あのしんぼうづよさが まぶしいのですか? じっとみてます

 2時半起床、お風呂に入って背広に着替えたら3時半。T-falで湧かしたお湯で珈琲を飲みつつ暖を取り、暖房要らずの書斎仕事(うちの書斎とベッドルームと和室と、冷暖房が無いんです)。東大(藤原新也)の添削を1時間、徒歩で学校に5時入りして2時間ちょい、7時半には得点集計まで全て終了。その後、東大・京大特講(どちらも最新15年の問題)の板書計画を終わらせて8時半の始業を待ちます。「日常性の維持」の滑り出しはこんな感じ。あ、入試期間で激太りかと思った体重は、被服で67.5㎏だったから+1㎏で済んでたみたいです。

 いやそれにしても、東大現代文(文理共通の第一問)の問五、120字問題の貯めに引かれた傍線部、今日講義する15年(池上哲司)のもそうなんですけれども、毎年毎年表現がイケメン過ぎて震えてくる程です。
 【この秘められた、可能性の自分に向かうのが、虚への指向性としての自分の方向性でもある】(15年)
 【風景こそ自己と世界、自己と他者がである場である】(11年)
 【矢を一本だけ持って的に向かう集中の中に白がある】(09年)
 【それゆえにこそ、第一人称が迎えんとする死こそ、人間にとって極限の孤絶性、仮借なき絶望の弧在を照射する唯一のものなのかもしれない】(02年)
 【世界がすべて今の、日本語に混じる世界になった】(01年)
 眼福。うっとり。Twitter界隈に東大傍線部botとかないんですかね。

 さて、昨日からの100枚の添削が2時半起きで終了したぜ特講板書計画完了済みだぜ始業バッチコイだぜ、と思ってたら職員室の入口にある添削提出BOXを見て唖然。「添削は翌(営業)日返却」を標榜しているお先生の提出BOXに、入試休みに解いた大量の過去問を一気提出の真面目が数人、で完全にパンク。特講2種類(東大23枚、京大15枚)の添削も急襲。大学の志望理由書添削も3人。地獄か。
 6限終了(15時30分)までに特講2種(東大の池上哲司、京大の阿部昭)を終わらせ、先ずは京大の添削をガシガシと17時まで。トイレに行くのが唯一の休憩、という状態ですれ違った同窓同僚数学、彼も任意提出の過去問洪水に溺れかけてる状態なんですけれども、数学「やっぱ高3のこの時期って辛いね~」 国語「このニュートン算には、解が無い」みたいな戯けたやりとりが出来てる間はまだマシなのよ。これがもうじき、軽口叩くのも億劫になるくらい疲れて(憑かれて)来るのよ。