おいたわしや魔法のおみず おいたわしや悪魔のおみず

 午後の職員研修会は、冒頭でマイナンバー制についての勉強会をするということで、最初の15分程度は映像を観るという話だったんですけれども。プロジェクター準備中の会議室に10分前に入室した数分後に、メチャメチャなアニメ声で「みなさ~ん、はじめまして~」という音声が流れ、部屋中に広がる残念感(あ~あやっぱそうゆう啓発番組なのね)。同じ年の体育科先生と。私「キャラクター、何ちゃんだと思います?」 体「マイちゃんとナンバくんとかですかね?」 私「いや、多分、マイナちゃんだと思いますよ」
 マイナちゃんはウサギさんでした。

 数日前にこの日記で「薄い本」の話題を書いたその日に、職員室を訪れた63回生(東大理系)Iくんから、「コミックマーケットで買ってきたのですが私にはまだ早いので是非先生に」と、『酩酊男子がえらぶ まだ見ぬあなたと飲みたい日本酒。』という本をお土産に頂きました。本日来校の我らがA組(東大文系)Oくんからはお土産に「喜多屋」の大吟醸を頂きまして。私、確実に「酩酊中年」の扱いを受けているんですね有難う御座います。
 頂いたご本の中で出てくるお酒では、山形県鯉川」、福井県「花垣」、三重県「颯」、京都府「澤屋まつもと」という4銘柄を飲んだことがありませんでした(他は、埼玉県「神亀」、奈良県「風の森」「春鹿」、長野県「大雪渓」、広島県龍勢」)。酩酊男子がセレクトした日本酒を、酩酊女子が目隠しテイスティングで10段階評価していく、というレビューが核。「おいこら女、何『風の森』様に2点なんざつけてんだよ失せろ馬鹿が」とか言いながら楽しく読みました。

 「喜多屋」を下さったO氏は、私も大学1年生・2年生の時代に入っていた福岡県の学生寮で過ごされています。体育会系の風潮は相変わらずだそうです(20対3の先輩圧の中で絶叫挨拶練習をしたとか。私の時と全然変わってないなぁ)が、これは素晴らしいことに全く違うのは「未成年飲酒厳禁」だということ。今の寮監が大変厳しいらしく、部屋飲みが見つかったらめたくそに怒られるとの話。前も書きましたけれど、私の時なんて50部屋ある先輩の部屋の挨拶回り(1年生の4月)で、挨拶した数だけビール注がれて一気とかしてましたからねぇ。飲酒喫煙に関しては極めてクリーンな社会になって行きつつありますね。私は飲みたい人でしたけれども、飲みたくない人が飲まなくて良いというのは素晴らしいことですよね(TQCは完全飲みサー状態でしたけど、飲まない人は飲まないで良かったから)。
 と言いつつ、私は飲酒喫煙の解禁年齢をさっさと(大学生以上の)18才に下げろ、と思っている口です(大学生や大学教授が困るから、って理由だけですけど)。

 さて、夜の「もりき」で『まだ見ぬあなたと~』のお話をマスターにしたところ、隣に座ってた年若い幹候(K市名物、自衛隊の幹部候補生)の方が「その本、僕も買いましたよ!」とまさか過ぎる偶然で食い込んで来る。そこからは、コミケの話で盛り上がる盛り上がる。私はコミケに行ったことがないので、主に幹候くんが生まれる前から物心がつく前(っつーと、迷宮・萩尾望都様~10万人の宮崎勤という都市伝説)のお話をする。幹候くんは先日のコミケのリアル体験談をお話ししてくれる。どっちも知らないマスターは(「えっ小林幸子が? 何で?」と)目を白黒させておられました。いや~、初対面の人とこんな話で盛り上がるなんてねぇ。