あれは神の島 遙か国よ

 5時入りの職員室で、昨日の二次対策授業(東大文系)の添削を終わらせ、授業準備その他いつもの朝の仕事。
 授業は、文系Ⅱコース(東大以外を受験)二次対策授業1コマと、センター小説(05年の遠藤周作)授業2コマ。放課後には先の二次対策授業の添削を終了させ、浪人生の添削も。

 夏の帰省時に、一体何年ぶりになるのか記憶が定かではありませんが、母君と二人で家族旅行に行かないか、という提案がどちらからともなく。手術から半年も過ぎ、仕事・日常生活にだいぶ差し支えが無くなってきた今、リハビリ代わりに長い移動を、という話。肺がんの手術ですから飛行機はNG(医学的根拠なんざ知ったこっちゃないです)、ということで電車で移動できる範囲で、母君曰く「池ノ都くん(←二人称)が見たいものを一緒について見に行く」と。
 沖縄、出雲大社軍艦島……の3択は先ず沖縄が(飛行機NGで)脱落、次いで軍艦島はK市の母・Hさん曰く「そんな廃墟なんかにこれから元気になるお母様を連れて行くなんて何を考えてるの!」と叱られて却下。まぁ、パワースポットが妥当かなと、いざ行け島根の計画中。1泊2日のホテルだけ押さえて、どこを見学するのかをこれから組み立てます。

 「私はこれを棺桶に入れます」とは先日某氏のお母様から頂戴したお言葉。家庭からは見えない中高6年間(若しくは高校3年間)が詳述され、合格者特有の謙虚さでご家族友人教員への感謝の言が綴られた「合格体験記」……の完成を祝う飲み会が、「梅の花」にて。参加者は、保護者代表理事さん、学年主任さん、「合格体験記」校正係さん(私)の3人。卒業生・在校生・職員、の思い出話噂話マル秘話で2時間はあっと言う間……からの、理事さんのご友人が開かれた小料理屋で2次会。で、この店が酒良し肴(全て手作り)良し雰囲気良しで、料理好き酒好きが高じて経験なしの方が一から始められた、とはとても思えないクオリティだったんですね。「夢は小料理屋」と事あるごとに口走る友人某嬢を、「こんな感じ?」って聞くためだけに今度お連れしたいなぁ。