舌の無い死霊に、しゃべれる訳がない。

 ゆっくり寝て、日常性の維持を(昨夜の夢のような非日常の余韻を味わいながら)ちょこっとずらして、8時前に出勤。職員室の男女比が変わってきたなぁ、というのを、机の上の紙袋を見ながら思う。朝昼抜きの生活ですが、しばらく間食は多くなります。
 午前中は、F校の(中学・高校)入試に合格した方々を対象とした合格者説明会。中学・高校合同で全体会が行われ、その後で中高に分かれて説明会が行われる流れ。私も、会場辺りをチョロチョロしながら見学。在校生・卒業生の弟・妹にあたる方が合格することも珍しくないですので、私とも顔見知りのお母様が何人かお出でになり、ご挨拶など。
 午後はず~っと添削。

 56回生・58回生の高3現代文を担当していた時(それぞれ8年前、7年前でまだ20代の頃)は、最悪徹夜で添削しても次の日の身体が何とかもったんですけれども、63回生・64回生の去年今年はそれをやる勇気がないですね。どうしても、睡眠時間だけは確保しないと身体がもたないような気がしてしまいます。去年秋の(東京での)置き引きのショックが尾を引いているんでしょうか。年をとっていってることは間違いないから、せめて仕事量を減らさず睡眠量を減らさず、を自分に課しておく必要があるんですね。必然的に趣味(読書)の時間が減りますが、これも3月までの辛抱です。文字自体を読む時間は、それがプロの書いた物を趣味として読む時間なのか、生徒が書いた答案を仕事として読む時間なのか、という違いはあれ変わってないからストレスはたまらないんですけれどもね。

 夜は、最近ちょっと訪問回数が増えた海鮮居酒屋「U」にて独酌(森銑三『傳記文學 初雁』を読みながら←最高)。このお店、ご飯が美味しすぎるから、つい明太子おにぎりというメニューを注文してしまうのです。酒飲んで炭水化物をとるのは良くないと思ってるんですけれども……。肴は、サバの炙り刺し・カレイの塩焼き。