どんな場所で出会ったとしても

 授業は1・2・5という変則だったので、先ずは2限終了後に徒歩で学校と福岡銀行とを往復。銀行から届いた手続き書を持参して、通帳とキャッシュカードとを再発行してもらいました(キャッシュカードは後日郵送で届きます)。これで現金を自由に動かせるようになったので、まっぴぃ・オツカル様からの借金を振り込みで返済、銀行近くのHさんのご自宅に伺って同じく借金返済。

 続いて、お昼に学校と市役所とを往復して、「住基台帳カード」を交付してもらうことに。市役所から郵送された照会文書とともに、顔写真入りのF校職員証と、「公の発行した資格証明書」と。この最後の「資格証明書」として「教員免状」が認められるかどうかが交付の可否の分かれ目……のつもりだったんですけれども、実は事情が変わって100%交付されることは分かっていました。職場で保険証の再発行を申請したら数週間以上かかると言われたんですけれども、それまでの間代用として使える証明書が本日午前中に交付されたからです。つまり、それ一枚で身分証明になる「保険証」が手に入った状態なんですね。
 無事に住基台帳カードが交付された後で、窓口の方に「申し訳ありませんが、後学のためにお伺いを」と、教員免許(中学・高校・司書教諭の3種類)をお見せする。
 私「これ、公の発行した資格証明書として認められますか?」
 窓「はい、役所判断で(即答)」
 帰りのタクシーで興奮しながらTwitter140字(改変したので字数が変わっていますが)、以下。【うおおおおおおっっっ! K市役所「教員免状は役所判断で公の発行する資格証明書の扱いに『なります』」言質を引き出したぜえええええっっっ! ビバ・教員! Tくんとの賭けにはど惨敗だけど、車だ銃だの人を殺す道具だけが証明力を持つ訳じゃないと分かっただけで勝ちの日だっ!】

 もの凄く気分良く放課後の東大文系現代文特講を行い、もの凄く気分良く採点。ところへ、先程特講に出席なさったとある生徒氏がお出でになりちょっとした世間話。その中で。
 某「××先生の言うことは全部信じよう、と友達と2人で」
 私「信じる者は足下をすくわれるよ?」
 某「大丈夫です、信仰はしてませんから!」
 ここまで見事な「敬意」は久しぶりに見た気がしてしばし感心、知性の定義を一言で言うなら「尊敬力」ですね。

 福山雅治結婚。
 放課後特講の前、東大志望の某女子が「彼の優秀な遺伝子は必ず継承されるべきだったの!」と大喜び。で、本日の教材は06年宇都宮輝夫「死と宗教」で、死者は消滅せずその存在は遺産として形象化され後続社会を規定、云々の解説が全部「ましゃの遺伝子」に置換されてきっと瞳キラキラ女子。

 夜は、我らがA組出身の浪人生某氏とK市で面談をする予定になっていたのですが、某氏の体調不良で来週に延期。一人で焼き鳥屋「K」にてお好み焼き(裏名物)を食べて帰りました。