凱旋門の股を見上げた

 後期の添削を続けているのですが、個人的に、前期の結果が発表される前日にはその生徒の後期添削をしないというルールを決めています。勿論、前期試験以後も弛まず後期に向けて勉強することは大切なのですが(実際に、それが出来る程度には強い人が通るんですが)、流石に前期発表前日に後期の添削をするのは「呪い」に近い行為のような気がして。
 前期発表後、合格していたらその添削は「する必要が無くて良かった」と(本当に添削をせずに)本人に返します(やって! と懇願されたら、後期の添削が本当に必要な人のものを優先するという条件で後回しにしてから添削します)。後期の添削が必要になった場合は、合格発表直後に添削をします。
 昨年度63回生の現代文を担当した時に、「日常性の維持」担当だったEくんだけは、東大前期発表の前日にどうしてもと言われて(その「日常性」への敬意で)添削しましたが、やっぱり赤・青ペンを入れている間の罪悪感が凄かったので、もうやらないぞ、と決めている次第。

 63回生浪人組Iくん・Kくんが提出していた後期添削が、本日の合格発表を以て不要になりました。もの凄く嬉しい(仕事が減ったからではないですよ、念のため)。
 本日は九大・一橋大を中心に合格発表の日。ということは、63回生浪人組(我ら文系A組)の合否も続々分かる訳でして。色々な生徒やお父様お母様と(メールだったり電話だったり直接会ったりして)お話。で、或る生徒のお母様とお話ししていた時にちょっと涙ぐんでしまったり、も。

 63回生のベテラン体育先生に「いよいよ九医の発表やな!」と言われて「九大の発表と言って」と返す、去年と同じやりとりの朝。
 昨年度3月8日(九大発表)の夜は高3担当の63回生担任団が不良だったので「取りあえず中締めやろ!」と全員で17時から「祝勝会」をやったのですが、64回生の担任団は節度があるのでそんな野蛮な行動は取らず。取ったのはやっぱり元63回生担任団の私だけで、仲良し某と2人で「もりき」で刺し盛・鴨ステーキ。偶然、社会科ベテラン先生もお出でになっており、歓談。