日に灼けながら 汗を流して

 去年もそうだったような気がしますが、体育祭当日5時の段階で曇天、天気が持つか持たないかは五分五分以下のラインで、大会が終わる前に降り出すんじゃないかなまちょと覚悟はしておけ、という空模様と天気予報。
 こういう時は、矢野顕子さんの名言「始まったら、終わる」ではないけれどもとりあえずやろう! 降ったらその時考えよう、というのがF高流みたいで、当然のごと決行で結構です。

 しかし高3の生徒、受験が本分の「お客様」だという認識があるのかないのか、笑けてくるくらいの懸命さで、部活引退後一年のブランクを(少ししか)感じさせない全力疾走にいっそ感心。
 我ら文系男クラ高3Aは、今年は憎し嫉し混クラ3Bとタッグを組んで赤ブロック。ですけれども、今年の高2応援団は3ブロックの全団長が昨年団長だったA組某が率いた団員だったので、赤団の某は練習時から赤団以外の黒・青団の面倒も見てました。応援団演舞の後は、高2団員感涙だし、高3ももらい泣きしてるし。

 予報は午後から雨でしたが、プログラムラストの騎馬戦の時だけ演出のような豪雨に見舞われた以外は空が持ちこたえて全競技完遂。今年は夏の雨に祟られて準備が間に合うか間に合わないかの瀬戸際だったのですが、高2の努力見事、前述の応援団も同じくブロック対抗の装飾も、それを感じさせない見事な仕上がりでした。
 騎馬戦後の閉会式は再びの雨を警戒し、教室にて全校放送の形で。最初の教頭先生のお言葉が、高2瀬戸際準備の見事さと高3全力疾走とへの感動で涙に震えていたのは、子ども達も「そこまで?」の表情を浮かべてはいたものの熱心に聴き入っていました。いや、実際君らがそれだけ頑張ったし凄かったしってことですよ。

 でもって、応援団も装飾も優勝は敵ブロックの黒にさらわれたものの、協議結果を踏まえた総合優勝は我らが赤、我ら高3Aと憎し嫉し混クラBとの協力の結果ではないでしょうか。放送での優勝発表後、A組諸氏が雪崩れてB組に駆け込み、今までのご無礼暴言の程大変申し訳なく存じますと全員土下座してました。が、おぉ雪解けかと思ったら流石お子ちゃまA組、2クラス合同の(いつの間にやら恒例行事にさせられてしまった)炭酸ファイトで、手順説明してる時の顔と態度が「一緒に遊ぼう」ではなく「お前らも混ぜてやるよ」感に満ち満ちてて担任ちょっと恥ずかしい。
 ましかしやってみたらテンション上がるのが炭酸ファイト! ってことで、ペットボトル120本、1万円が15秒で泡と消えましたとさ。

 夜は教員有志でお疲れ様会。野菜料理の美味しいお店にお連れしたら(私、幹事です)、腕白な先生たちに「草じゃなくて肉を食わせろ!」と怒られてしまいました。