図書館は資料提供の自由を有する。

 5時起床、6時半に職員室入り。K塾のサイトから昨日の国語の問題をダウンロードし、超特急2倍速で解答する。うわっ、古文易しっ! というのが第1の感想(第2の感想は、3年連続で評論が「ですます調」本文なのか、というもの)。これは、国語の平均点が(全国でもF高でも)相当高く出ることになるでしょうね。
 7時半にタクシーで学校からK工大(文系受験会場)へ。理科基礎の試験が朝一番で行われるので、今日も文系の方が理系よりも朝が早いのです(理科基礎→数学→理系理科の順番なので、終わるのは理系がずっと後)。入場の生徒激励。社会科の試験の難度は分かりませんが、全体的に表情が明るかったのはやはり国語が易しかった(手応えが良かった)からでしょうか。
 K工大から一旦学校に戻り、その後徒歩で今度はK大学(理系受験会場)。入場の生徒を激励して送る(63回生浪人組とも4人ご挨拶が出来ました)。昨日は少なくない生徒から握手を拒否されたのですが、今日は国語が無いので安心して握手が出来ます。

 ……握手を拒否?
 とはどういうことかと言いますと。
 私は現役時代、センター試験の国語で(山田詠美の小説に屠られて)大失敗してしまい159点、全ての科目の中で最も得点率の低い科目が国語という黒歴史的結果を残してしまいました。
 教員「……で、何の因果かそれが国語教師になってしまいまして。そしたら何という偶然、高3の現代文を担当した56回生・58回生の国語の平均点がどちらも159点になってしまったのです! というわけで、試験会場入りする前に私と握手をしたら、国語の得点が恐らく159点に漸近することと想像されます。握手、如何致しましょう?」
 生徒「近寄るな」

 昼過ぎからは、職員室でず~っと今回の評論・小説の解答解説「速報」を作成。合間に、同窓同僚数学から頼まれた文書添削。「速報」は二次試験で国語が必要な生徒、及び不必要ながら欲しいと言った生徒、に配布。「速報」ですから内容は粗いですが、次年度以降高3現代文を担当することがあれば、その時の授業資料はこの「速報」を練り上げる形で作成します。

 夜は「もりき」でパスタと刺身と。日本酒は「奥」のにごり発砲(珍しい)、「竹林」、「農口」。
 昨年からK市の駐屯地でお勉強の幹部候補生A氏、短い滞在期間に「もりき」の日本酒に夢中になり休みの日ごとに通い続け。コミケ好きだということで初入店時に私と話が盛り上がって以来、お会いする度に親しくお話しさせていたのですが、今回の来店を最後に東武練馬に転勤、と。
 私「東武練馬、っつったら居酒屋『棟梁』が美味しいですよねぇ」
 A「あ、それ食べログで見ました。刺身が美味しいんですよね」
 私「で、飲みに出るなら池袋ってことになるのか。いいですよね、池袋っていっぱい良い店があるから」
 A「でも、焼き鳥の美味しいところはないですよね」
 私「あっ、分かってないなぁ。『韓二郎』って検索して下さいよ。レバー絶品だから」
 ……ってな話の流れで、お互いの連絡先を交換して、今度東京で飲もうね、って話に。履行されるのかどうかは分かりませんが、もしかしたら、ついに私、自衛隊さんのお友達が出来たりするのかしら。

 明日は自己採点です。夕方、受験を終えた文系生徒が何人か職員室に訪れて自己採点(解答が公表されている一日目の科目のみ)。国語の得点を5人ほど聞きましたが、学年平均は160点台の後半と見ました。さて、どうなるでしょうか。