見合いだと言われて行ったら その人が座敷に座って

 北白川くんから披露宴二次会の案内の手紙が届いたんですけれども、その中身がカラオケボックスの広間でクイズ大会だってことを知って驚愕(早押し機を準備するという熱の入れよう!)。これって、私たちも問題を準備して行かないといけないの? っていうか、がっ様も言ってたけれど、これにお嫁さんがどう絡んで来るの? 本当に「硝子の少年」(初級)から始まる別れ歌オンリーのイントロクイズやるの?

 西炯子『お父さん、チビがいなくなりました』読了、★★★★★。何となく手にした全然知らない作者だったんですが、面白かった。表紙の絵がお父さん・お母さん(絵柄が他のキャラクターと全然違う)じゃなかったら買っていませんでした。実際は全然似てないんですけど、面陳列の表紙をふっと通り過ぎたときに何故か「川原泉?」って思っちゃったんですね、それで手に取った(これを書きながら二人の漫画家の出身地が同じだということを知る)。
 お父さんが志津子さんに最後の電話をする場面とか、山崎さんのプロポーズの場面とか、印象的な場面はいっぱいあるんですけれども、一番びっくりしたのは、山崎さんに「俺らが新しい家族になるでしょ 寂しくはないよ」と抱き寄せられた後の菜穂子さんの瞳。

 5時に学校入り。本日は、高3理系某氏の為に始業までの3時間半を使います。
 センター評論が苦手だという某氏とは8時から面談のお約束。その前に予め、授業で扱った過去11年分の評論について「どんな問題をどんな選択肢を選んで間違えたのか」を間違えた全ての設問について検討し、そこから氏の苦手傾向を抽象していく作業をします。今朝は5時から1時間半かけました。その後、長い長いお手紙にそれをまとめます。某氏の苦手傾向のほぼ全ては、本文(筆者の言葉)と設問・選択肢(出題者の言葉)とを、何となく同じ「構え」で読んでいる点にあると思ったので、B5便箋4枚にそれを(具体的な誤答についてその原因を推量しつつ)まとめる。そのお手紙を一緒に読みながら8時から面談30分、で始業時刻になりました。

 始業後午前中は、4限の授業の板書準備(文系東大、馬場あき子)と、昨日の文系京大二次(佐藤信夫)の添削と。浪人生の添削も少しだけ。4限の東大文系授業の後は、それをひたすら添削して帰りのSHRで返却。

 昨日はHさんちのほーむぱーちーで鱈腹の栄養摂取、ですんで今日は朝昼を抜いて、夜は久しぶりの魚料理屋「U」にて独酌。ビールに日本酒、肴は刺身(5切れ5点盛)・あぶり鴨・鯖西京焼き。
 一ヶ月に一回行くか行かないか、ってレベルなんですけれども顔と好みとを覚えて下さっているのが有難い。店に入った瞬間に、店員さんが「日本酒のオススメが今日入りました!」と。「アイスブレーカーって言うんですけれども」「あ、玉川のペンギンですか?」って知らないフリが出来ない知ったかくんなもんですんません。でも、ワイングラスに入れてロックで出しますというのには「そんな飲み方を?」と驚きました。成る程熟成原酒は伊達じゃないって美味しさでしたが、「もりき」じゃ頼んでもその出し方はしてくれないだろうなぁ。