三十路ボンバイエ

 本日と明日とで、高3生は第3回校内模試を受験。第3回からは、例えば二次試験で国語が不要の理系は国語不受験など、自身の本番の受験選択科目に合わせた受験になるので、答案の質が必然的に磨かれることになります。

 私は、文系全員と京都大学志望の理系とが受験する現代文の問題(長谷川一『アトラクションの日常』)を出題。答案は60枚程度で、本日午後に答案が届いたので、夕方までかけて一気に採点を終わらせてしまう。文系の平均得点率は現役が浪人の-1%で肉迫するも及ばず。現役も浪人も評価は「例年並み」ですね。
 嬉しかったのは、うちのクラスの2人が原著を買ってた(うち一人は読んでた)ってこと。選本眼がお高い。但し、その読んでた生徒とも話したのですが、私「読んでたからと言って?」 生徒「解けるわけではない、です」 はい、正解。私、99年にセンター試験を受けたのですが、小説(山田詠美)の出典を読んでいましたが点数は10点台でした。
 別の生徒が、試験後職員室で私に「先生の問題がくそ難かった~」と嘆き節だった時、横にいた国語科某先生が「池ノ都ワールドだからしょうがない」と仰有り、少し反省する。私は「ワールド」とか呼ばれる特殊な問題ではなく、ただただ最近の入試の(東大・京大・センターの)傾向に近いものを作りたいと考えているのです(第4回で出題する文理共通現代文は完全に東大型)。

 夜は、英語・数学・社会・国語(私)の4人で飲み会。滅多にない(今後この4人だけで飲むことはあるのか?)メンバーで新鮮。私以外の3人は全員40代の働き盛り、うち2人は学年主任の経験もあるバリバリの中堅選手。更にうち1人は社会人経験もあられたりするんで話題が豊富で面白く。名目は、今年赴任なさった数学先生の歓迎会なんですけれども、数学先生もベテランでいらっしゃいますから。