選びぬいたもの 集めつくる

 ベッドの中で、昨日のカラオケの途中に東京のオツカル様に電話してるという発信履歴を見て、それがMくんの歌った曲に出てきた「軋轢まくってる」というフレーズはオツカル様が推してたよなぁ、何て曲だっけ? というのを聞くための電話だったということを、うん、ちゃんと覚えてる、昨夜はそんなに酷くは酔ってないはず、と確認するその流れがなんかあれ。
 だいたい、『怒り新党』に「何でもすぐに検索する人」という投稿をしたら司会者二人が余りに共感して急遽番組に殿堂入りのシステムが生まれた、というエピソードを持つお母様から生まれたEくんの前でそんな検索芸をかましてどうするんだ、と我ながらツッコミが長いし、身体が重いし、喉が死んでるし、という最悪の状況でズルズルと寝室を出て、客間のMくんにご挨拶をする。「大変申し訳御座いませんでした」 アラフォーの教員のやることじゃねぇぞ、と反省してます。

 お風呂に入ったら、喉以外の心身はスッキリ。メンタルリセット! で出勤して14時までデスクワーク。その後、電車で福岡天神まで出て、ジュンク堂で本をチェック(殆ど買いませんでした)。
 西鉄グランドホテルのカフェにて珈琲読書なぞ。ケーキセット1500円の舐めんなプライスですが、珈琲で作った氷が溶けきってしまうまでは椀子蕎麦状態でお代わりが来るアイスコーヒー。パッションフルーツのムースは、周囲がメレンゲでデコレーションされていました。メレンゲなんて口にするのって二十年ぶりくらい(人生でも二、三度目)じゃないでしょうか。
 カフェには90分滞在して、うち70分が読書、残り20分が幹事仕事。職場関係の飲み会幹事が現時点で決定しているだけでも3軒。高3担任団の新年会(1月中旬)、中3進路講座のゲスト接待(2月上旬)、高3入試応援東京組の夕食会(2月下旬)。K市・博多・東京、と地域から違っているのですが、それぞれここぞのお店を見つけて予約しました。

 例えば高3新年会は中華料理「T」で5000円のコース。
 高3担任団には「生の魚がアレルギーで駄目」且つ「馬が好きすぎて馬肉は食べられない」という同窓同僚数学が居るので店選びが絞られます。なじみの店で無理を言って一人だけ料理をチェンジしてもらうというのもありなんですが、例えばK市の店で刺身を別のものにとお願いするとよく「馬刺しはどうですか?」と聞かれて「実はそれもちょっと」とお答えすることになりますし、そもそもせっかくの新年会(入試本番の前の決起という意味合いもあります)なんだから全員で同じものをいただきたいですし。というわけで、コースに刺身が入る店は除外。となると焼き肉・焼き鳥・中華・洋食・メキシカン……等々が候補になりますが確か数学はメキシコ料理「E」が余り好きではないと言ってたでしょ、でもって昨日数学から誘われて63回生との先約ありって断った仲良し教員組の新年会でフレンチ「T」に行くって言ってたでしょ、と消去していくと残りは焼き肉・焼き鳥・中華。焼き肉はお喋り主体の新年会を邪魔するし、コース飲み放題がついてる焼き鳥屋は西鉄から遠い店が多くて遠方の先生に迷惑がかかる。何だ、結局中華一択なんじゃないか、と予約。考え始めてから予約の電話までは3分です。迷ったら負け。

 電車でK市に戻ったら、夜は小料理屋「A」にて63回生学年主任、保護者理事代表、私、という3人で新年会。相手が大物だから緊張ですけれども、気づけばビール・日本酒・白ワインをちゃんぽん。料理も小鉢ながら次々供されて(これがどれも絶品!)、「正月太り」驀地。
 途中、カウンター3人が並んだ隣に見知らぬ男性二人連れ。この方々が偶然にもF校の卒業生(高校41回生で私の6つ上)だということで話が盛り上がり。そして、放送から1年経ってなお「もしかして、『TEEN! TEEN!』に出てました?」と聞かれる生き恥

 森博嗣ツンドラモンスーン』を昨年末の東京旅行中に読了していたことを書き忘れているような気がします、★★★★。