遊びに来た卒業生(58回生女子)と。
卒「最近、谷崎の作品を読んで面白かったんですよ。えっと……」
私「(『卍』だったらおもろいな)」
卒「ほら、ナオミが出るやつ」
私「あぁ、『痴人の愛』ね」
卒「そうそう、ああいう面白い本、ありません?」
私「だったら、山田詠美の『賢人の愛』で決まりですよ。こないだ読んでえらいこと面白かった。今職員室に置いてますんで、お貸ししますね」
山田詠美『賢人の愛』読了、★★★★★。
卒業職員室で、高3担任団に1人、国語科に1人インフルエンザが出た、との連絡に蒼白。四面楚歌というのはこのこと。国語科先生とは、こないだ鳩首状態で入試採点・会議ご一緒したのに。
私はインフルエンザにはかからないんですけれども(根拠は無いですけれども、かからないんです)、高3生に媒介するのはイヤですもんねぇ。
6時学校入り、授業は文系漢文2種類で、放課後は添削をガシガシ。夜は、通販で衝動買いしたデヴィッド・スーシェ版の『名探偵ポワロ』DVD-BOXから「ヴェールをかけた女」を。小原乃梨子様の吹き替えを楽しむ。