机本箱 運び出された荷物のあとは

 本日は一日年休。帰省・上京旅行や泊まりの出張以外で丸一日学校に入らないというのは本当に珍しいのですが、本日はついに旧居(アパート)を引き払って新居(マンション)に移る日なのです。

 こないだ東京で全財産丸パクリされたような阿呆が一千万単位の借金背負うってのはどないなことやねん、という思いは家族が増える日まで消えないと思いますが、旧居の管理会社には9月30日の12時までに部屋の中を空っぽにします宣言をしているので如何ともし難く。
 先ずは、この間の日曜日の夜に(日記には書きませんでしたが)見積もりに来て貰っていた便利屋さんに、廃棄する家具(テーブルやPCなど)を持って行ってもらう。これが10時。ギリギリまで必要でまだ新居に移していない荷物(衣類中心)をHさんにお願いして車を出して貰い新居に運び込んだのが11時。その直後に旧居のガスをストップして貰い、11時30分には荷物搬出完了を管理会社の人が確認するのに立ち会い。鍵をお返ししたら、11年半済んだ部屋ともお別れです(別に未練はありませんけれども)。
 旧居→新居、職場に向かって徒歩5分。ど借金背負って職場への通勤時間を短くした(徒歩15分)んだ、これからは働き尽くさんなかんでんまに。

 13時にJRのK駅にご到着の母君をタクシーでお迎えに上がり、新居近くに集中している中華料理屋(徒歩5分圏内に6軒)の中からいちばん味があっさりしている「B」にてランチ。その後14時から、カリモク家具の方々が新居に家具(ベッド・書斎の机と椅子・リビングソファ・リビングテーブル)を運び込むのに立ち会い。ベッドは部屋の中に運び込んでから組み立て、書斎机は大きくて玄関から入れられなかったので廊下で解体してから書斎に運び込んで再度組み立て、ソファも大きくてリビングの入口を通らなかったのでドアを取り外して搬入、と「大きいことはいいことだ」のポリシーで色々な物を購入したせいで業者の方々にはご迷惑を。

 新居の道路反対側、徒歩1分の所に何でも売ってるディスカウントショップがありまして、そこで母君と生活に必要な品々を購入。例えばトイレならトイレットペーパー、芳香剤、トイレマット、掃除道具。風呂場ならシャンプー・リンス・ボディーソープ、浴用タオル、掃除道具(足拭き用のマットは母君が実家で縫って持って来て下さいました)。部屋の掃除はクイックルワイパーを一式。クローゼットの中には下着を小分けして入れる収納BOX。風呂場の横に洗濯籠。ベッドと布団とは届けて貰ったのですが枕は注文していなかったので枕と枕カバー。
 例えば上記買い物ではトイレの芳香剤を買ったつもりが詰め替え用を買ってて本体を買ってなかったとか、部屋の電灯のリモコン3種(同型)の使い分け方法が分かるまで15分かかったとか、慣れぬ独居はスタートからあたふたしておりますが次第に慣れていく他ありません。17時過ぎにガスを開栓していただいた後、小倉に帰られる母君をタクシーでJRまでお送りする。

 夕食は「もりき」にて。何が凄いって、新居に移って職場通勤が楽になったのも凄いですけれども、「もりき」まで徒歩4分になったってのが凄い。Hさんちには徒歩1分です。人生の圏がどんどん小さくなっていきます。
 30分後にお出でになったHさんともお話ししたのですが、9月の私は引っ越しにまつわるゴタゴタで心身をやられていてパフォーマンスの質が完全に低下。シルバーウィークの「徹マンエモカラ披露宴」みたいな例外はありましたが、基本的には完全なる「厄月」でした。最終日の引っ越し完了で何とかけりをつけて、10月からは心機一転と行きたいところ。

 さて、Hおば様が時々「あのジーンズはいけのっちゃんに本当に似合ってたのに! 勿体ない!」と私の前で惜しまれる「あのジーンズ」、我らがA組出身Eくんが高校時代に「せんせ~、それかっこい~、ちょ~だ~い」と仰ってクラスマッチで優勝したらやるよって答えたら本当にサッカーで優勝したもんだから約束通りに差し上げた「あのジーンズ」は、間違いなくちゃんとした人のものになったので何の心配も御座いません、ということをHさんに証明するために、東京のEくんに「もりき」から直電。電話越しとは言え突然全く知らないおば様から話しかけられたEくんはビビり倒してましたね。
 という訳で、誰になるかと前からずっと楽しみにしていた63回生とHさんとの初トークは、Eくんでした~。Hさんは福をお持ちの方なので、Eくんには近々何か良いことが起こります。
 後でEくんからは、Hさんの話し方が私がブログで書いてあるまんま過ぎてビックリした、と言われました。あら、筆力かしら。

 真っ暗で無人の3LDK、「我が家」の玄関を潜って直ぐの左手が寝室です。ベッドで昏々。