魔法つかいよ いつか眠い目をさまし

 職員室には5時入り、浪人中の63回生から送られてきた添削を進める。これは、来週返却する校内模試の答案と一緒に送ろうかな、と考えている所。返却が遅くて不安になった方から電話をいただきましたが、そういう事情(添削自体も校内模試の採点とデータ処理を優先した結果後回しに)ですんでごめんなさい。
 1・2限は高3現代文。昨日C~E組で行った福田恆存センターを、本日はA・B組で。昨日の授業は(球技大会翌日ということで?)お生徒さんたちが死んでました(眠くて眠くて顔が赤ちゃんみたいになってました)が、今日は割かし元気そう。ということで、冒頭に一ネタぶっ込んだら結構受けてました。
 3限は高3現代文、の今度は文系二次型授業。林達夫の「文章について」、京大理系ですが難しい。今日の24人は東大志望コースの方々ですが、熱心に解いてお出ででした。これは明日の添削。授業後、A組某氏に「きみの第1回模試の得点、僕の高3時代の4回平均より高かった」と教えたら、「ギャフンって言った?」と。現代文で目を見張ることがあったら言うかも。
 4限にセンターの採点とデータ処理、及び月曜日の授業プリントを印刷。

 ここからは放課後、5・6限は特講。理系東大現代文は、07年の浅沼圭司、近代・現代の流れ、「○○」と「○○学」との違い、相反二項を媒介するもの、等々これまでの4回で見てきた「本文を読む観点」を確認しつつ、21世紀型120字解答にもチャレンジ、という目的(今回が、東大特講オリエンテーションの最終回)。今週は球技大会もありお疲れの皆さん、解説中の顔が困憊です(まぁ、手応え故の絶望感もあるのかも知れませんが)。
 困憊といえばこっちだってそうなのよ。7・8限が京大理系現代文、8・9限が京大文系現代文、と別々の教室で。7限頭に理系の皆さんに筆者説明、その後問題を配る。8限頭に文系の教室で筆者説明、その後問題を配る。直後に理系教室に移動して、解き終わった理系生徒に文章・問題の解説をする。直後に文系教室に移動して、解き終わった文系生徒に文章・問題の解説をする。板書も解説内容も、2クラスで全く同じです。

 っつーわけで、センター2クラス、文系二次型1クラス、理系東大特講1講座、京大特講義2講座。教材4種類、延べ9コマ、解説6回、どやっ!
 朝5時からお茶以外口にせず、13時の特講準備開始以降は水すら口にしてないんですから、そら「もりき」の瓶ビール(持ち込みのトマトジュースでレッドアイに)一口目の至福たるやあんたもう。刺し盛りと雑炊で飲んで帰ろうかと思ったら、常連Hさん(母君より2歳年若い女性、今日もYシャツをお洗濯して下さったK市の母)と雰囲気が盛り上がって、そのままタクシーで文化街の小料理屋「S」にゴー! カラオケで懐メロ三昧かましてきました。初めて荒井由実「雨の街を」を歌ったんですけど、下手が歌っても名曲って分かるのが凄いわ。

 〆のラーメンのお誘いを全力で拒否し、二人でタクシーで帰宅。23時には就寝です。明日は正式な仕事があって日曜出勤、とは言えメインの業務は今日の授業・特講の添削です(京大授業24枚、東大特講42枚、京大特講25枚……12時間弱ってとこかな)。夜は、天神で会食の約束があるので、朝から仕事ぎゅう詰めで頑張らなくてはいけません。