俺の俺の俺の話を聞け! 2分だけでもいい

 未明に目が覚めたので、早朝6時に学校入り。夏休み中につき喫緊の仕事はありませんでしたが、ふと「あれとあれとを絡めたら現代文の問題になるんじゃないか」という2つの作品が浮かんだので、国語科のマイ本棚から2冊の本を引っ張り出してパラパラ。あ、これは高校入試にもなるし中1の確認テスト(中学1年生対象の校内模試)にもなるね、ということで作問化。別の文章と合わせて問う設問を作ったらまたこれが奇跡のマリアージュ(←大袈裟)。

 高2A率いる青組応援団の練習の様子を観に行く。学校からはタクシーで20分の河川敷。途中、セブンイレブンで差し入れのジュース(500mlのペットボトルを氷結させたやつなんて売ってるんですね、知らなかった)を20本くらい購入。お日ぃさんが、カーッ! っと照りつける中、10数人のお子たちが一糸乱れぬ統率で練習を……してるわきゃねぇ、酷暑ここに極まれりの河川敷草いきれの中で「暑い~」「死ぬ~」「もうやだ~」ってな感じで何が応援団だ本当はお前らを誰かが応援するっていう設定なんじゃないのかっていうだらけ具合。大体生徒を甘やかすこと、生徒に舐められること、雰囲気を弛緩させること、これらに関してはおよそ人後に落ちない私みたいな教員が出かけていったらそれだけで体育会系の練習には邪魔になるというね、分かってるんですけれども一応行きたいな見てみたいなと思うのが性じゃないですか。そりゃ、なかなか溶けない氷結ペットボトルに対して「飲みにきぃよ! 何だこの嫌がらせ!」みたいな逆ギレーションぶちかまされるような扱いですから、見に行かないことで逆に練習に貢献できるっていうのもね、知ってはいるんですけれども。
 で、団長です。他薦で選ばれただけあって、牽引力統率力運動能力、高いんですよ。高いんですけれども。20人弱のF校生、そう簡単には従わない。集まれと言っても並べと言っても全員だらだらだらだら(←これ、動きと汗との両方を表してます)しやがって。担任「ねえ、こいつら本当にぜんっっっっっぜん言うこときかんやろ?」 団長「まじで、ほんとに動かん」 担任「担任の毎日の苦労、分かるやろ? 申し訳ないけど、ちょっとざまぁみやがれ、って思うもん」
 まぁ、一ヵ月後、体育祭本番直前になったら、このだらけ方が嘘のようにしっかりやってるんですけどね、みんな。

 昼に卒業論文に関する中3面談があったので、タクシーで学校に戻る。面談ほか作業。夕方、練習終わりを見届けるためにもう一回河川敷にタクシー往復。

 夜はK市でいちばんの焼き鳥屋「S」で。明日からは7泊長丁場の東京出張&旅行。5時台に家を出発しないと間に合わないので、就寝は21時前と早め。