「小僧の神様」という短編があるようだが、その

 3時半起床、5時学校入り。今日は高3某くんの医学部志願理由書の添削と、センター試験の誤答傾向分析とを同時に。2つの作業から見えてきた某くんの弱点・改善点を便箋3枚のお手紙にまとめる作業まで、きっちり2時間半。

 志願書・小論文の、内容以前の形式的な問題として良く言うのが、例えば以下。
 ①「患者」を「看者」と書くような誤字。
 ②「へき地医療」みたいな交ぜ書き。
 ③一文が200字以上になるような長さ。
 ④主述の捻れやら抜きのような非文。
 ⑤「貴学」を「本学」と書くような用語ミス。
 ⑥「思います」の非客観文末。
 ⑦行頭に句読点や「々」が来るような原稿用紙のルールミス。
 ⑧読みにくい悪筆
 この8つ以外にもまぁ色々あるんですけれども、とにかくこういうのは絶対やめましょうね、と全ての生徒に繰り返し言うことになります。理由は簡単でして。
 小論文・志願理由書の類は紙を介した面接です。いくら素晴らしいことを言ったとしても、面接会場に異装(茶髪モヒカンで特攻服とかぬいぐるみ抱えてゴスロリとか)で来たらアウトです。上記の①~⑧はその一つ一つがタトゥーだとかピアスだとかの異装要素だと思ってね。

 さて、先週金曜日にまっぴぃと行った池ノ上「biff」の感想をこの日記に書いたら、56回生の才女Oさんが「友達がやってる店で超常連です驚いた!」とメールを下さいまして。世間は狭いですねぇ。取りあえず、誉めといて良かった(本当に美味しくて安くてヘルシーな料理を出す店でした)。29日の56回生飲みは、お店が開いてるならここでも良いかも。

 金曜日から探してました、という高3女子は推薦が決まったんですね、お目出度うございます。週末出張でお会いできず申し訳ありませんでした。小論文の添削でお付き合いした方。
 授業は11年の追試、現代文2題(評論・小説)100点満点を40分で解く「丸ごと過去問」。全クラス授業終了後に採点をしたら、学年平均が80を大きく超えていてこれは立派。本番が近いですね。

 さて、放課後は第4回校内模試の成績検討会。全職員が出席する出題者講評で司会を務めたのですが……。
 (国語を除く)全出題者が現役64回生の話題を差し置いて浪人63回生がいかに出来ていないかを熱弁。思わず「今は去年かっ!」と心の中で叫んだし、とうとう最後には「仕方ないの今年浪人の平均を上げる筈だったあいつとかあいつとかあいつとかが間違って通っちゃったから!」と心の声ダダ漏れーしょん。

 会議を途中で抜けさせてもらって、夜は我らがA組浪人生の某氏と面談&夕食。学校に証明書を取りに来た後、西鉄ミスドで勉強させて待たせていたのですが、合流時に何を食べたいか聞いたら「魚」と答えたので寿司海鮮の「K」へ。殆どF校生の行かない塾を敢えて選んだ天晴れな某氏(他人と話をする機会、少ないでしょうね)と、久しぶりにお話。若者の旺盛な食べっぷりを肴にビールと日本酒と(んまにオッサンになったな私)。某氏からは「先生、見た目若くなりました?」とのリップサービスですけど、痩せて萎れて老けたってのが現実だと思うのよ。
 そいや昨日「もりき」で寿司ネタなら何を選ぶ? って聞かれたのを思い出しながら、〆の寿司は某氏が握り一人前、私は鉄火。