流王の眼 ピエロはイエス 秋の聲

 昨日が昨日なので、今朝は未明の2時前起床。引っ越し前なら添削は「Joyfull」ですが、今日は初の自宅書斎ワーク。この為に大きな机を買ったんですからね。
 ガシガシと添削を始めて驚き。風呂のスイッチを入れて20分間、入浴を挟んで20分間、で東大の残り20%と得点集計とが終わってしまったんです。この捗り方は異常事態。出勤の4時45分を前に京大の残りも終わってしまったんですが、これは予想していたよりも1時間弱は早い。これ、本当に腰を据えて仕事場にするなら、先ずはコーヒーメーカーを買おうかなぁ、とか思わず考えてしまうレベル。

 嬢「で、本当にコーヒーメーカー買うんですか? ゴミが出ますよ? 大丈夫ですか?」
 私「ですよねぇ。やっぱり薬罐かなぁ。薬罐とティーバッグと紙コップで十分ですよねぇ」
 嬢「コーヒーは1杯ずつドリップできるタイプのがありますから。でも、薬罐はダメです。酔っ払って帰って火にかけっぱなしとかあるから」
 私「そこまで信用無い?」
 嬢「無い。電子ポットにしましょう」
 私「♪♪♪~ ♪♪♪~ ♪♪♪♪」
 嬢「それ、炊飯ジャーです」
 貯金通帳まで管理して頂いている事務嬢さんの厳命により、コーヒーメーカー断念。薬罐もダメです。

 国語科恩師先生から新築祝いを賜りました。進路指導室で包みを開いたら、年季の入った額装でルオーの絵。
 嬢「これ、どっかで観たことがある! どこだったかなぁ」
 私「図書館ですね。恩師先生の私物だったとは知りませんでしたが」
 お手紙によれば、嘗て恩師先生が図書館長に任命された際に、当時の校長先生から譲り渡されたものだとのこと。30年間毎朝7時に図書館を開け、そこを掃除なさる先生が朝の祈りを捧げておられた絵を、さて、私はどこに飾りましょう。私物にしてしまうのが畏れ多いですが、やはり書斎に飾って本格的に仕事場にするべきなのでしょうか。
 現在のF校には、図書館長の肩書きは独立したものとしては存在しません。勝手な推測ですが、国語科恩師先生を役職に就けて(例えば担任にしないなど)不要な雑務から遠ざけるためのアジール(使い方は不適当ですが)だったのではないかと思っています。だから、先生がご退職なさった後で無理に残すポストではなかったのでは、と(違ってたら済みません)。

 さて、朝の話に戻りますと、自宅添削が余りにも捗りすぎて、学校入り5時の後、7時前の時点で、①東大特講添削、②京大特講添削、③今日の授業・特講板書準備、④今週の全ての授業・特講プリント準備(中3漢文・高3文系2種・高3一橋大特講)、が全て終了してしまいました。8時から某大推薦入試の自己推薦文について生徒面談をして、始業前の仕事は終了。
 始業後は、高3センター授業(本日は、06年度追試の評論・小説を40分でまとめて解答するテスト会)と、進路指導部の仕事(校内模試の出題者講評のプリントデータ化、学年通信の原稿として模試の順位表と入試までの流れの説明プリントとを準備)とを。
 放課後は東大現代文特講(文系)で、89年の高橋裕

 インターホンを押した来客の顔が録画されているというのが未来的ライフ、毎日毎日私を訪ねてくるこのおじさまは誰なのだと思っていたら、正解はNHKの集金さんでした。夜20時にやって来たので会えましたその集金さん曰く、銀行のキャッシュカード1枚あれば玄関先で振り込み手続きが完了するんですって。
 ゴネようかなぁ、と一瞬考えたんですけれど、実際にTV買ったし(NHKはザッピング以外では1秒も観てませんけど)、『ポワロ』観てるし(DVDですけど)、軽く酔ってて眠かったし、そして何より集金さんが演技でも引くわってレベルで腰が低くて何だか長くお相手をしたくなかったし(作戦でしょう)、言われるままにお手続き。 
 土下座接客は商売の基本だなぁ、と改めて確認です。「ご主人様」とか、メイド(喫茶のウェイトレス)以外から呼ばれたのは初めてですよ。