すべて閣下の仕業

 5時30分起床、入浴後、ホテルの部屋で土曜の添削をガシガシ……なんですけど(昨日からこればっかりですが)、北白川くんの披露宴に関してがっ様とオツカル様とブラックジョークtweetの応酬かまして進捗不調。8時30分にホテルの部屋を出る直前に、最後の問の最後の答案の添削が終わったものの、各答案の得点合計と全員分の得点集計(平均・上位者一覧)が終わらず、これは新幹線のテーブルの上でやることに(新幹線のテーブルの上で添削が出来ることは、昨秋の母君の病気の時に実践済みです)。
 ホテルから中津駅まで5分、新大阪駅まで10分、お土産と弁当買って10分、本屋覗いて5分、9時5分発の新幹線に乗り込むまでの移動は余裕です。新幹線車内では、駅弁(寿司)を食べて、採点集計をした後は、本を読んだり、小島麻由美の1stを聴いたり。

 博多駅で乗り継いだ新幹線がK駅に着いたのが12時9分、タクシーで学校に直で乗り付けて12時25分。職員室の先生方の机上にお土産を配る、特講の返却答案をクラス別に分けて担任の先生の机上に置く、5・6限の特講のプリントを会場教室前のロッカーに置いて職員室に戻った、ところで12時55分4限終了、半ドン夏課外の帰りのSHR(前の担任団ミーティング)にジャストで間に合いました。

 5・6時間目は文系東大現代文特講。本日は02年の村上陽一郎。「安全学」の語を作り、東京大学国際基督教大学の名誉教授、後者大学の退任にあたっては最終講義の代わりに得意のチェロでコンサートを開き満員の会場には交流のある美智子皇后も訪れ、一説では古畑任三郎のモデルになったとも言われるスマートな佇まい……と喋るだけで生徒が半笑いで「凄過ぎ!」とツッコむお方。
 さて、そのハイスペック先生の文章が出された1年前、01年の第一問はリービ英雄。その問題は難しすぎるアクが強すぎるということで理系には解かせずに文系のみに解かせています。で、解かせた文系諸氏、何が書かれているのか何を問われているのかが全く分からずパニックに陥る。答案も(特に問四・五は)無茶苦茶。トラウマもんです。しかし、やらせただけ無意味だったのか、と言えば然に非ず。証拠に以降、誰のどんな問題を解かせても「リービより簡単」を合い言葉に従容然としている。気づけばいつの間にか、「今日の問題は45リービ」「そんなに簡単? 60リービくらいはあんじゃね?」と新しい単位が。

 夜は近所の焼き鳥屋「K」で独酌、帰り道にHさんちに寄ってお土産をお渡し。本日は「もりき」が定休で、「もりき」にお土産を渡すまでが旅こ……じゃねぇ出張なので、出張の最終日は明日ということになります。ですので、途中で読んだ本(4冊)の記載は明日の日記にて。