星空のディスタンス

 牧野武文論語なう~140字で分かる孔子の教え~』読了、★★★。ツイッター本、テーマや構成はタイトルだけ見れば分かりますね。内容に深みはないけれども(そりゃそうだ呟きレベルだし)、リーダーフレンドリーではあるので高1漢文の資料に使って害はないかな。

 5時出勤で授業準備その他、本日は午前中が変則時間割で通常授業に割り込んで講演会があり。講演者は意識高い大学生なら名前を聞くだけで土下座しそうになる某社の副社長であられる卒業生氏、内容はグローバル社会でサクセスフルな人生を歩むための準備的な。

 朝の職員室、「お早うございま~す」の英語先生の声が掠れて調子が悪そう。今日の午後はアルフィーにならないといけないのに。
 国語「あら、高見沢さん、喉のコンディションを整えてないなんて、ちょっとプロ失格じゃないっすか~?」
 ってからかったところ英語先生が何か言う間も与えず隣の数学先生が決然と一言、
 数学「高見沢は私ですっっっっ!」
 ノリノリやないか。

 2・3時間目ぶち抜きで中3~高2が聴講した講演、グローバル社会で以下略の後、質疑応答が異常に盛り上がったのがちょっと面白かった。
 例えば文化祭の講演等、F校で本編の後に行われる質疑応答がその講演以上に面白いことは多々あります(っていうか、ほとんどがそうです。F高生の質問は厳しいんだこれが)。最近一番顕著だったのが藤原正彦、400万部売れた本(『国家の品格』ね)のあらすじを1時間滔々と語った後の質問が、『博士の愛した数式』についてだったり、数学の問題についてだったり、天皇制についてだったり(この質問に対して藤原氏は回答を拒否しました)、要するに「我々が聞きたかったのはそんな話じゃない」という意思表示ですね(あの時は私10分間笑いが止まらなかった)。
 なんですけれども今日のはちょっと違って、今回の質疑応答の内容は本編の内容に対する(異常に)突っ込んだ質問が多くて、要するに「我々が聞きたかったのはもっともっと詳しい話だ」という意思表示が行われたわけですから講演自体も大成功だったということになります。
 講演は、その話はこの会場以外の場所でも全く同じ内容で出来るよね、と聴衆に思わせた時に失敗します。

 授業1コマ、昨日の日記に書いた内田樹さんの文章と大学入試国語についての話を自分の文系クラスで。その後、ある生徒が「国語教師になるのもいいと思いました」と言ってくれたことが嬉しい。
 保護者会では第3回定期考査の好評を教務部代表として15分ほど。

 保護者懇親会のアルフィー、めたくそ盛り上がってました。63回生の保護者、ノリが良すぎなんじゃないでしょうかね、と体育先生に言ったらすんごいキラキラした目で「池ノ都、今度は俺たちもやるぞ!」だって。あぁ、お祭り好きがここにも。でもって英語先生よ、スーツの下のYシャツが真紅てどこの業界人やねんと。国語「Yシャツスーツまでレンタルしてどんだけやる気だったんですか」 英語「いや、このシャツ自前よ?」 国語「嘘っ!? バブル世代極まれりじゃないですか!」
 アルフィー(まさかの2曲)の盛り上がりのまま、二次会以降もむちゃくちゃ楽しいハイテンション飲み会が。う~ん、この雰囲気作り。お祭り軍団、あ~た達は偉大ですよ(シャッポ)。

 さて、17時~20時が保護者懇親会@ホテル宴会場。二次会は高2担任団でフランス居酒屋(こっからの幹事は私)、20時~22時。三次会は体育・物理・国語の3人でおでん屋22時~23時(アルフィー3人は今日使った小道具を提供してくれたバーに離脱)。解散後、別の場所で飲み会をしていた某学年団から着信がありそちらへ。三次会後の学年団と合流した後、代行手配の方法が分からないというベテラン先生のために代行手配をし、学年団有志をアルフィーのいるバーにお連れして、私も0時まで付き合った後、帰宅。多分あの後バー宴会は深夜まで続くんでしょうけれども、私は明日の仕事があるのでここで帰るのです。結果如何。