ボク、百目だモン よろしくだモン

 昨日の日記の最後の記述嘘だったわ「もりき」でチョイ呑みしたら20時に爆睡したわ。
 ですが1時前に目が醒めてそこからは目が冴えてしまって。布団の中でまんじりともせず2時間、そっから風呂に入って5時に職員室入り。授業の準備したりPC室で日記書いたり職員室の清掃(ゴミ捨て)したり色々、している間もずっと緊張。

 中3漢文(国語Ⅲ)、今日が初授業。これはど緊張。色々理由があります。

 先ず、過去に中3の授業を担当したのが2回で、最初が高校56回生、次が(こないだ卒業した)高校63回生だったんですね。56回生の時は就職直後に副担任として学年団入りをして、63回生の時はそれまで全く関わっていなかったのに急に担任として学年団入りをして、それぞれ現代文を担当しました。したら、ま~中弛みだか反抗期だかなんだか知らないけど、教員を(基、弱い教員である私を)無視する相手をする時にはからかう罵倒する、話なんざ聞きゃしねぇ授業が成立しねぇ。プリントを配ったら紙つぶてになって飛んでくる、「静かになったら授業を始めます」と待ってたら終わりのチャイムが鳴る、喋ろうとしたら生徒の方から「私語をするな」と注意される(これは正直面白いと感心したけど)、なんてのは茶飯事。あれだね、きゃつらの眼球にはスカウターが内在されてるね。教壇に立った教員の強弱を一瞬で見抜くね。取りあえず中3の授業を過去にやった2回は「戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」の扱いでした。
 その再来があるか? ってのが緊張の理由の一つ。

 私自身、F校で6年間過ごしてそこを卒業しました(だから、上記の中3の授業での扱いは過去の自分からの復讐だと思えば我慢できないこともなかったですし、高校3年生になる頃には何とかなってるという予想も立てられました←実際に何とかなってました)。しかし、その6年間F校は中高とも男子校だったので、私は女子中学生・女子高校生を視認する機会を得ぬまま大学に進学し、そこで6年振りに同じ年の女子(大学生)を間近に目にすることになります。その後で教員として赴任したF校は高校が共学化となり、女子高校生というのを目にする機会には恵まれましたが(恵みかどうかは知りませんが)、34歳、未だJC(女子中学生)という存在に関してはまだ都市伝説レベルの認識です。
 中学共学化以降、初の中学授業。女子中学生、及び女子中学生と共に学校生活を送っている男子中学生、という人々は本当に実在するのか? 実在するとしたらそれはどんな生態なのか? ってのが緊張の理由の一つ。

 で、今朝、始業前の職員室。その中3学年の担任4先生の紅一点、英語科先輩先生の前で緊張していますアピール(←ペナルティのワッキーの芝刈り機ネタのジェスチャーをしながら「おろおろ、おろおろ」と呟く)をしたら。
 英語「鬱陶しい。そんなに緊張せんでいいやろ」
 国語「だって、中3ですよ女子ですよ、苛められたらどうしようかと」
 英語「それは絶対大丈夫って前言ったやろ? それより、あんたが知ってるどの中3より真面目で堅い人たちだから、絶対笑わんし授業の反応薄いし、ってのを心配した方がいい」
 国語「それはそれで嫌じゃないですか! アウェイ!?」
 英語「アウェイ。相当手強いから、せめて一笑いさせてやってね、得意やろ?」
 国語「うわ~、無理~」
 英語「あ、あたしのことをイジって笑わせようとか考えたら駄目って分かっとるよね?」
 国語「御意」
 フラ~グ、そんなもんイジるに決まっとるやろがと。そいでもってそれが生徒を通じて先生に漏れ聞こえ、私ったら後から八つ裂きにされるのではないか? ってのが緊張の理由の一つ。

 1クラス目、確かに堅い、これは私の緊張が9割方悪い(変なことを言ったら何人かがクスッと笑ったくらい)。
 2クラス目、割と柔らかい。早速英語先生を弄イジたらややウケ程度でした。
 3クラス目、結構柔らかい。再び英語先生をイジったら同じくうややウケ程度でした。
 4クラス目、結構柔らかい。三度英語先生をイジったのでこれは100%漏れるというのを覚悟、「後で八つ裂きにされるかも知れませんので、初回にして今日が最後の授業という可能性もあります。一期一会で頑張ります」ってのは半分本気で。

 放課後。
 英語「どうやった?」
 国語「緊張しました。でも、割と笑顔を見せてくれましたよ、生徒の皆さん」
 英語「本当? 良かったやん」
 国語「先生のお蔭でございます」
 英語「……まさか、あたしのことを何か言ったんじゃないやろね?」
 国語「いえいえいえいえまさか、先生が雰囲気の良い学年学級に育てて下さったお蔭でございます、という意味です」

 とまぁ、ここまで書いてて思ったけれど、中学3年生に漢文を教えるのが初めてだってことを先ず緊張の理由に挙げろよな、と。そこをどう頑張るかが一年の勝負じゃないか、と。はい、頑張ります。

 本日は読書無し、amazonから届いたアニメ『悪魔くん』のDVD-BOXを家で視聴。取りあえず1話「魔界の見えない学校!!」と2話「正義の呪文、エロイムエッサイム」とを。悪魔くんメフィストⅡ世も、キャラの性格設定が記憶してたよりずっと幼い。開始数分後のガヤの中に古川登志夫の声が聞こえた瞬間からテンションは上がりっぱなしです。