風につづるしかなかった手紙 あなただけは読んで

 63回生浪人組の慶應大学小論文指導@天神、は「普通お前らがF校まで来い、なんじゃないですか?」と昨日進路講座のMくんから聞かれたんですけれども然に非ずで、往復2時間を捻出してる暇があったら勉強しやがれなんです(とか言いながら、昨日のIくんとは「人間~ジンカン~活動」としての雑談なんてしちゃいましたけど)。今日は14時・15時・16時の時間差で3人連続だから「お駄弁り」にはならないはず。正面から論文についてあれこれ喋ったら、意外に1時間なんてあっと言う間なんです。

 昨夜は2軒の博多はしご酒でしたが、割と健康な飲み方だったようで(「ハイチオールC」も効いて)5時の起床で健康体。朝の職員室で上記3人の小論文を添削して(B4プリント1枚のお手紙を書いて)、その他高3生の添削も色々。
 昼に職員室を出て電車で天神着が13時。ジュンク堂で趣味と仕事との境界が融解した背表紙読書(店内逍遙・渉猟)を40分、の後に最初の面談相手Bくんと待ち合わせ。

 喫茶店3軒をはしごか、なんて阿呆なことを一瞬考えたんですが、一つの店に時間差で呼び出せば良いだけですね。新天町の「ドトール」に2人で入店してカウンター隣同士。経済学部の過去問2年分(14年・15年)の添削を肴に(?)コーヒー。最近どう? なんて雑談も(ちょこっとだけ)挟みつつ、きっちり1時間で小論文の解説・今後のやり方のレクチャー。
 終了5分前、14時55分にお出でになった2番目のお相手Hくんには、お小遣い渡して飲み物とケーキとを買ってこさせ、その間にBくんは席を移動。入れ替わりに面談席に着席のHくんと、同じく経済学部の小論文面談指導はこれまた同じく60分ぴったりで終わるんですよね。15時には3人目の面談相手Hくんがご来店。飲み物を買ってこさせて2人目と席をチェンジです。さて、Hくんと一緒に来店の我らがA組Kくんは、「早稲田の社会科学受かりました~」と合格報告がてらの顔見せ。本人と、ご自宅への電話でお母様とに「お目出度う御座います」
 3人目Hくんとの面談は法学部と経済学部と。彼とは既に小論文面談を一度やっているので、書き方云々は抜きにして主に課題文の内容についての話を。

 3人が1時間ずつ、14時入店の「ドトール」をHくんと2人で出たのはきっかり17時です。17時8分の急行に乗ろうと西鉄へ歩く2人へ向かって歩いてくるのは63回生浪人3人組。「先生がおるって聞いたんで添削渡しに来ました~」ですって。
 今日の3人、私が交通費を使って私が3人分の喫茶料金払って私が小論文面談をして、という押せ押せのサービスなのに返礼が「新しい添削」ですからね。しかも帰りしなに別の浪人生からも「新しい添削」ですからね。だから地獄か、と。

 17時8分に天神を出た電車、Hくんは自習室のある駅で、私はK駅で下車。20分歩いて「もりき」に入店して独酌。今日は団体客が鴨のコースを注文していたので、突き出しに鴨葱が入っていました。運良く居合わせた場合にたまにお裾分けられることがあるのです、ラッキー。で、その団体さんは「もりき」常連にしてF校の先輩であるH先生(医師)ご一家だったのですが、H先生のお義父さまだと仰る方と初めましてのご挨拶を交わしたら何とF高の1回生だということ。レジェンドです、びっくり。
 ジビエ(またぎさんが山で撃ってきたイノシシ)料理のブラウンシチューを肴にギネスビール。その後は、イカ納豆を肴に日本酒。

 本日は本当にF校づいた一日でしたね。健康就寝。