就職が決まって 髪をきってきた時

 本日から生徒登校、1学期の初日は始業式と高3学年集会だけの日(その後、高3生徒は各々「男く祭」の準備練習があります)。始業式粛々、の後の64回生高3学年集会で、新しく64回生担任団に入る教員2名(私と超ベテラン先生と)の挨拶。最初に超ベテラン先生が穏やかな語り口でご挨拶をなされ場が上品かつ温かい雰囲気に包まれたので、続く私があまりにもふざけ倒すのはどうよと思い持ってたネタを半分近くカットして同じく穏やかな雰囲気の挨拶をする……聞いてた生徒による「高校時代のスクールカーストの話やら見合いを断られた話やらしといてどこがネタカットやねん」という批判が空耳となって脳を刺激しているような気もしないではないですが、あの穏やかな雰囲気の中で「男子校時代のF校6年間を過ごしたためJC(女子中学生)を見たことがなく恐ろしいから中1の担任を命ぜられたらどうしようロリコンだって言い張ったら断れるかしらと不安だらけでエモーショナルな気分になってた」という台詞をカットできたのは「いやいやそもそも思いつくことが人間としてどうよ」というツッコミは取りあえず脇に置いて偉くね? ってなもんです。

 中2・中3・高2・高3だけが参加の始業式やLHRは午前中で終わり、午後は新中1・新高1を迎える入学式です。私も臨席(というか体育館の一番後ろに立って観てました)。格調の守られる範囲で和やかな式だった、という総括で如何でしょう。
 教員・生徒・保護者・来賓という4者それぞれに「入学式あるある」みたいなハプニングはありましたけれどもまぁそれだけ書くと「コント・入学式」みたいになっちゃうんでやめときましょうね。

 面談その他のアドバイスを求められ「緊張しない方法はありますか?」と聞かれると大体いつも「緊張するのが普通で、その中で如何に自分らしいパフォーマンスが出来るのか、という順番で考えた方がいいですよ」とお答えするのですが、一般的に通用するかどうか問わないなら、私が個人的に採用している「緊張しない方法」、実はあるんですね。それが、上記「コント・入学式」。
 どういうことかというと、これから自分が立つ舞台・挑む経験はこれ全て「コント」であるのだ、という設定を自分にすり込ませるということ。そうすると、大抵の失敗やピンチは起こって当然の「ネタフリ」で逆にオイシイ、という境地に達したり達しなかったり。
 私は地区の保護者会で喋るたびに「コント・講演」と思っていますし(いいんかねこんなこと言って)、「コント・担任」とか「コント・授業」とか色々やってますよ(だからいいんかねこんなこと言って)。皆さんもどんどん「コント・プロポーズ」とか「コント・企業最終面接」とか「コント・接待フットサル」とかやったら良いんじゃないかと思います。

 入学式後は私ならではの仕事、それは幹事! 本日は自ら買って出た幹事が1件、外部からのご用命が1件でございます!
 先ずは自ら買って出た「若手会」の歓迎会。本年度もF校はお若い新任の先生方をお迎え致しました。ですので、4月頭にF校若手有志の非営利団体「若手会」のメンバーで集まって新人先生を歓迎するパーティー(要は飲み会)を開きましょう、と。適当に参加候補に挙げた12人に片っ端から声を掛け全員が参加可能な日程を絞り(4月中に1日しかありませんでした)、参加者の好みその他に合わせた店を選ぶ(刺身アレルギーが1人、後は新人歓迎会なのでF校教員がよく使うお店を紹介する方が良い、という条件で店も一つに絞られました)。
 外部ご用命は新中1学年主任先生から、新中1九重オリエンテーション2泊3日の引率が終わった後の事後ミーティング(こっちは飲み会じゃなくて食事会)の会場を押さえるというもの。女性が何名かいて、17時という早めの時間のご指定だったのでこっちは工夫が必要、ゆっくり考えよう(でも、土曜の17時だから前日とかだと取りにくいだろうなぁ)。

 ……分かってますよ。10年連続で「若手会」歓迎会の幹事やってるお前のどこが「若手」なんだよと。「若手会」は自己申告若しくは現メンバーの推挙による加入(ってほどでもなく何となく集まってるだけですが)、そこに胡座かいてロートルが居座ってるだけですよ35になりますよもうすぐ。
 ってことで今年こそ歓迎会と一緒に次期会長(というか、幹事)の決定を行うぞ! 禅譲先はほぼ決めてるんですけどね。でもって無事幹事役をお譲りした暁には、老兵は去るのみ。というわけで、今後は名誉顧問として会にコミットしていこうかと。