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 東大の得点開示を送って下さった某卒業生氏に「英・国、点数が高い!」と返信したら、「ぎりG2でした」という返事が来て「?」と。お尋ねしたら、英語の講義が習熟度(というか入試の採点結果によるグレード)で別れててG1~G3まであるということ(G1というのは今年の採点で89点以上なんですって)。しかも学期毎にクラス替えがあるから(!)気を抜けない、と。うわ~、知らんかったぁ。
 出席率の低い大講義室で学生が寝オチしまくって地平線が見えるんじゃないかってくらい視界が開けてたビデオ講義が「英語一列」と呼ばれ、テストはどこかから配布される音声とスクリプトと(当時は何とカセットテープ!)を手に入れれば単位を落としようがない(のに、落とす人がいたのが不思議でたまらなかった)15年前から比べたら隔世の感ですね。
 大学は教員に、教員は学生に、細かい指導を入れるようになってるということですか。多分そのもう一つ上に「役所は大学に」ってのがあるんでしょう。

 まっぴぃとメール。
 ま「辻堂ゆめって知ってる?」
 池「?」
 ま「東大法学部在学中の2014年にこのミス大賞の優秀賞を受賞。この2月に刊行。総長賞も受賞したそうです」
 池「凄いね! 俄然読んでみる気が。タフでグローバルな方なのかなぁ(笑)」
 ま「これ、読んで(と、「AERA」の記事にリンク)」
 記事を読めば、中学時代のアメリカ在住時の(語学の)苦労、大学に入ってからは回り道をしてでも作家に役立てるための経験を積むべく法学部以外の授業もたくさん受講しつつ、種々のバイトにサークルにボランティアに……。
 池「ほんまにタフでグローバルやったわ(笑)」
 ま「タフでグローバルな人は東大がどうこうしたからタフでグローバルになるというわけではないという好例(笑)」
 池「『(東大で)タフでグローバルな人になって下さい』なのではなくて、『タフでグローバルな人(、東大を)担って下さい』の間違いなわけね」

 5時入りで授業準備(一橋大学200字要約)、進路指導室の仕事(卒業生得点開示のまとめと、現高3の2月の外部模試のデータ作成)。1時間目に高3文系の授業があった後、2~4時間目にかけて添削(帰りのSHRで返却)。昼休み以降は明後日の中3漢文の授業の準備。放課後は前期外部模試データ作成の続き(初めての作業に手間取り、データの量の多さもあり苦戦中)。

 飯間浩明『辞書編纂者の、日本語を使いこなす技術』読了、★★★。筆者の他者意識の高さ(見えない読者とのコミュニケーション能力)で誠実に書かれた新書、で確実にある層のニーズに応えた価値ある本になっています。個人的には、次の本に期待。