Tonight is the Night

 さて、本日は夕方(具体的には6限終了後)から出張、本日京都、明日大阪泊の2泊3日で、本日夜は我らがA組から京都に行った3人組と夕食会……というアポイントをとってたんですが、昨日になって「あら、そいえば、大学って、今テスト期間じゃね?」と気づく。未明のメール「大丈夫?」というのに対して。
 先ずは京大Bくんから「余裕で試験期間ですが無問題」という返信、なんですけど元「遅刻八部衆」からのものだけに評価に困る。次いで同じく京大Fくんから「関係ないこと山の如し 決行しましょう!」というお返事。頼もしいと言っていいのやらどうやら。

 5時入りの学校で授業準備と卒業生添削(発送まで終了)。1限が文系東大二次対策(三浦雅士)、でこの添削は2~4限の空き時間で根性の添削。4限半ドン後の帰りのSHRで返却。

 添削の合間に①。昨日の火事の現場を通りかかったという同僚先生から、火事はバイクを燃やそうとして(建物に燃え移って)起こったものと教えていただく。昨日の某銀行への強盗犯がバイクで逃げたことを考えたら、繋がりを疑いたくなりますね。その先生の感想が面白くて、「福岡ナンバーのタクシーが2台停まってて。マスコミは金持ってんな~、って思った」
 添削の合間に②。元主任の化学先生から、63回生保護者理事長、学年主任、校正担当(私)の3人で「『合格体験記』を肴に酒を飲む会」を開く、と。何じゃそら……ですが膝蓋腱反射で諾、からの流れるような「梅の花」個室予約。「デリケートなお話なら個室で和食に限りますぜ」と他のお二人にお気遣い力をアピールしつつ、私の「梅の花」ポイントカードにきっちりポイントを貯める!

 本来なら5・6限東大理系、7・8限京大の特講なのですが、移動の都合で6限までが限界。京大特講は先日の模試の後に前倒しして終わらせています。
 というわけで、本日の東大理系現代文特講は97年の坂本多加雄天皇論』……というのは復刊に合わせて変更されたタイトルで、もともとは『象徴天皇制度と日本の来歴』。もちろん、アンタッチャブルな話題は一切出てこない、自己の来歴を語るということについての部分……の講義を終わらせた後、その答案を抱えてすぐさまタクシーに飛び乗り、新幹線はK駅から新大阪駅へ。

 新幹線車内では、63回生とメールのやりとりをガシガシ。浪人生とは添削について、大学生とは8月上京時の待ち合わせや「合格体験記」の送付について。BGMは勿論昨日購入した小島麻由美『セシルの季節』。「セシル三部作」及びお蔵入りになった4thアルバム『愛のミラージュ』の完成版を合わせた4枚組。先ずは初めて買った3rd『さよならセシル』から。ユーミンのANNで流された「セシルカットブルース」に衝撃を受けて即座に購入したのがきっかけでした……からの、2nd『二十歳の恋』。この中の4曲目「パレード」のラストロングトーンで完全に恋に落ちて抜け出せなくなったんです。次いで『愛のミラージュ』では「私の恋人」、何百回聴いたか分からないほど好きな小品。とりあえず、ボーナストラックを含めてディスク2~4までを一通り(インストバージョンは全てスキップしました、後で聴き直します)。

 新大阪から京都行きの新快速に乗り換え……ようと思ったら人身事故の影響で遅延! 電光掲示板の情報を信じるなら、京都での待ち合わせの19時30分に数分遅れるかも。でもこれを「遅刻八部衆」Bくんに知らせるのは心の底から癪なので、とりあえずFくんにメールを。したら「僕も遅れます」ってお前は遅れんな。

 京都駅着即タクシー。運転手さんが饒舌な人で京都の町について色々教えて下さる(60年間住んでて台風被害は2度しか記憶に無い話とか、建物の高さは11階が限界だという話とか、市内のライトアップは暗いけれども夜の鴨川沿いは美しいという話とか)。で、数分遅れるかもという予想が良い方に外れて30分ジャストに待ち合わせ場所に着……いたら10分待ってもFくんが来ないので電話したら「後10分」って待てるかヴォケっ! という勢いでとっとと店まで移動する(本当に20分遅れで来やがりました)。Sくんからも遅刻八部衆のBくんからも「遅刻なんてあり得ない」と(半笑いで)非難されてるし。

 さて、お店は58回生Iくんのバイト先であるところの「U」。馬肉料理専門店なんですが、刺身も鍋もお子様方3人に「美味しい」と言って頂けて嬉しい。「馬食って旨いって言いたくないよね」
 さて、誰と同席でも私は飲む、最初から生大でど本気モードで飲む。飲む。飲む。

 得点開示やバイトや住んでいる寮やアパートの話を聞きつつ(そういや勉強の話を殆ど聞いてない!)、2軒目を出る頃には元担任かなりのハイテンションになってて(いつもなら寝る時間をとっくに過ぎてます)、(他の3人がしっかりしてるのと対照的に私だけ)ふらふら~っと繁華街を歩いているうちに、S&Fくんとはぐれてしまう。でもって、目の前の居酒屋指さしてBくんに「ど~する?」って。そら「行きましょう」って答えざるを得んわな。

 ……結局、日付超えるどころじゃなくていつもならこの時間に起床やわ、みたいな時間まで(私が)飲んで(二人で)喋って、完全にモードが振り切れた私の「A組大好き芸人」ぶりが爆発(Bくんもかなりの「芸人」っぷりなんだけど、私の方が「熱い=ウザい」んですね)。東京の元応援団長とか文化祭実行委員長とかの「大物」に電話して、京都と東京とでトーク、みたいな訳の分からん展開を演出する。翌日、3人目に電話したけど寝てて出なかった「日常性の維持」担当のEくんからメールで「大学生か!」と叱られました。ごめ~ぬ。
 タクシーでBくんの家近くまで送って、その後でホテルに移動して、「日付が変わるまでにはチェックインできると思います」とか朝の電話確認でどの口が言ったんだよ阿呆、という手続き。入室から就寝まで1分かかってないな、多分。