飾らないことばで なくせない心で

 東大現代文。終わりなき添削の中で生徒の解答を読んだり書き直したりする作業をしていると、時々「あぁ、この120字解答って、こういう風に書き直したらもっと分かりやすくなるのか」と気づくことがあります(内容・表現両方とも)。今朝も、02年(村上陽一郎)と08年(宇野邦一)の問五を改作。次に高3現代文をやる時からは、解答例と教え方とが変化します。鰻屋のタレと呼んでるんですけども。

 高2図書委員長→図書委員担当国語科先生→私、の依頼伝言ゲームで、既にご退職の国語科恩師先生に「讀者之言」玉稿依頼のお葉書。「讀者之言」とは、毎年4月「男く祭」に合わせて図書委員が発表する書評雑誌です。
 お葉書の中で、恩師先生のお手紙を真似て時候の挨拶に代えた冒頭俳句を書いたのですが、パッと浮かんだ句が「啓蟄の日本行方不明かな」だったのもしょうがない所ですし、何より冒頭の「蟄」の字を誤りこれぞ正に効顰だ、と苦笑。
 「讀者之言」は私にも原稿依頼が来ましたが、前回は桐生悠々の『畜生道の地球』を推した私、政治的偏重は大丈夫? と他人事のように。

 夜は、合唱部顧問で中2学年主任の先生と政治的な(笑)話の為にさし飲み。最近お気に入りの焼き鳥屋「Y」をご紹介するのも兼ねて行ったんですね。
 一次会焼き鳥屋で政治的な(大笑)用件を済ませ、二次会小料理屋「S」では軽くカラオケ。先生は合唱部顧問(勿論、ご自身も合唱サークルに所属)だけあり、FKC(F校カラオケ倶楽部)のメンバー以外の先生では唯一、私の選曲レパートリーに(部分的ではなく全体的な)理解を示して下さるのです。
 私は「Dragon Night」(SEKAI NO OWARI)、「おんな港町」(八代亜紀)、「The Lion Sleeps Tonight」(The Tokens)の3曲。合唱先生のお歌は内緒ですが、とある曲の声の張りが紅白和田アキ子ばりのマイク要らずで圧倒されました。

 って話をtwitterで呟いたら、オツカル様から「ドラゲナイ取られた!」とリプ。すまん、新曲知らずの私です、次のカラオケではドラゲナイは譲ってくれ。