージー鈴木『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』読了、★★★★。好きな曲が同じなんで「うんうん」と頷きながら読めるんですけれども、私は著者2人と違って音楽的素養が全く無く(楽器経験ゼロ)、コードとか言われても解らないのが悔しいところなのです。
 この本の記述ではないのですが、最近聞いてへぇ、と思ったのは大橋純子シルエット・ロマンス」の話。サビの出だし、1番の「あぁ あなたに」に対応する2番は最初「だぁ きしめて」だったんだそうです。それを録音時に大橋さんが「あぁ だきしめて」に変えるよう提案したら曲が一変したという。ちょっと凄いなぁ、と思いました。

 海の日。9時半オープンの血痰ネーミングスーパーマーケット「You Meマート」で食料を買出し、作り置きの料理は野菜と鶏肉との煮浸し、ズッキーニの豚巻き(焼くだけの状態に)。昼食は白菜とささみとを炒め物にしたものをメインに。
 午後はとにかく面談がぎゅうぎゅう。自宅に戻って母君の夕食を作って、母君がお休みの後の独酌は近所の居酒屋「A」にて。行きは自転車を飛ばして、帰りは自転車を押して。

あなただったなら 強がる肩をつかんで

 連休は三者面談の書き入れ時。休日までお仕事をさせて申し訳ありませんと仰っていただくことが少なくありませんが、お仕事をお持ちで土日しかお出でになれないというお父様お母様が多くこちらこそ貴重なお休みにご足労をおかけして申し訳ありませんという話ですし、そも家事労働には生きてる限り休日がなくこれがどんだけ大変なことかっつーのは炊事を引き受けたらわかるぞ。

 午前中は書斎で仕事をしたり日記を更新したり。11時にタクシーで「ベスト電器」へ行き、私のベッドルーム用に扇風機を購入。必須か否かと聞かれたらそうでもないのですが、母君がどうしても買えと仰るのに抗えず。11年の震災節電以来捨てていた家電のうち、新居引越しを機にテレビとクーラーとは買い直しましたが、私のベッドルームだけは空調抜きだったんですね。そこについに(流石にクーラーは大袈裟かと思い辞退)扇風機が入ったのです。まぁ、ありゃあ使いますよね。風呂上りの乾きも良くなるし。
 昼食は「ベスト電器」横の洋麺屋「ピエトロ」でスパゲッティとピザとをシェアしたのですが、ここで油を取り過ぎたのが後で母君の身体に祟ることになりました(お腹を下して大変でした)。

 14時過ぎに学校へ移動して、15時・16時・17時と続けて三者面談。うち2人の生徒についてはご両親のどちらもがお出でで四者面談になりましたが、それぞれ1時間近く話が盛り上がってしまいました。男子生徒の場合、実際よりも少し幼い精神年齢であるかのように語るとお母様はお喜びになる傾向があります(リップサービス)。
 18時に帰宅、母君の夕食を(お腹に優しそうなものを中心に)準備して、母君がお休みになった後に外出。58回生Fくんと彼が常々再訪したいと言っている小料理屋「A」に行こうと思ったら(FくんはOKだったけど「A」の都合で)振られて、仕方ないので一人で焼き鳥「S」で読書独酌。からのライブバー「A」が盛り上がったところで結局Fくんをお呼び出し。