豆カス食べて、しぼられちゃ……(笑)。

 文化祭関係の教員アンケートで、「①勉強時間を削ってでも観てほしい映画 ②勉強に行き詰まった時に観てほしい映画 ③普通にお薦めの映画」を聞かれました。私は映画館に足を運ぶことは殆どないのですが(当たり前ですが、アンケート自体は映画館で観たものに限定はされていません)、去年から今年にかけて映画館で観た3作が丁度この①~③にピッタリ当てはまるので全く迷うことなくそれを選択しました。但し、進学校で高3を担当していて「勉強時間を削ってでも」という条件に応える訳にはいきませんので、これについては「観ることがそのまま(国語の)勉強になる映画」と質問を読み替えました。作品名は(文化祭前なので)言えません。

 さて、本日はお給料の振り込み日(本来の25日が土曜日なので一日前倒し)。4月の給料(本日振り込み)は、定期昇給もあるし前年度の入試業務手当もつくし、で毎年相当嬉しいんですけれども、今年は3月末の上京旅行で本といい食事といいかなりやらかしてしまい、数日後のクレジットカード引き落としが20万を大きく超えるんです。給料がぅぅぅぅぅうううぅぅぅぅぅん……とF1並の高速で目の前を通過していく感じ、通帳残高の増減の波も心電図現象、まさに「目出度さもちう位なりおらが春」です(よい子のみんなは、この句の季節は春ではなくて新年だということを覚えておこうね)。

 高2を担当なさっている英語先生に「先生、遅刻八部衆の話、高2の生徒にしたことある?」と聞かれる。「いえ、私は担当したことのない学年ですので」とお答えしたら、「俺がその話しようと思ったら、八部衆って言葉だけで生徒が笑ってさ、何で知ってんだろうと思って」と。「えっと今の高3には話しましたから、そこから伝わったんではないでしょうか」と誤魔化しましたが、やっぱり「ここ」なんですよね。う~む。
 でもってこっちは一昨日の話なんですけれども、進路主任として、某有名受験会社のF校担当の方と名刺を交換しましたら。本日その方から携帯電話に着信がありまして、「実は弊社の私の同僚に、先生のことを、その……お噂やブログで存じ上げているものがおりまして、先生が作問にご興味がおありだと……」って。模試・添削課題の作問依頼、今年が高校3年生の現代文を担当しているという多忙を理由に、丁重にお断り致しました(F校の外の仕事は、私には荷が重すぎて、正直もうやりたくありません)。う~む。

 5時入りで授業準備、板書計画、職員室ゴミ箱の整美、昨日の分の日記更新。毎年毎年文化祭直前に必ず襲われる風邪は、今年は鼻と喉とを攻撃してきました。熱はあっても微熱だろうから測るだけ無駄ですし、仕事その他に(授業で出す声がかすれていつも以上に気持ちの悪い音になること以外は)差し支えがないので、葛根湯だけ飲んでほたっときます。多分、いつもみたいにホテルに泊まって治すほどではない。授業はセンター小説3コマ(野呂邦暢「白桃」)、終了後にその採点。
 国語科の1つ下の後輩先生(お洒落イケメン教養人)から授業見学の依頼、を全力でお断りする……ことは当然出来ずに「勿論、いつでもどうぞ」だって。どの口が言ったんだろそんな恐ろしいこと。あ~あ、授業の質の低さがもろバレするわぁ。先生はお気遣いの紳士だから絶対お顔にも出されないだろうけれど12年やっててこれかぁきっついなぁ、って憐れまれるわぁ。明日以降これまでより更に私に対するお気遣いが細やかになるはずやわぁ。それを利用しない手はないわぁ。

 17時に職場を出て(ビバ副担任!)、西鉄ロータリーのミスドで読書。校内模試に絶対出せる、と確信して読み始めたとある本ですが、分量にして5分の3を読み終えた時点で使える箇所はまだ無し。並行して西尾維新原作の『大斬』の中の短篇を数作。こないだ「もりき」でカウンターの隣りに座ってた自衛隊新人さん3人(多分、幹部候補生)の内2人がこの本を持ってらしたんですけど、ちょっと嫌だったな(偏見ですけど)。さらに並行して吉行淳之介の対談集は(分かってて買ったんですけど)全てのテーマが猥談艶談なので少し読んだら腹一杯になるんですね。しかし、開高健は流石に面白かった(戦時中に悪書に淫した話は最高)。
 タクシーで「もりき」に移動して、本日口にした初めての固形物は豆腐のステーキ。の後に炭火でハツを3本焼いてもらって、レバーの煮物を少しもらったら胃がギブアップ。マスターが雑炊を作ると言ってくれましたがこれはお断りしました。日本酒は、ちゃんと2合飲んでるんですけどね。