演技して下さい。心の声ダダ漏れてます。

 毎度のことですが、上京旅行以来胃袋が大きくなって朝や昼に固形物を口にする機会が増えています(昨日の昼のラーメンとか)。とすると、タダでさえ鯨飲馬食旅行で増加してる体重が更にエライコトになるのは必定、そろそろ考えないと仕事中の動きに影響が出てくるかも知れません。
 本日は所謂「8分の7」、1~6限の通常授業の中で5限授業(センター小説を5クラスで)、放課後に2時間の特講(東大現代文文系)というスケジュール。空いている4限・昼休みには今日のセンター授業の採点や、明日以降の授業(厳密に言えば、土曜日の京都大学現代文特講)の準備でスケジュールはぎっしり。勿論、朝食・昼食の時間は無くて(体重管理的に)良い感じ。「8分の7」つったらうええっ、ってなる先生も多そうですが、私去年土曜日に「8分の8」(内、東大京大現代文特講が4)ってのをやりましたからね(担任もしながら!)、はっきり言ってつらさはこの比じゃなかったっす。それが証拠に、去年の土曜日は毎週6時に気絶してましたけど(気づいたら一日の授業・特講が終わってました)、今日は一日中意識が覚醒してたもん。

 センター小説は三木卓「鶸」。昨年度63回生の高3では扱わなかったんですけれどもそれは彼らが中3の時に(学年の中に男子生徒しかいない隙を狙って)授業教材として扱ったからでした。内容は、少年が少女の着ているレインコートを破って「あへ~っ」ってなるというもの。
 今年度当初、松村栄子『僕はかぐや姫』を演習したときに、「僕っ娘」が出てくるけれどもお好きな人は解きながら顔がニヤつかないように気をつけて下さいね教壇の上から全部見えてますよ、と注意を促しました。一回促したからもう大丈夫だよね、と思ってたらまぁ心の声が表情からダダ漏れしてますよそのニヤつき具合、レインコートを破った少年に同期して「あへ~っ」ってなってますね、というお生徒さんたちが散見。
 というわけで、次回は堀辰雄の小説問題、ラストで少年が「あへ~っ」ってなる小説繋がりです。

 放課後は東大文系現代文特講、初回ですのでオリエンテーション、の後お生徒さんたちが解答、私が解説。教材は92年第一問(中村真一郎)。20世紀の東大第一問ですので120字記述(要約)の問題はついておらず、解答時間は40分と短め(21世紀型で120字記述がついていれば解答時間は60分です)。
 東大現代文が求める概念とは、そして「近代」の定義とは何か、一年間の特講で「身分け」ることが求められる「型」とは何か、等々92年の問題はあらゆる点で初回に相応しい問題だと勝手に思っています。文系参加者26人(昨年より8人多い)、添削は未明の「Joyfull」です。

 家の近くに新しく出来た居酒屋「T」に初入店、料理もドリンクも悪くなかったけれども如何せん店の雰囲気が暗い、店長さんの覇気がない。流行ることは、無いんじゃないかなぁ。湯豆腐とチキンライス。
 明日は授業こそ1コマ(6時間目に文系二次型授業)しかないんですけれども、添削や校務や私的な用事やらで何やかやと忙しそうな一日。それを前にして20時の就寝。