明日を悟ったんだ 私以外私じゃないの

 先日の卒業生(63回生)との会話で、同窓同僚数学先生(♂)のご結婚に関して。
 卒「数学先生と体育先生との結婚、驚きました」
 私「あ、そう?」
 卒「数学先生って、どっちかというと池ノ都先生側だと思ってたんですよね」
 私「とは?」
 卒「いや、結婚とかそういうのをしなさそうな……」
 私「それは数学先生に失礼でしょ」
 という私に対してその時、「何でそこで自分自身に対して失礼だと怒らないのか」と注意してくれたのは私を客観視するもう一人の私でこの子、この子を大切にしておかないと私は本当に一生ハッピーアローンなんじゃないのかと思う。
 という私に対して私を客観視するもう一人の私ったら、「私を大切にし過ぎるからお前はいつまでもハッピーアローンなんじゃないのか」と返して来やがった。Oops!

 本日、美容室にてカット中。私と同窓同僚数学先生(♂)とは同じ美容室に通っており、美容師さん2人とは同性同世代ってこともあって仲が良く、4人で飲みに行ったりも。
 美「数学先生、ご結婚なさるんですよね~」
 私「ですよ。あ、今度結婚式の日は、整髪お願いしますね」
 美「了解で~す。いや~、でも、数学さん結婚かぁ」
 私「不思議ですよねぇ。僕ず~っと、数学くんは僕と結婚するんじゃないかって思ってたんですけどねぇ(真顔)」
 美「あ、それ私も思ってたんですよ(真顔)」
 私「でしょ? こないだ奥さんに『泥棒猫!』って言ったら『ボロ雑巾!』って言われましたもん(真顔)」
 美「あはははははは!」
 私「…………」
 美「…………本当に言いました?」
 私「そこ半分でも信じるとこですかね?(真顔)」
 美「ですよねぇ。いや~、でも結婚なさったらもう飲みに行けなくなっちゃうのかなぁ」
 私「大丈夫だと思いますよ。奥様体育科だし」
 美「体育会系は大丈夫なんだ!」
 私「偏見ですけど、多分」
 美「じゃあまた是非……そっかぁ。結婚かぁ。数学先生には幸せになって欲しいですよねぇ」
 全くもって同感ですので、「なこと言いながらあんた鋏ジョキジョキゆわしとるやないか」というツッコミは飲み込みました。

 5時学校入り、昨日の一橋特講・文系二次(東大)の添削、中3の授業準備。中3授業は1~4限で4コマ。気づけば今年も折り返し、気づけば来週が第2回定期考査。本日がテスト前最後の授業なので、読みかけだった「先従隗始」を終わらせて授業をストップ、テスト範囲はここまで。最後の授業では試験範囲の4つの文章の解説・書き下し・現代語訳・漫画版、ありとあらゆる資料を配って試験勉強の助けにして下さい、という出血っつーか失血大サービス……をしても「ふふふふ、笑止、その程度のサービスで私に点を取らせようとはぬるま湯私学教員の浅慮が極まったな」とその罠をくぐり抜けて点をポロッポロ落とすのが中3生徒の中だるみ力……だと思っていた先入観を前回第1回定期テスト(平均95点!)で完全に覆して下さった真面目学年なので、第2回定期テストは心して作問したい所存(名指しこそされませんでしたが先日の職員会議で怒られてしまいましたし)。
 午後は、回収したプリントの確認と検印を昼休みに済ませ(帰りのSHRで返却してもらいます)、5限には進路指導室で「合格体験記」の校正(第2校)を終了させる(「合格体験記」、今年は200ページ超! になりました)。6限は体育科からの「この担当者案で来年度の体育の時間割をシミュレーションしてもらえませんか?」という依頼に1時間かけて応える。放課後は授業プリント準備を少しだけして、行きつけの美容室に17時過ぎにイン。
 担任をしていると、終業が17時だろうが最低でも18時過ぎまでは学校にいます(生徒完全下校が18時なので)が、今は帰ろうと思えば17時に帰れるというのが楽。5時→17時だと仕事12時間で、7倍しても80時間ちょっと。昨年度63回生の担任時は学校とファミレス(添削)とを合わせて週100時間を目安にしていましたので、今年はかなり楽をさせてもらっている感覚です。

 DVDで『悪魔くん』は第37話「奪われた集魔玉、地獄界の混乱!」、第38話「日本を襲う霊魂爆弾の恐怖」、第39話「ソロモンの鍵と究極の六芒星」。残り3話!