With my silver Buddha and my silver bullet.

 「春画展」のチケットを再ゲット。白金週間にチケットを(っつーか全財産を)パクられて断念したので、そのリベンジを11月に果たすのです。来月のF校大同窓会(@東京)は前日の6日(金曜)入りなので、朝の新幹線で昼に着、そのまま永青文庫へ、という流れ。混んでるでしょうねぇ。因みに、その日の夜は「おでん」なので、一日が和風三昧です。

 5時入りで昨日の東大特講の添削を(朝のSHRで返却)。8時から14時まで6時間ノンストップで(本当に飲まず食わずで)中3漢文の定期テストを採点。昨日、我ながらどこから捻出できたんだろうと不思議に思うような細切れの時間を使って3割方終わらせていたのが効いて、予想外に早く終了しました。
 今回の試験範囲は『論語』オンリーだったので、実力問題には下村湖人論語物語』の本文を使い、読解や試験範囲の『論語』本文との関係を問いました。その中で、初見の文章から漢字の読みの問題4題「惨憺たる/横溢している/風貌/蹂躙する」の読みを問うたら、160人中4人が完答しました。凄いと思いません? というか、全部読めます?
 明日の授業で答案を返却。「王道」を説いた孔子に敬意を表して、授業で配布する資料は上田三四二無為について』から「武器について」に。以下、抜粋。【犀は絶滅しても、縞馬に種の絶えることはあるまい。マンモスの死は犀の運命を予兆している。攻撃のための武器が、重荷となるまで様式化するとき種は滅亡する。武器もまた頽廃する。威嚇のためであれ、恐怖のためであれ、また虚栄のためであれ、過度の武装の上に落ちる光は、落日の光にきまっている。武器は醜い】 大状況即ち国家の悪に、アジでもプロでもデモでもストでもなく、浄念の言葉(歌)を紡ぎ続けることで対峙した歌人の名著。絶版は本当に残念。

 とか何とか「教師然」(オツカル様の指摘)とした仕事に熱中しながら、まっぴぃからのメールのやり取りではぴぃの受信ボックスを汚す!
 ま「法律書で有名な有斐閣。看板商品である『ポケット六法』の言い間違えから生まれた、鳩をモチーフにした公式キャラクターの名前はなんでしょう?」
 私「ポッポー、だけじゃなく?」
 ま「だけじゃなく」
 私「ポケッポー?」
 ま「残念。正解は『ろけっとぽっぽー』でした」
 私「けつだいらまん!」
 ま「メールボックスを汚さないでいただきたい。今、松平さんって人から内線かかってきて吹いた」

 5時から14時まで採点、14時から15時まで板書準備、15時から16時まで会議資料作成、16時からは一橋大学現代文特講。本日は200字要約06年で鹿野直政『化生する歴史学』を本文とする超難問。解説は、例えば東大受験者なら「解釈学・系譜学・考古学」(02年文系、永井均)の概念など引用しつつ手短に出来るところなのですが……。参加生徒6人が必死で考えている間は、先日の校内模試の国語の成績処理。10月の第3回と12月の第4回とは、作問システム上、理系の方が文系よりも高い得点になるのですが、今回はその理系で久々に160点台が出ました。これは凄い!

 この月(授業特講地獄)・火(添削採点特講地獄)・水(添削授業添削会議地獄)の明日まで続く3連打は、持久力と独身力には自信のある私にも流石にきつい。友人からの言葉だったら「お前の方が疲れとるやろ!」と言い返すのは必至というくらいに激務真っ只中におられる高3学年主任先生から「先生、疲れてますね」と声をかけて頂く始末。
 だからせめて未来に希望を作る、ということで木曜日に市内居酒屋「H」に4人席の予約。誰一人確定する前の衝動的な予約ですが、13周年記念で生ビール1杯130円セール、となれば誘い針は入れ食い状態になるはず、と体育科方面に声をかけたらあっ! という間に5人が確定して予約電話のかけ直し。これに向けて明日を生き抜く!
 でもって夜は「もりき」でちょっとわがまま。「おいちゃん、その生さんま、半身お刺身、半身ナメロウ」「面倒くさっ!」