縄文土器 弥生土器 どっちが好き?

 5時入りの職員室で、①中3漢文授業の板書準備、②放課後国語科会議の資料作成、③高3現代文(文系東大)授業の板書準備、④昨日の一橋特講の添削、⑤高3の小論文(産業医)添削&8時から面談、を全て終わらせる必要があるのに②までしか終わってない6時の段階でTwitterとか開いとる場合ちゃうでんまに。時々あから目をしつつ何だかんだで8時30分には全部終わってるんだからこれが経験値ってものなのかしら(たかだか12年ですけど)。っていうか、産業大の推薦入試小論文、数学についての文章ばっかりだから私にはハードルが高すぎて。「抽象化」と「一般化」という双子について日常生活の中から例を挙げる、という問題については、中1学年主任の数学先生に教えを請いました。生徒時代の算数・数学とか学生時代の記号論理学とか、そういうのは苦手ではなかった(という自己認識)なんですけれども、所詮は「文系脳」ですからねぇ。
 とか言っておきながらなんなんですけど、東大新聞受験特集号の教科別の心構えを説いたN教授の文章、文系数学・理系国語が入試に必須というのは大賛成なんですが、「文系あたま」「理系あたま」を両断した上でいずれ必ずどちらかに別れるんだから若い内は何でも勉強した方がいいよ、ってのはちょっと言い過ぎじゃないの? とは思いました。登場するあらゆる教授が顔写真なのに、N教授だけコナンの犯人みたいな黒シルエットになってるのもちょっと面白かった。

 朝の職員室に現役生の校内模試得点速報が届く。トップは1000点満点で780点弱。あと一歩で「平安貴族」だったんですね。710超の「上代様」でも十分凄いんですけれども……ってなことを言ってたら「俺らは卑弥呼以前か」とか「僕、今土器に文様彫り込んでるとこ」とか言い出す生徒が居て、誰かを誉めようとしたら必ず傷つく人が出てくるという罠には教員ご注意、ってかやっぱりF校生、自虐巧いな。

 1~4限は中3漢文授業で、テスト返却10分、新しい文章(創業守成)の解説35分、テストの訂正質問受けつけ5分。5限は高3文系東大コースで、教材は小野十三郎『詩論・続詩論・想像力』。易しいかなぁ、と思っていましたが、生徒難渋でした。6限・放課後でガシガシと添削。17時から18時30分まで国語科の会議があって(校内模試の成績検討)、その後は職員室で残りの添削を終わらせてからタクシーに。

 地理・地理・地理の卵(教育実習生)による教育実習歓迎会に、どこをどう辿ったらそうなるのか私も呼んで頂きまして。図らずも全員F校出身の4人で和やかに歓談。解散後は、地理(ど~っちだ?)先生と2人で軽く飲んで政治的なお話しをして、帰宅。