きみ歌えよ うれしいこと 好きなこと

 高2の授業4コマは、現代文定期テストの返却、及びセンター過去問(評論と小説)の実力試験。定期もセンターも、辛うじてA組文系が他3クラスをまくって安心(っつっても、明確な実力差があるわけではなく、意識が少し高い、程度の差ですが)。

 そのA組、来年4月の「男く祭」のコーラス大会で歌う曲目を決めるクラス会議が放課後に。F高は2年から3年にかけてクラス替えがないので、年度が替わる前にクラス対抗のイベントの準備が始められるのです。複数候補の中から挙手で2曲を選ぶのですが……。
 生徒「絶対、最後の『鎮魂歌へのリクエスト』は選ばれるよ。だってみんな『ちんこ歌おうぜ!』って言いたいもん」
 担任「そのうち『ちんこクエスト』って略し出すからね」

 コーラス委員、伴奏、指揮者も決定。伴奏者氏は文化祭全体をまとめる文化委員長との兼任なんですけど、大丈夫なんでしょうか。委員長氏、学級日誌の日直感想では「勉強との両立」と宣言なさっておられました、のでお手並み拝借……と、ここで生徒に尊敬語を使っているのは、生徒担任の距離感の表明でも上から目線の皮肉でもなく、純粋な敬意なんですよ。少なくとも、いずれは敬意を抱くようになるだろうという漠然とした予感はあるんです。これは、F校で「男く祭」を体験したことのある教員なら誰にでも分かります。
 そして、直近で忙しくなる生徒が1人。パソコンソフトを使って、2曲の楽譜を元に、4つのパート・伴奏・全体、と1曲につき6種類の音取り音源を作ってきてくれるのです。1曲につき7~8時間の作業だとのこと。宜しくお願いします。

 夜は「もりき」で湯豆腐。