青い瞳と ピンクの真珠 かわいい人魚の ネプティーナ

 朝、旅行鞄に本と着替えを詰め込んで、先ずは8時の職員室にイン。合格体験記原稿のお礼メールを送り、原稿を印刷・データを進路フォルダに保存、等々の細かい作業。昨日の分の日記も更新。
 10時39分K駅発の新幹線で博多、「のぞみ早得」の発券をみどりの窓口カウンターでしようと思ったけれども博多発車まで20分の時間内に窓口に辿り着くのはとても不可能という長蛇列。初めて機械で発券しました(クレジットカードを自分の手で機械に入れたのは初めてかな)。

 新幹線で博多から品川は5時間。車内では、葉室麟東村アキコ。その後、CDウォークマンでサザン『葡萄』を聴きながら、63回生(合格体験記関係、浪人中の添削関係)と卒業生・TQCメンバー(上京旅行中の予定)とのメール・tweetのやり取りがひっきりなしで、結局90分以上スマホをいじってて依存症傾向。富士山が見えたころからは、谷沢永一『紙つぶて(全)』。
 新幹線車内で旅行中の予定がほぼ固まる。本日2日は59回生3人と「中国茶館」。3日は昼が単独フリー、夜は63回生某氏とお茶、の後55回生Tくんが合流して3人で神泉の鶏料理。4日は昼がオツカル様とのデートで、夜が63回生2人と渋谷(ここだけ店が未定)。最終日5日は昼が63回生某氏と池袋で、夜は56回生の面々と池袋「韓二郎」から多分2軒ほど回った後で徹マン。6日は徹マン明けで帰りの新幹線だからこれがちょっと(34歳の衰えた身体には)きついかな。

 16時半に品川、山手線ぐるりで池袋(途中新宿駅発車直後に列車急ブレーキ、乗客の荷物がドアに挟まったという理由の2分停車を、車掌さんは謝り倒してました。そんなに?)。北口の定宿にチェックイン、の後は何はさておき先ず聖地ジュンク堂本店。1時間ほどの背表紙読書逍遥、会計を済ませてから4階のカフェでアイスコーヒー。勿論料金はタダ(会計時にもらったチケットがあるので)。カフェでは、中3の生徒と卒業論文の調査に関するメールのやり取りを。旅行ですけれども、別に仕事を忘れる必要はないんですね(ってか、毎日卒業生に会うんですからねぇ)。

 さて、初日夜のお約束は59回生の才女3人と、4人で殆ど女子会みたいなもんざんすね。場所は中華で食べ飲み放題「中国茶館」。
 今回はメンバーが面白かった。いつも誘ってくださるHさんは東大大学院で心理学、そして卒業後はじめましてのお二人は東京海上(マリーン)のOさん、防衛医科大学校のTさん。でもって社会人になることを拒否して母校に帰った教員1人でしょ、4人が4人とも象限の異なる領域にいる感じ(一番「まとも」なのはOさん、ってことになるんでしょうか)。
 開口一番で防医嬢がマリン嬢に「そういう仕事って、スーツがたくさん要って大変じゃない?」と質問したのに「女子すげぇ!」って小さく感心したんですけれども、その後の防医嬢の大学校生活話はリアル『図書館戦争』で、防医組と防大組との仲の悪さとかいうゴシップも然ることながら普通のカリキュラムの話として「習志野」とか「実弾」とかそういう言葉がバンバン出てくるのが素晴らしい。先輩からの理不尽な後輩教育(しかも、教育効果ありの確乎たる信念を以って行われるやつ)についても割と詳しく伺う。Tさんは上級生としての役割は果たしつつ下級生に対する理不尽教養は拒否、という立場。それとはだいぶレベルが違いますが、私が教員としての威厳と指導力とに欠けるが故に生徒に対して甘くなることを人気取りと勘違いされるのが困る、と話したらT嬢「それ、凄く分かります」と。ご自分がされて嫌だったことを後輩にしないという(人間として)極々当たり前のことを「人気取り」だとか批判されたらそら腹も立ちますわなぁ。体育会系は大変だ。
 Oさんは一年目ながら流石社会人の装いが一番ピシッとしてて(と言うと他のお二人に失礼ですが、やっぱりそうだったんで仕方ない)、人は見た目がというのはナンセンスと思いつつも社会人っつったらやっぱりそうなっちゃうんですよねぇ、と。昨日F校の教員が職員室内結婚することを発表した、という話の流れから、マリンという会社はそれに対する環境がとてもきっちり整っていて(社内結婚率が高いそうで)、Oさんも結婚出産育児をしながら会社で働くというビジョンをきっちりお持ち(頼もしい!)だという流れに。
 Hさんは先日もお話した通り、別の大学(院)からも研究のお誘いがあり迷ったけれども東大大学院に合格したばかりなのでそちらに残る(?)道を選んだ、と。「あんまり大学に行ってない、バイトばかり」と謙遜なさるけれども先ずは研究一途。東大で文系で大学院とか言ったら、それだけで新書の一冊でも書けちゃうんじゃないでしょうか(にっこり)。
 90分食べ飲み放題のお店に180分居座ってお喋りできるのが「女子会」クオリティ。三者三様で逞しい人生経験を踏まれている最中ですので、もう卒業した高校の教員(舎界人)のお話なんてお粗末なものなんですけれども、それでも笑顔でお付き合いいただいたことに感謝。というか、私は今日は専ら聞き役でしたね。という訳で、1軒だけで1.5軒分くらい話してお別れ。

 ホテルで健康睡眠。