ふしぎ・きれい

 本日から、高3はセンター対策授業。通常50分×6限の授業を、100×3限にして、その中で例えば国語なら80分ぶっ通しで過去問1年分をやる、という完全なる演習モードに入るのですね。通常授業は、もうありません(センター試験の後に、これも同じく100分×3コマの二次対策授業はあります)。

 5時に学校入りして添削。本日は授業無しなので、始業後は、デスクワーク。具体的には、上記センター対策授業の準備、及び上記二次対策授業の時間割編成(教務部である私の仕事)。

 種々の機構へ学級担任としての生徒推薦文を書く。あの子やあの子が学生の鑑であるという文章を、選択・編集するんですね。あんなエピソードやこんなエピソードをふくらませて、あれとかあれとかは……そりゃ書けねぇ、みたいに。書面に表れた君子のような生徒像を見つつ、主婦タレントが100均グッズでおされインテリアとか冷蔵庫の残り物で高級感溢れる一皿とか、そんなのを想起してクスクスしてしまいます。
 あ、あと熟々と実感したのが、Twitterのアカウントでもう2年以上も140字縛りとかやってるから、無駄に字数を調整してどんな文書も全て枠ぴったりの字数で書こうとする癖がどうしても抜けません。

 そう言えば、以前某所である模試を作成した時に、120字以内で書けという説明問題の解答例で120字ぴったりのものを提出したらはねられたことがあります。出題者側が120字ぴったりかかる内容なら生徒はオーバーするのが必定、110字超程度の余裕を残して書くべきだ、と言われたのですね。
 私は上記に全く賛同できないのですが、理由は省きます。

 本日は授業無しですが、理系の東大現代文特講が放課後にあり。これで12月の特講は本当の本当に最後です。09年、原研哉『白』。「白」の象徴する真っさらな答案に、提出したら不可逆一回性を覚悟して、自己の未熟を超克する表現(解答)が書けるのか、が試されるまで、そうですよあとたったの3ヶ月です。特講後は、職員室で少しだけ添削。
 「もりき」定休日なので、家の近くにある(何となく遠慮してた)焼き鳥屋に入って、やっぱり遠慮は正しかったね、と判断。美味しくなかった訳ではないですけれども。