消えない過ちの言い訳する前に

 Twitterの公開アカウントを削除する。次いで、その公開アカのフォロワーや「似ているユーザー」にずらり列挙されていたF校生(名前からして高2生もいっぱい)の中に迷惑がかかった人がいるかも知れないので、高2生3人に電話をして処理をお願いする。むぅ、メディアリテラシーゼロの教員だなぁ、久々の大失態。暫く日記のトップページにお詫びの文言を載せておく、今日電話した3人には東京土産を買っていく。
 教訓。トイレに行く時に携帯電話を手放してはいけない。というか、ロックがかかるようにしときなさい。っていうわけで、誰か携帯のロックの掛け方を教えて下さい。

 とまぁ、ちょっとした(のか?)事件の処理で殆ど眠れなかった朝、ネカフェで日記更新なんぞもしながら時間潰してたらあっ、という間に14時とか。時間が中途半端なので、3時間程喫茶店で読書。いつもとはちょっと趣向を変えて、旅行前半3泊4日で読了の本を列挙。
 春河35『文豪ストレイドッグス(1~2)』、★★。駄作というより、愚作でしょうね。作者(原作者にも画家にも)にモデルに対する敬意がないことははじめから瞭然、それが証拠に文豪キャラの一般募集なんか始めちゃって、ねぇ。
 霜山徳爾『仮象の世界』読了、★★★★★。例えば茂木健一郎は「詩人になれなかった」科学者ですが、霜山氏は詩人なんだと思う。民俗学者の同性愛も宗教学者の肛交愛好も精神病患者の黒猫断首も、全てが韻文の言葉で描かれるその文体(世界)に慣れ得るか否か。そこを超えれば、東儀秀樹の舞台(今年の文化祭の日記参照)も、昭和人インタビュー集(齋藤明美『最後の日本人』)も、この本の引用だけで語り尽くせる。名著です。
 北王路公子『ぐうたら旅日記 恐山・知床をゆく』、★★★★。酒びたり日記で爆笑の才、今回は番外旅行記。運転他雑用は全て同行者任せで自分は朝6時から飲む、旅先での日常貫徹これ大阪のオカンの如し(筆者は道民)。観光感想に流入の妄想も健在、三題話小説で一章割ける力が生きてます。そういえばこの間、職員室を代表する読書家の数学某先生が北大路本をお読みだったので「その人、面白いですよねぇ」って言ったら「キミはこんな本まで押さえてるのか、凄いなぁ」と褒められました。いやいや赤丸急上昇の人ですよ、ってお答え。帯は北大路大ファンの榮倉奈々ですし。数学先生「あの帯はええなぁ。あの写真見て、筆者と間違えるやつもおりそうやし。わしやけど」

 昨日は高2生がお世話になったT氏を始めとする58回生たちと飲み会。生真面目Sくんが語った「ベッドの上で『いつやるの、今でしょ』」ネタとか、体育会系A嬢の語った「少林寺拳法お世継ぎ」ネタとか、まぁF校出身者って行くとこ行くとこで酒席のネタの尽きない人の多いこと多いこと。一次会の魚料理、二次会の中華料理とも堪能。Tくんは、いつの間にやらすっかり「知音食堂」がお気に入りの様子。空調の効かない地下の店で激辛料理って、飲んだ青島ビールがそのまま汗で流れるという完全なるマッチポンプですね。