だが、所詮、容貌の美しさは、去年の残雪で

 2日連続の飲み会の疲れは睡眠で癒す、ということで本日はのんびり8時に学校入り。授業はセンター演習(福田恆存)が3コマでこれが午前中に終了、午後は国語科の会議が1コマ。その後、56回生Tくんが進路に来たのをお相手(マッチングのために病院に提出する小論文の相談)。①校内模試の講評まとめ、「合格体験記」の校正を少しやって、どちらも殆ど終了。
 さすがに浪人生でこの日記を見ている人は居ないでしょうが……。週日曜日の校内模試受験の時以降、63回生から東大京大一橋の過去問答案を大量に預かっているやつ、この一週間は校内模試と「合格体験記」(と、通常業務の現役生添削)を優先して完全に放置していましたので、今回の返却は大幅に遅れます(明日以降順次添削再開)、ごめんね~。

 いくつか買わないといけない(仕事的にも趣味的にも)本があったので、夕方の電車往復でバタバタと天神ジュンク堂へ。電車内で読了したのは、よしながふみきのう何食べた?(10)』と、中山順司『お父さんがキモい理由を説明するね 父と娘がガチでトークしました』の2冊。前者★★★★★、初めて星4つと迷ったのは中身の問題ではなくてケンジさんが金髪にしたのがショックでショックで。絶対もとのままが良いのに! ……ってどんだけ思い入れがあるんだか(何せ、過去に読んだ全ての漫画の中でも最高のカップルだと思っているので)。後者は★★★。誠実なつくりの本だとは思いますけれども、お父さんお母さんの感覚とセンスとにどうもついて行けずに申し訳ない感(「ガチトーク」っていう言葉を父娘の間の日常語にする感覚とかね)。
 電車がK市に着く直前、3日ぶりに行こうと思ってた「もりき」のマスターから流し台不調につき店休のメール。仕方がないので、市街地でちょっと前から気になってた肉うどん屋「K」に。夜はバー営業になってる店のカウンターで、つまみはチリコンカンと夏野菜の炒め煮、最後に肉うどん。ビール2杯と日本酒2杯。日本酒は、K市では滅多に見ない「村祐」と「農口」とが置いてあって(カウンター5席とテーブル2つの小さな店だからでしょう、4合瓶でした)、嬉しかったのでそれを注文したら「よくご存知ですね」と店主の女性の方に驚かれました。「もりき」っ子ですから。「甘い日本酒は美味しいですもんね」との言は私の感覚に沿う。確か「村祐」は和三盆の甘さをイメージしているんですよね。「もりき」でも一見のお客さんにマスターが日本酒の好みを聞いたら9割方の返答は「辛口」。私は、水の如しを飲むくらいなら仕込み水を飲みます。
 読書は、養老孟司の対談集、北大路公子の日記。