五つとヤーイヤイ! ゴ ゴ 一生独身 もらい手いない オタスケオタスケ

 ぴっぎゃああああああああああぁぁぁぁぁぁっっっっっ! 給料がっ、給料が下がったああああああぁぁぁぁっっっっ!
 事務室から届いた10月分の給与明細に愕然。学校への距離が近くなったために「通勤手当」がなくなり、賃貸から持ち家に変わったために「住居手当」が減額されました。っつーことで、月給にして2万円減。酷すぎる~、辞めたい~! と朝の職員室で嘆いておりましたら(だって年間なら30万だよ?)、とある先生が「月2万ぐらい直ぐ取り返す方法あるやん」と。「何ですかっ!?」と飛びついたら返して宣わく「扶養家族を作れば良い」
 どっと笑ったあ~たとあ~た、男と男の間にだってセクハラはあるんだからねっ! 何で一千万単位の借金背負って給料減額されなあかんねん。

 事務室から届いたものの2つめは再発行の保険証。これで「アイデンティティがない 生まれない らららら」だった池ノ都を「私以外私じゃないの 当たり前だけどね」へ進化させるカードが都合2枚になりました。当然、保険証を財布に入れて1枚目の住基カードは「念のため」に机にしまいますが、これ、また財布盗まれるフラグになったりはせんよな? と一緒に届いた給与明細の修羅っぷりに思わず疑ってしまう私。

 授業は2・3・4限目。偶然にも今日の教材は市村弘正『小さなものの諸形態』ですよ、独身に厳しい本邦を恨み奉りつつ、今日の本文に合わせて「家族」制度ををディスり倒す!

 4限終了後、午後からは出張で薬院K塾へ。今日は予備校主催の東大入試研究会に、九州の諸先生が集まる日なのです。15時~17時20分。前半が全体会、後半が国語科分科会。
 分科会は、今年の東大入試の問題講評とこれからの指導法について、現代文・古文・漢文それぞれの講師諸氏が話すという形式。後ですれ違った63回生に聞いたら全員福岡校で授業を担当しておられる方々でした。
 で、その現代文講師氏がお話の中で、「特に進学校出身の予備校生に、本文の言葉を使わず自分の語彙で書こうとして失敗する方が多い」とF校をチクリ。F校の高3は特講解答と添削の繰り返しの中で自分なりの文体を確立する人が多く、一律に正統派の解法を教えたい立場からはそれが非常に邪魔で「小賢しく」見えるのでしょう。悪いのは彼らの高3担当者ですね、怪しからん!

 薬院まで出て来たなら帰りは二日市で寄り道して、夕食を焼き鳥「G」にて。初めて頼んだ揚げ出し豆腐、もまた美味。お供の本は、最初は国語科恩師先生に頂いた小松和彦の論文集なんですけれども、酔いが回ってくる前に次の本に変えるので読んだのは一編だけ。
 辻田真佐憲『たのしいプロパガンダ』読了、★★★★。ライトに読めて楽しい、その実じっくり読むと深い。ロシアとウクライナツイッター合戦、イスラム国のハイテク・プロパガンダ、という最近のニュースについてはどっちも初見なんですけれども(前者については誰かがリツイートしたのを1枚くらい見たかも知れません)、でもって見ても「うわっ、ショボっ」っていう素直な反応しか出てこないんですけれど、やっぱり「油断なく」の警戒が必要なんでしょうかねぇ。ってまぁ、さすがに百田尚樹は読まないけど(1ページも読んだことがないので、筆力如何に関しては全く知りません)。読み終わった後、「この本自体が一つのプロパガンダなわけで」というごくごく自然な感想が出て来た点から、この本のメッセージは正しく受け取れたのではないかと判断しました。
 加藤元浩C.M.B.(30)』読了、★★★。