さようならの後も解けぬ魔法

 TQC同期の北白川くんの結婚式(9月下旬)に出席の葉書を投函。住所の欄には、その前後(多分後)に引っ越しをする都合があるという理由で学校の所在地を書き込みました。(引っ越しの前も後も)私の住んでいる町の名前は「国分町」で、「分」の字が入ってて縁起が悪いのでちょうどいいですね。

 Amazonで商品を買うときの住所も学校宛てにしています。家には殆どいないですし、届いた本は結局学校で(授業資料で)使うことが殆どですし。例えば、今日はこないだの上京中にお会いした時に本を1冊下さった63回生のBくんにお返しに送る小説(九州の書店では扱っていないのでAmazonを使わざるを得ない商品)が届く日。
 職員室で仕事中に、事務室から内線がかかって来る。事務「先生にお届け物です」 私「(あ、本が届いたな)えっと、何が届いたんでしょうか」 事務「レモネードです」 私「は? レモネード? 飲むやつ? シュールですね」 事務「はい、でもレモネードです」 電話向こうの事務員さんも、近くで聞いてた先生も思わず笑ってしまう間の抜けたやりとり。
 「本当にレモネードなんですか?」と事務室に入っていったら本当にレモネードでした。学校宛ての住所で添削のやりとりをしている卒業生某氏のご自宅からお中元が届いたのですね(多謝)。その後、注文していた小説も届きました。

 授業はセンター(遠藤周作)が3コマ。これで夏課外は終了で、明日8月1日からはお生徒さん待望の(受験生なので事実上休みではないでしょうが)夏休み。で、今日の授業の生徒さんたちのテンションの高さたるや。
 昨日までのお生徒さんたちといえば、隠しきれない疲労感。まぁ受験勉強一途でこの酷暑なら仕方ないのかな~って思ってた、のに今日のあんたらと来たら何その元気印。隠しきれない疲労感じゃなくて、元気余裕を見事に隠しきっとったんかい、と。
 夏休み程度の非日常でそわそわしてたら受験生じゃないっすよ、「日常性の維持」で毎日11時間の勉強です。11時間っつーのは、授業6コマ300分、特講2時間120分、家庭学習4時間240分、を合計した660分で、日常的にそれをやってるなら夏休みもそれが出来ますね、というお話。

 とかなんとか言いつつ、お先生(私)の方は、2日の同窓同僚先生披露宴、3日から5泊6日の上京旅行、と圧倒的非日常を疾駆(sick)する気満々なんですけどね。あ~楽しみ。「合格体験記」郵送に関してメールのやりとりをした我らがA組Oくんからは「飲み過ぎないようにご自愛下さい」って書かれましたけど、鯨飲馬食は避けられるもんじゃないだろうなぁ。
 クリーニング屋から礼服(着るのは63回生の卒業式以来ですね)を引き取って、夜は「もりき」で本日唯一のお食事。肴は冷静茶碗蒸し、イカ刺し、鍋焼きうどん。日本酒は「雪の茅舎」と「今錦」と。