三叉路でウララ 右往左往

 朝っぱらからまっぴぃと、受信ボックスが汚れるメールのやりとり。
 ま「ニューハーフと知らず慌てふためく男、『うおー! 竿ー!?』というのが降りてきましたが、要らないので送ります」
 私「南無三と、上(♂)を下(*)への大騒ぎ、ってやかましいわ!」
 ま「お後(*)がよろしいようで。♪てん突くつん、てん突くつん。あ、突く突く法師って完全に男色僧だ」
 私「蝉って『攻む』が語源やからねぇ(しみじみ)」
 ま「蝉丸法師に言われ無き偏見の目が!」
 完全に『オトコのカラダはキモチいい』の影響。

 さて、昨日の初回特講を受けて、本日の起床は2時。今年度初「Joyfull」添削です。3時過ぎに入った禁煙席4人掛けテーブルに答案と筆記具を広げて、先ずは漢字、続いて読解問題を添削採点。
 漢字は「意想外」が書けない。「位相外」と書いてきたトポロジーさんたちは惜しい、「異想外」は気持ちは分かるけど「○○+○」という熟語の構成を直感したら駄目と気づく。「異次元」のような「○+○○」という構成を直観したんでしょうね、「異想概」という誤字は意外に頭が良いかもしれない(「想概」なんて語はありませんが)。全4問ですが漢字は1ミスまで、得点「減」でなく得点「源」にしたいところです。
 読解は2色ボールペンで添削。青でアドバイスや注意点を書き込み、赤で書き直しの解答例を書く。それぞれの解答者の文体を尊重しつつ、論理・概念を提示していく作業は骨が折れます。赤と青のボールペンを次々に持ち替えている内に、右の掌が紫色になってくるんですね(返り血と呼んでいます)。

 4時ごろから急に豪雨、5時にタクシーを呼び、ファミレスから職員室に移動、添削の続き。添削は6時半に終了し、その後で職員室のゴミ箱整理と、本日の授業(6限)の板書計画。卒業した浪人生から添削・過去問プリントの依頼が続々と来ているので、プリントを準備して郵送の手続きも。
 8時15分から私を含む教員3人で校門前の交通指導、が豪雨ぐちょ濡れで悲劇。スラックスと靴とが濡れて朝からガン萎えです。っていうか、傘さし運転禁止の決まりを遵守して(傘を持っているのに!)びしょ濡れ自転車通学の生徒には申し訳なくて掛ける言葉がない。雨の日は、黄色い旗で自動車整理、なんてのも邪魔になるか危険かだと思いますんで、中止でも良いと思うんですけどねぇ(個人の見解です)。
 1時間目は高3の数学テスト。Dクラスで監督。

 10時から14時まで4時間の年休は、小倉からK大学病院に2ヶ月置きの定期検診にお出でになる母君の付き添い。本日は半年近く前の「ガンマナイフ」以来となる脳を含めた全身のCT、及び血液検査。「ガン再発す」への恐れで暗くなりがちな二人ですが、検査結果は良好で安心。特に、小脳への転移の痕が(ガンマナイフから半年で)CTでは消えてしまって全く分からない、という画像で視認できる情報が心強いですね。以降も経過観察。
 病院の待合室で、体調不良で通院の同僚先生にばったりお会いしたんですけれども、曰く「あの先生、顔色悪かったね」って母君に言われたら世話はありません。母君は私が病院の廊下で何度か(も?)つまずいてしまうこともご心配の様子で。でもってこれは事実なんですけれども、他のあらゆる場所では決してそんなことはないのに、私ここの大学病院に来ると必ず2、3度以上(何も無い床で)つまずいてしまうんですね。相性が悪いんでしょうか。
 検査・診察は諸々合わせて10時半~12時半の2時間で終了、母君をJRまでお送りして、近くの喫茶店にて二人でサンドイッチとコーヒー。結果が良好でほんにようございました、とブラックコーヒーをすすりながら、今後の予定についてお話ししたり、こないだ家に届いた「野草酵素」をお渡ししたり。

 母君を新幹線ホームにお送りしたら、タクシーで学校に戻って授業(6限)は文系二次対策授業。教材は08年京都大学の理系現代文(青柳瑞穂)で設問は3題。難問です。27人の添削は全部で3時間弱というところでしょう。これも明日未明の「Joyfull」で片付けます。
 というわけで早寝必須、夜は18時半「もりき」開店を待たず17時から営業の焼き鳥屋「Y」にて。19時には家に帰り、DVDで『悪魔くん』を一話(第15話「眠れる森の妖精王ティタニアの願い」)だけ観て就寝。