おめでとう そしてこれから 待っている素敵な日々

 3時に目覚め一睡も出来ず、美容院の予約時間の8時までは「Joyfull」でコーヒー読書。添削無しで入店するのは一年ぶりです。本日は同僚同窓数学先生と後輩体育先生との結婚式・披露宴。要は午前中から仲良しが集まって大酒を飲む日、しかも肴が友達二人の幸せだから、朝飲み昼飲みでも罪悪感が沸かない、どころか善人感にすら浸れるという夢のような一日。
 私と数学先生と共通の行きつけ美容院で髪をセットしてもらってる間、話題は当然今日の披露宴のことに集中するわけでして。客「済みません、開店前なのに無理を言って」 店「全然良いですよ、数学先生のためですから。今日は特別な日だから、池ノ都さんの髪もしっかり盛りますからね」 客「まさかっ、あの伝説の、エアリー!?」 店「ええ、しっかりエアリーにします!」 客「出たエアリー! 35歳目前にして初エアリー!」
 ……確かにカタログに載ってるみたいなエアリーさ加減でしたけど、年と顔とがあれだから売れてないのに20年やってるホストみたいになってました。割と高い礼服(63回生の卒業式用に新調)着てるのに、ご祝儀の3万円すら出せなさそうに見えるのはなぜ。

 昨日の「もりき」でマスターにも、Hさんにも、美容院の店員さん2人にも、式場に送った電報のことで電話をした63回生Eくんにも「お幸せに」と言われたご夫婦の結婚式・披露宴です。
 意図的に参加者を絞ってアットホーム感を、という今日の宴に呼ばれているのは管理職・数学科・体育科を除けば、特に数学先生と仲の良い数人の教員のみで、それでも招待客の半分はF校教員だったような記憶。披露宴にはF校の(私と数学先生と共通の)47回同窓生も数人お出でになっておられました。挨拶くらいはするだろうけど、「はがない」私は出会ってキョドること必至。「47回生テーブルと職員テーブルのどっちに座りたい?」と聞かれた時には「なんでそんな意地悪言うのっ!?」ってあれは多分哀願の表情だったはず。実際、同窓生のKくんとの本日朝のご挨拶は開口一番「あ、昨日実家で『TEEN! TEEN!』の録画を拝見しました」という袈裟斬りでしたからねぇ。

 さてしかし、本日は狂乱の一日でした。結婚式前のウェイティングバーで既に飲み始めている人なら9時半から、披露宴から飲み始めた人でも11時から。二次会までの二時間を1.5次会と銘打って「益正」で潰し、二次会後は薬院からK市に移動して中華三次会。47回同窓生が出席者の教員率を見て「単なる職員室の飲み会やろ!」と突っ込んだのは正解。久々にF校の一番「濃ゆいとこ」! という飲み会三昧デーですよ。
 その狂乱の一日を、新郎と新婦とがどのように過ごしたのか、結婚式と披露宴と二次会との間のお二人の様子は、これは出席した人だけが知ることの出来る特権……なんですけれども、ベテランの先生からも年近い同僚からも同窓生からもサプライズで飛び入りスピーチをした64回生高3生徒からも「次は池ノ都お前の結婚する番だ」というパワハラを受けまくったのをやり過ごしたという貸しがあるから一言二言だけ書くぞ。

 新郎、数学先生「隙だらけ」。職場でも遊び(飲み会)でも常に「見られている」意識と「見返す」意識とを身に纏っている彼が、あんなに無防備に幸せに浸っている! 初めて見た姿に驚愕爆笑(同じテーブルの同僚に「笑いすぎ!」と叱られました)。高砂にビール注ぎに行った時に「今ならお前刺せそうだわ」と言ったら、流石の頭の良さで意を汲んで「今日は一生に一度だ!」
 新婦、体育先生「隙がない」。新婦側の出し物は友人&新婦による「世界レベル」のダブルダッチ(無茶苦茶格好良かった!)。ダッチの最後に新郎が加わったのは(二人で跳躍&最後はお姫様だっこ)新婦アイディアと見たけれど、違うかなぁ。