ぎこちないぬくもりほど 泣きたくなる

 生徒欠席の理由は様々ありますけれど(生徒自身が色々なことを言いますけれど)、こないだ聞いた「物忌み」ってのは雅で面白かったな。「じゃあ、遅刻は方違えなわけね」

 本日、高3は校内模試2日目。私は前日に出題した国語第一問を6時入り(←昨日飲み会があったので、起床が一時間遅いのです)の職員室でガシガシと。K市内ホテルにご宿泊の母君とは携帯で一言二言。午前中はホテルの部屋でゆっくりお休みいただいて、午後の入院時には(校内模試の監督が外れていたのでまたまたまたまた)年休を取って付き添いを。
 母君は本日が検査、明日の午前中にガンマナイフの施術、明後日の午前中に退院とのこと。授業の都合で明日の施術にも明後日の退院にもご一緒することは出来ませんが、明日の夕方にお見舞いには伺えそう(一人で大丈夫だと仰る母君の気丈に甘えました)。

 千葉雅也『別のしかたで ツイッター哲学』読了、★★★。哲学者のツイート集、を読んでおりましたら、後書きの末尾に「この本を、今年還暦を迎える両親に捧げます」と書かれてあり、おお母君に近いなぁ、と思った後でこの一文が結構面白いジョークだったということに気づく。一瞬の感傷が邪魔して笑えなかったことに反省、口角を上げていかなくては。

 さて、校内模試、現役生の添削。母君の入院後に学校に戻って夜まで、に8割方まで終わらせましたが、おそらく最終的な平均点は現役生も浪人生もほぼ変わらないというところでしょう。漢字・通常の(東大の問一~問四の二行)記述に関しては浪人生の方が上、120字要約に関しては現役生の方が上。前者に関しては一日の長が効き、後者に関しては現在進行形で毎週解いていることが効く、というところではないかと想像しています。