夢でいつもの待ち合わせを 誰にも邪魔されず

 授業無し、会議無し。終日採点をガシガシ。高3の添削BOXに大書している私の肩書きは「添削堂」で、営業時間は5時~17時。(明日が3回目にしてラストの)テスト会の添削・中3の授業・出張、という3つの理由で休業をすることがありますが、基本的には無休(最初「無給」って変換されてキーボード叩き割りそうになりました)。「逆ニュートン算」と自嘲の添削は、しかし敵(っつったら失礼ですが、お受験生様方)が疲れたか私が慣れたか、本日の16時に遂に借金無しに持って行って仕事のエア・ポケット状態に。

 昼過ぎに最後の1枚、慶應大学小論文(総合政策)の添削を1時間ちょっとかけてやったやつを指定されたホテルのフロントにFAXして、「ノルマが全部捌けたっ! 奇蹟だっ! 明日のテスト会に全力注入じゃっ!」と歓喜の休息@進路指導室。珈琲なんて優雅なものを勤務時間に飲んで良いんでしょうか、「とか浮かれてるとね、職員室に戻ったらBOXに答案が溜まってたりするんじゃね?」という同窓同僚数学の呪いみたいな予言は見事に外れて職員室入り口の提出BOXは空~っぽ! とスキップ状態の私に職員室事務員さんが近づいてきて、「はい、先生にお手紙」と浪人生添削封筒×3人分。

 半泣きで添削している私と、その後ろを通り過ぎる(同じく添削ゾンビ状態の)同窓同僚数学。
 私「敵が学外におったわ」
 同「ご愁傷様」
 私「やっぱりさ、せめて自転車操業だよ。借金抱えた営業はダメよ」
 同「これ、あと何日続くんやっけ?」
 私「一週間」
 同「そんなやった? 入試直前って、出て来んくね?」
 私「22か23日に出た分は、添削して下見の時に東京まで持って行って渡す、って流れもあり得るから」
 というのが聞こえたのか高3初担当の世界史先生が遠くから「それは嫌だあっ!」と悲鳴。うんうん、2月の高3ブースっぽくなってきた。

 縁起は大事。
 先日面談をした63回生浪人組のIくんが、彼の高3時に担任の私が多久孔子廟で購入し配布した鉛筆を取っておき、それで先日のセンター試験を受けた、と教えてくれたのはとても嬉しかったです。浪人組への郵送封筒の宛先は、湯島天神のペンで書いています。

 こっちはお気楽な63回生。
 私大受験で上京中の後輩高3に飯を奢るから店の紹介を、と東大1年Eくんから頼まれ、やれ木場だ日本橋だ新橋だと候補地を挙げられたから「カマルプール」に「平田牧場」に「美登利寿司」にと紹介したのに、サークルだ飛行機だの時間が合わずに結局断念、というおそ松くんな幹事力はまだまだ甘い。「結局僕が今度お前に奢る店の候補を紹介しただけじゃねーか」と文句つけたら「ツンデレ!」って返されてこの満更じゃない感ときたら(新手のカツアゲだな)。

 添削が綺麗に捌けてるのでちょっと気が楽、夜は西鉄から電車15分の二日市往復、焼き鳥「月空」で独酌読書。ナンシー関の新刊(!)を読んでいたら、店長(63回生某氏お父上)から「宝島世代だから大好きでした」と言われました。私は宝島世代ではなくて、ナンシー世代ですね。それにしてもここの和牛タタキカルパッチョは美味。