コレモ日本語アルカ?

 起床6時。昨夜寝る前のベッドで予想した通り、歌い過ぎで喉が焦土みたいになってます。シャワーを浴びてホテルを出発、喫茶店でコーヒーを飲みながら読書(谷沢永一)、の後池袋のネカフェで昨日の分の日記を更新しようと書き始めたのですが、オツカル様とのカラオケが入ると日記の記述が長くなり(書くスピードも普段より落ちて)、書き始めて1時間経ってやっとカラオケ店を出た辺り(時間にして16時前)。ここで、昼食待ち合わせの時間が迫ってきたので書くのを中断してネカフェ退店。前日の日記を翌日に更新しないのは数週間ぶりですね。

 11時30分に池袋駅西口で待ち合わせ、はまたまた63回生、我らがA組出身のKくん。特に食べ物の希望は無いと仰有ったので、先日夜も訪れた「中国茶館」を選択。Kくんは烏龍茶、私はビールで乾杯。
 モノレールで通学遅刻なし、進学先の中央大学商学部で勉強邁進、サークル演劇は(複数の集団がある中から)基礎練習を最も真面目にやっているように思えたところを選んだ、社会人との繋がりを求めて大学主催のビジネスコンテストの運営に参加……とこちらも大学生活が(良い意味で)充実している様子。

 こう言っちゃ何だけど例えば苦手の数学を中心に中学高校時代の勉強だと難しい部分に関しては全然ついて行けないってことがいっぱいあったでしょ?(うん、まぁ。先生が見てた通り) でも、大学に入って色々な方面の勉強の話を一から聞いていくと、真面目にやってる限り全部ついて行けると思うでしょ?(試験でどう評価されるかは分からないけど、聞いてる内容は分かる……多分、分かってると思う) でもって、中高6年間出席皆勤だったんだから、例えば1限がど~たらみたいな体力気力的心配はないでしょ?(それは、大丈夫。一回だけ寝坊して遅刻しそうになったことはあるけど、その時も何とか試験開始に間に合ったから)
 大学に入ったらみんな同じスタート地点だ、というのはこういうことですね。ここで頑張ると決めて心身をついて行かせれば、もう絶対大丈夫です。ただでさえ強い身体を、演劇の基礎練習なんて活動が支えてくれます。Kくんの倫政を担当して下さった(高2まで学年の担任団だった)ベテランの先生が「あの子は社会的意識が高かったから(大学に入ったら)大丈夫だよ」と3月末に仰有ってたんですけれども、その後4月のメールでビジコンの運営に入ったと聞かされてこのことかと納得したものです(先生方は、生徒を見てますね)。

 話は楽しいし、私はビール2本と紹興酒2杯でちょっとぽわんとなってるし(昼のお酒ってあんまり回りませんね)、気分良く店を出た後はKくん初池袋ということで聖地・ジュンク堂をご案内。
 別腹求めて途中で立ち寄った「すずめや」は連休店休で残念でしたが(どら焼き絶品)、「大学の図書館はF校の図書館みたいな演劇コーナーがなくて物足りない」と仰有るKくんを先ずは最上階の芸能コーナーへ。戯曲から写真集から演劇論から、ずらり並んだ本をしげしげと興味深そうに眺める姿は好ましい。常日頃言っていますが、背表紙を眺めるのは立派な読書です、こればかりはネット通販じゃ無理な読書形態なんじゃないかな、と。
 でもって、戯曲コーナーでベケット、辞書コーナーで金水敏『〈役割語〉小辞典』なんて美味しそうな本を見つめながら、「お金ない……」とか子犬かっつーのみたいなこと言われたら、酔いも手伝っておぅおぅきゃわいそうにおっちゃんが買うたるからボンはな~んも心配せんでええからのぅぐぅえへへへへ(←役割語絶賛崩壊中)ってなるに決まっとるやんか。というわけで、昨日展覧会でチェックした荒木経惟の写真集や、映画コーナーで偶然目が合った映画監督の対談集(F高出身の松居大悟氏)等、今回の上京2度目の聖地巡礼ですが籠は一杯状態になってたところへその2冊もイン!
 シャワー効果で最上階から順々にゆっくり下っていった書店逍遙同行二人(←と書くと流石に傲慢ですね)に、気付けば2時間弱なんて時間を使っており。Kくんの演劇仲間が偶然にも池袋のカラオケボックスで遊んでいる、という情報が届いたそうなので、最後はその会場までご案内して、お別れ。とりあえず、荷物が重たくなったので10分歩いて北口のホテルに戻る。

 ホテルに戻った時点で16時、でもって56回生との約束(飲み会から徹マンに流れてそのまま朝の新幹線で帰る)が19時でその会場はホテルから徒歩2分の店を押さえてあるから、安心して酒抜き仮眠です。あ~、幸せ。

 ホテルから徒歩2分の韓国料理・焼き鳥の店「韓二郎」を5人でコース飲み放題(4500円)の予約。大遅刻魔Kくんは数日前に「1分遅れたら1000円出す」という約束をし、昨日「携帯が壊れたけどたぶん大丈夫」というフラグピンコ立ち宣言。
 で、5分前に店に来たらNくん・Yくんは店前で待ってて、北口徒歩5分ラブホ街一本横とかいう辺鄙な場所がよく分かったね~、と褒めてたらぴったりの時間にOくんが現れる。「30分前から池袋におった!」と強弁するKくんが現れたのは集合時刻の5分後で、「これは5000円分はする!」と再び強弁の旅行土産は「萩の月」。おぉ、恩師である私が大ファンであるところのユーミンに因む土産物を持ってくるとは苦しゅうないぞよビールはまだか狼になりたい。
 韓国料理と焼き鳥とはまた売れないラーメン屋がカレーをプッシュするみたいな節操のなさ、と思われる向きもあるやとは思いますがこの店の料理は質が高い、2月の東大応援時にK市の焼き鳥を熟知する先輩先生(化学・体育)をお連れしたんですけれどもお二人とも大感動してましたもんね。でもって、どうせ高い店に行きまくってんでしょ、という遅刻魔住商我らがお財布(←暴言)Kくんも朝引きの巨大レバー串のレア感に「これは旨い」と絶賛絶賛また絶賛。
 昼の酔いも仮眠で回復、私は最後の夜を遊び尽くさんとビール・マッコリ・日本酒で良い気持ち。艱難辛苦を乗り越え見事NECのSEという肩書きをゲットのNくんからは新しい配属先に見事に同期が見あたらず今度の歓迎会も自分一人を先輩数十人が囲むリンチ状態であることを聞き、遅刻魔住商我らがお財布(←暴言)Kくんからはどこまで書いて良いのか新しい×××××の料理がどうだとかいう生々しい話を聞き、校長だっけ館長だっけ国語教師として某塾の校舎を1人で任されているYくんからは最近の子どもの立ち居振る舞いの不可解さからモンスターペアレントの話まで職業柄ツボにはまりまくる話を聞き、ブラック企業でライター家業酒飲んでDVに走っては奥様の過剰防衛によってボコられる毎日を送るOくんからは新しいアパートの上は新興宗教で隣は怪しい黒人が毎晩パーリナイだという話を聞き。

 二次会! ってだから4泊5日の後半2日で何でカラオケに3回も行くんだよ、という自分への突っ込みも空しいカラオケ館で昨日も飲んだぞ「ヤードビール」。昨日の63回生(大学1年生)ほど若くない25歳の選ぶ歌っつったら住商セカオワ歌った以外はライターもSEも塾講師もアニソンが中心。でもって、体力はあるんだ、体力はあるけれどネタが無いんだよ! 昨日1日だけで30曲以上も歌っとんねん! と、最早自分で曲を選ぶ積極性を放棄したおじちゃん(高校47回生・34歳)はライターから「俺あの洋楽が好き」と言われたらパティ・スミスの「Because the night」を入れ、住商から「島唄やって!」と言われたら元ちとせハイヌミカゼ」を入れ、テンションはもうお爺ちゃんの孫孝行状態。
 で、23時に池袋西口の雀荘「zoo」に入り、5人で朝まで麻雀をするんですけれどもこれは明日の話になりますね。夕方に仮眠をしたんでこれがまぁ全然眠たくないんですよ。