……とかなんとか言っても月イチ程度はまともに休みたい。

 生徒「人生山あり谷ありって言いますけど、受験勉強をしていると、本当に人生って苦しんだり落ち込んだり大変だって実感します」
 教師「えっと、う~ん、大学に入学したら、その言葉をちょっと違う意味で使う人と出会うかも」
 生徒「違う意味って、何かあるんですか?」
 教師「多分、その時まで待ってた方が良いと思うよ」
 その方が、驚きと喜びとが大きいと思います。

 5時入りの職員室、魔法瓶にホットコーヒー、授業プリントの準備、板書計画、職員室掃除。
 1・2限はセンター04年の渡辺裕「聴衆の『ポストモダン』?」。3・4限の間に得点集計、授業準備。5・6限は東大理系特講で10年の阪本俊生『ポスト・プライバシー』、7・8限は京大特講で00年後期の芥川龍之介書簡(佐藤春夫宛)。文章がいちばん面白いのはやはり京大で、芥川がデビュー前の自己を「眼高手低」と評したのは興味深い。私は解答例に「臆病な自尊心と尊大な羞恥心」の語を用いてみました。遊びです。

 夕方の職員室で、名前も知らない高2の男子生徒が、偶然そこにいた私と高校教頭先生に、自宅で作ってこられたというフルーツショートケーキを御馳走して下さいました。パティシエの味で瞠目。夜を徹しての作業だったそうです。やっぱり、凄い人がいる学校だわここ、と心底。御礼として、教頭先生は自作の絵はがき(第一グラウンドから撮影の「ダイヤモンド高良山」)、私は上田三四二無為について』を御礼に。

 夕食は「もりき」で鴨の炭焼きを0.5人前と酒盗。家に帰る途中でスーパーに寄って野菜の煮物を購入して、缶のハイボール。DVDで『ミスター味っ子』を観ながら。
 明日は11月最後の冠模試の教員待機で出勤。東大・京大特講の添削を終わらせます。明後日は浪人生(63回生)3人と面談、でその内1人は夕食食いながら、って指定だからどこの店にするか考え中。面談終わったら、俺は飲むからな。

 RHYMESTER『POP LIFE』、★★★★。ベスト盤を聴いた時点で予想は立っていましたが、やっぱり『マニフェスト』の方が好きですね。
 山内泰延『罪×10(4)』読了、★★。前巻を買ったときに「あれ、2巻で終わったんじゃなかったの? 意外」って思ったんですけど、作者自身が心底そう思ってたんじゃないのかなぁ、と。