元来どんな御馳走が出たかハッキリと眼に映じない前に

 職員室前の広場に高校生徒会が七夕の笹飾りを準備して、生徒が誰でも短冊をつけられるようにしているんですけれども、そもそも最初に設置された時点で、わざわざ一文字をB6プリント1枚ずつに書いてまで「リ」「ア」「充」「根」「絶」って呪いかましてるのは、きみら七夕の意味分かってんの? って感じ。

 5時入りで授業・特講の板書準備。その後、63回生(浪人生)の添削をガシガシと始める。たまりにたまっている分、明後日(木曜日)までには区切りをつけたいところ。
 授業はセンター小説(水村美苗)2コマ、午後に文系二次対策(高橋和巳)、放課後に一橋大学特別講義。一橋は5人の受講者中1人が欠席したので4人という密度で。去年の63回生と違って彼らは「現代日本の開化」を授業でやっていない(そうな)ので、加藤周一鈴木大拙の第一問(現代文)セットを1時間で解かせた後、加藤周一「日本人の世界像」、漱石「現代日本の開化」の概念を引用しながら、解いた問題2つを解説。30分超喋りっぱなしで生徒諸氏はきょとん顔。授業と特講の添削は明日の朝。

 夜は「もりき」で、刺身(青物数種)の山かけと、味噌煮込みうどん。ちょっと精のつくものを食べないと、と意識。何しろ、体重がいくら夏でもという程に減ってしまい、66㎏を下回ってしまったので。これは、昨秋に母親が病気で倒れ、仕事しながらK市と小倉とを往復したあの時以来です。