いつまでいつまでと鳴し怪鳥を射し事

 会議資料を作ったり、遊びに来る卒業生と茶飲み話をしたり、な~んとなくたらたら仕事をする一日。東大後期の為に上京中の生徒とは、メールで道案内や店の紹介のナビゲーター・食べログ役を務めたり。後期試験の添削さえ無くなった高3担任団というのは本当に身体が空くんですね。というわけで、これから一週間の間に、一泊二日の会議出張を2件入れられています(大阪・東京)。
 そういえば、進路指導室に遊びに来てた理二絶対的合格某氏ですら、「鬼教官が多い語学は、取りたくても不安なんですよ~」とかぬかしやがってびっくり。「あのね、今から楽をしたいだらけたい勉強したくないとかいうクソみたいなこと考えてどうなるのよ」
 東大生「まで」の人とかになったら、母校に教員として帰るとかいう折角の学歴を全力でドブに投げ捨てるような選択肢しか無くなっちゃったりしますからね、ご注意遊ばされよ。

 生徒「先生は大学生の時に、どんな生活を送ってましたか?」
 教員「大学で好きな友達と駄弁って、好きな本を読んで、好きな酒飲んで……あぁ、資金の出所が親か自分かという所以外、今と全く生活が変わっていませんね……そういえば」
 生徒「そういえば?」
 教員「昔、インターネットで個人ブログを開くのが大ブームになった90年代の終わりに、『さるさる日記』ってサービスを使って大学生活を毎日ブログにアップしてまして」
 生徒「うわ、全然分かんない。それってまだ見られるの?」
 教員「サービスを終了しているのでもう見られません。それから場所を変えながら15年間ず~っとネットで日記をアップしてるんですけど」
 生徒「それ、噂で聞いたことあります」
 教員「15年前の日記も、今年の日記も、舞台と肩書きが変わっているだけで、やってることも考えていることも書くときの文体も、何一つ変わっていませんね」
 生徒「全然成長してない、と」
 教員「東大『まで』の人間ですから」

 江口夏実『鬼灯の冷徹(17)』読了、★★★★。中村光聖☆おにいさん(11)』読了、★★★★。買ってからしばらく忙しさで「積ん読」しておかなきゃならない間のやきもきが凄かった。